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自動配送ロボットを開発する「LOMBY」が資金調達

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2022年6月22日、LOMBY株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、ドローン産業に特化したベンチャーキャピタルであるDRONE FUNDです。

LOMBYは、自動配送ロボット「LOMBY」を開発しています。

コンテナそのものが自走するようなロボットで、遠隔操作・自律操作の両方への対応、安価な機体、専用の宅配ロッカーとの連携による積み下ろしの自動化を特徴としています。

2021年10月に、広島県北広島町において、宅配物と生鮮品などの自動混載機能や、宅配ロッカー間の配送の完全自動化の実証実験を実施しました。

今回の資金は、「LOMBY」の開発加速、来年度以降の量産を見据えた体制強化に充当します。

物流業界、とくにトラック輸送業界は、深刻な人手不足に陥っています。

今後も生産年齢人口の減少が予測されているため、根本的な人手不足が解消されることはないため、労働力をどう確保するのかが大きな課題となっています。

また、最終拠点から消費者の手元まで届ける役目であるラストワンマイル物流では、新型コロナウイルス感染症による小口需要が高まったことで業務負担が大きくなっています。

これらの課題を解決するためにはドローンの活用がもっとも有効であると考えられています。

EC最大手のAmazonは、2022年6月13日にドローン配達サービス「Amazon Prime Air」をカリフォルニア州ロックフォードで開始すると発表しています。

Amazonは空を飛ぶドローンによる配達の実現を目指しています。空という広大な領域を使えるため、最短距離で効率的に荷物を運ぶことができるというメリットがあります。将来的には、ドローンを利用した物流は空を活用するものになると考えられます。

しかし安全性の確保や承認を得るまでに困難な道のりがあり、地元住民の理解などの課題もあります。そのため空を飛ぶドローンによる配達サービスが実用化されるにはまだ時間がかかると考えられます。

LOMBYが開発している自動配送ロボットは地上を走行するものであるため、空を飛ぶドローンよりも安全性や承認の問題は少なく、まず配達ドローンとして実用化されるのは地上走行型になると考えられます。

ロボットやドローンの研究開発には潤沢な資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ LOMBY ドローン ラストワンマイル ロボット 株式会社 物流 自動 自動化 自律 資金調達 輸送 配送
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