創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2026年4月15日建設部材オンラインプラットフォーム「BALLAS SCM」を運営する「BALLAS」が24億円調達

2026年4月15日、株式会社BALLASは、総額24億円の資金調達を発表しました。
BALLASは、建設部材オンラインプラットフォーム「BALLAS SCM」を運営しています。
買い手として建設工事会社、売手として製作工場が参加するプラットフォームです。データセンター、物流施設、プラント・工場、商業ビルなどを構成する建設部材を設計開発・製造販売しています。
また、建設工事会社向けのプロジェクトマネジメントシステム「BALLAS LINKS」を4月に正式リリースしました。
現在、AI駆動型ソフトウェアの開発と、建設部材の設計モジュール(3Dモデリング)の開発に取り組んでいます。
建設業界の部材調達では、従来から「図面バラシ」と呼ばれるプロセスが大きな課題となってきました。
一般的な調達の流れでは、施工業者が元請会社の設計図をもとに、建具や使用材料、サイズなどの詳細情報を記載した施工図を作成し、この施工図が部材調達時の基礎資料として用いられます。
既製品で対応できない部材については、施工業者が工場に特注を依頼し、工場は施工図を読み解きながらオーダーメイドの部材を製作します。この際、工場側が施工図をもとに製作に必要な詳細図面(製作図)を作成する工程が「図面バラシ」と呼ばれています。
しかし、この図面バラシの工程では、施工業者と工場の双方が高度な専門性を持つがゆえに認識のずれが生じやすく、コミュニケーションの齟齬によって業務効率が低下することが業界全体の課題として指摘されています。
こうした課題に対処するため、BALLASは施工図をもとに施工および製作に適した製作図を効率的に作成し最適な工場を選定することで、必要な建設部材をスムーズに供給するサービス「BALLAS」を提供しています。
株式会社BALLASのコメント
このニュースを受けまして、株式会社BALLASよりコメントが届きました。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
オンラインプラットフォームのネットワーク効果最大化とAI化です。
具体的には新プロダクトであるプロジェクトマネジメントシステム、BIMなどとの上流設計連携を通じて、建設サプライチェーン全体をAI化していくプロダクト開発の強化・展開になります。
・今後の展望を教えてください。
今後は「AI-powered Supply Chain Platform」として、設計・製造・調達・施工を一気通貫で最適化する仕組みを拡張していきます。
個別最適に閉じていた建設の商流をデータで接続し、供給力そのものを引き上げる。結果として、業界全体の生産性と持続性を底上げする基盤づくりを進めていきます。
・読者へのメッセージをお願いします。
市場規模が大きく歴史が長い産業ほど、課題は奥深く、課題解決によるインパクトが大きいです。
私たちは建設業という伝統産業に対し、先人の取り組みをリスペクトしながらテクノロジーを実装しています。業界構造、ひいては社会構造を進化させる挑戦に、ぜひ関心を持っていただけますと幸いです。
シリーズ累計発行部数280万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、資金調達方法や補助金・助成金制度など、創業期をサポートするためのさまざまな情報を提供しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | BALLAS DX 建設 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年11月15日、トグルホールディングス株式会社は、総額5億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 トグルホールディングスは、不動産開発のデジタルインフラ「sketch」、デジタ…
2024年7月18日、ONESTRUCTION株式会社は、株式会社山陰合同銀行と日本政策金融公庫の協調により、1億円のデットファイナンスを行ったことを発表しました。 ONESTRUCTIONは、ope…
2025年10月2日、株式会社Univearthは、総額3億6000万円の資金調達を発表しました。 Univearthは、物流DXプラットフォーム「LIFTI」を運営しています。 ソフトウェアの提供や…
2024年2月19日、株式会社DigitalArchiは、資金調達を実施したことを発表しました。 DigitalArchiは、独自に開発した大型3Dプリンターを活用し、建築用樹脂製コンクリート型枠や内…
2025年3月7日、Vpon Holdings株式会社は、総額700万米ドル(約10億5千万円)の資金調達を実施したことを発表しました。 Vpon Holdingsは、先端のAI・ビッグデータ技術を駆…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
