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未就学から雇用までをワンストップで支援する障害福祉ベンチャー「HIRAKUホールディングス」が1.5億円調達

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2023年12月27日、HIRAKUホールディングス株式会社は、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

HIRAKUホールディングスは、未就学から雇用までをワンストップで支援する「HIRAKUネット」システムを奈良県生駒市を拠点に地域密着で提供しています。

未就学児向けの運動療育事業、小中学生向けにWISCにもとづいた学習支援事業、中高生向けに就職準備事業、卒業後の就労訓練事業を展開しています。

さらに、HIRAKU JOBブランドとして障害者雇用を前提とした事業を自社で創出し、上記の事業と連携することで未就学から雇用までをワンストップで支援しています。

2023年12月時点で、飲食・美容・ITの分野で6つの事業を展開しています。

今回の資金は、人事・労務分野におけるスペシャリストの採用、評価・育成制度の構築などの人材開発に充当する予定です。


近年、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害(LD)など発達障害に対する理解・認知が進んでいます。

さらに、ソーシャルインクルージョン(社会的包摂)という考え方と合わさり、社会における発達障害の受け入れ方が徐々に変化してきています。

また、国内の障害者の人口は年々増加しているほか、障害区分ごとの求職者数も増加しており、障害者支援や障害者雇用のニーズが高まっています。

こうした背景のもとHIRAKUホールディングスは、運動療育特化放課後等デイサービスや、学習支援特化放課後等デイサービスなどの運営と同時に、自社で障害者雇用を前提とした事業を創出し、自立支援からその後の雇用までをワンストップで支援する仕組みの構築を目指しています。

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カテゴリ 有望企業
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