注目のスタートアップ

設備保全における目視巡回点検をリモート化するIoT・AIサービス「LiLz Gauge」を提供する「LiLz」が5.9億円調達

company

2023年4月28日、LiLz株式会社は、総額約5億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

LiLzは、アナログメーターなどの目視巡回点検をリモート化するIoT・AIサービス「LiLz Gauge(リルズゲージ)」を提供しています。

1日3回撮影で約3年間稼働する低消費電力IoTカメラを利用しており、電源工事・ネットワーク工事不要で簡単設置できることを特徴としています。

今回の資金は、防爆対応のIoTカメラの開発・量産化の推進、海外展開が可能なプロダクト開発、組織体制の構築に充当します。


工場などの現場では、いまだ多くのアナログな計器(メーター)が利用されています。

こうしたメーターはパソコン・ネットワークなどと連携できないものがほとんどであるため、人間が目視で確認し手入力するというアナログな作業が必要となっています。

さらに現場によってはノートパソコンやタブレットなどを持ち込むことが難しい場所もあるため、こうした場所がある現場では紙からパソコンへの転記作業も増えます。

つまり、現場におけるデータ・数値の取得は、現場のデジタル化の第一歩となる重要な取り組みといえます。

そのためアナログメーターから数値を取得し、クラウドで集約するシステムのニーズが高まっています。

IoTカメラは比較的安価で取り付けが容易であることから、アナログメーターのリモート化のシステムとして活用が広がっています。

またLiLzは、化学プラント・ガス業界でニーズの高い防爆対応のIoTカメラの開発により、化学プラント・ガス業界のデジタル化にも貢献することを目指しています。

IoTなどのテクノロジーは、これまで非効率的だった業務を大幅に効率化してくれる可能性があります。企業の利益を最大化するために重要な取り組みであるため、もし非効率的な業務があるのならば、最適なソリューションを探すことが必要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考になさってください。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI IoT LiLz LiLz Gauge アナログ カメラ メーター ものづくり リモート リルズゲージ 保全 巡回 工場 株式会社 点検 現場 製造業 計器 設備 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

地域の短期の仕事と地域を旅したい人をマッチングする「おてつたび」の運営元が資金調達
株式会社おてつたびは、資金調達を実施したことを発表しました。 地域の短期的・季節的な人手不足で困る事業者と、地域外の若者をマッチングするプラットフォーム「おてつたび」を運営しています。 このプラットフ…
月極駐車場管理SaaS「Park Direct」を運営する「ニーリー」が45.7億円調達
2024年8月8日、株式会社ニーリーは、総額45億7000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は102億円となりました。 ニーリーは、月極駐車場管理SaaS「…
日本とフランスで日本酒/SAKEを製造する「WAKAZE」が10億円調達
2023年1月11日、株式会社WAKAZEは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、宝ホールディングス株式会社と資本業務提携契約を締結し、業務提携に向けた協議を開始したことも発…
飲食店の余った料理とユーザーをつないで食品ロスを削減する「TABETE」展開の「コークッキング」が1.1億円調達
2022年1月31日、株式会社コークッキングは、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 フードシェアリングサービス「TABETE」を運営しています。 中食・飲食店舗において、ま…
IoT用小型ボードとプラットフォームの「obniz」シリーズ展開の「obniz」が2.1億円調達
2021年3月3日、株式会社obnizは、総額約2億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 あらゆるものをIoT化できるボード「obniz Board」や、「obniz Board」を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集