注目のスタートアップ

無人型スマートパーキングサービス「Smooth Parking」を開発する「Smooth」が1000万円調達

company

2025年6月17日、株式会社Smoothは、総額1000万円の資金調達を発表しました。

Smoothは、無人型スマートパーキングサービス「Smooth Parking」を開発しています。

IPカメラとスマートフォンアプリを活用し、最小限の設備で駐車場の無人運営化を実現するサービスです。

カメラによる自動認識入出庫、シンプルなアプリ操作、ハンズフリー決済、リアルタイム空き情報などを特徴としています。

現在、複数の事業者・大学キャンパスなどと実証実験を進めています。

今回調達した資金は、初期導入拠点での実証実験(PoC)と自社システムの開発・改良に活用します。


コインパーキングは、都市部や観光地での駐車スペース不足を解消し、交通の円滑化に貢献する重要なインフラです。また、空き地や未利用地の収益化にも貢献しています。

一方、既存のコインパーキングは、違法駐車の存在や設備コストの問題を抱えています。そのため、こうした問題を解決するものとして、スマートパーキングが注目されています。

スマートパーキングとは、IoT技術を活用した駐車場管理システムのことです。リアルタイムでの空き状況確認や、キャッシュレス決済、入出庫の自動化、予約システムなどの機能を通じ、コインパーキングの利便性向上と、事業者の管理・運営コスト削減を同時に実現します。

とくにAIカメラやセンサーを活用した入出庫の自動化は、従来必要とされていたロック板の撤廃を可能にします。ロック板は、故障やメンテナンスの手間、不正出庫のリスクといった課題を抱えており、これを不要とする技術の導入は、コインパーキングの運営に大きな変革をもたらします。

株式会社Smoothのコメント

このニュースを受けまして、株式会社Smooth 代表取締役 泉 房之介氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

今回調達させて頂いた資金は、Smooth Parking のユーザー体験を高めるシステム開発、およびサービスをより多くの土地オーナー様・利用者様へお届けするための導入体制の充実に重点的に活用させて頂きます。

・今後の展望を教えてください。

Smoothは駐車場DXの会社ではありません。中長期的にはガソリンスタンドやテーマパークの入出庫など、車と決済が伴う場面において、すべての決済を自動化することを目標にしています。駐車場DXの会社ではなく、「スムーズなインフラを創出する会社」になれるよう精進してまいります。

・読者へのメッセージをお願いします。

この度は、Smoothに興味を持って頂きありがとうございます。まだ、スタートラインに立ったばかりの小さなスタートアップですが、若者のエネルギーと粘り強さに大きなバリューがあるチームだと考えています。引き続きシームレスなインフラの実装を現実にするため精進してまいります。ぜひ、応援頂けますと幸いです。

また、遊休地を活用されたい方、協業可能な不動産会社の皆様、弊社HPの「お問い合わせフォーム」よりご連絡いただけましたら幸いです。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Smooth Smooth Parking インスタントパーキング カメラ コインパーキング スマートパーキング パーキング 株式会社 無人 自動 資金調達 駐車場
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

光の力により構築物の錆・塗膜・有害物質を除去する「CoolLaser」を手がける「トヨコー」が資金調達
2024年4月30日、株式会社トヨコーは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社脱炭素化支援機構、りそなキャピタル8号投資事業組合です。 各社からの出資総額は2.5億円であり、今回…
サイバー・セキュリティ事業展開の「エーアイセキュリティラボ」が資金調達
2020年7月13日、株式会社エーアイセキュリティラボは、資金調達を実施したことを発表しました。 AIによりセキュリティ診断を行う「AI診断」の提供やサイバー・セキュリティ関連のコンサルティングと、S…
「MICIN」が医療機関の外来診療向けキャッシュレス決済サービス「クロンスマートパス」をリリース
2022年9月20日、株式会社MICINは、新サービス「クロンスマートパス」の提供を開始したことを発表しました。 「クロンスマートパス」は、事前にクレジットカードや保険証を登録しておくことで、医療機関…
「gaz」がセミオーダー型Web制作事業「Templay」を提供開始
2022年12月20日、株式会社gazは、セミオーダー型Web制作事業「Templay(テンプレイ)」の提供を開始したことを発表しました。 「Templay」は、メインビジュアルや特定のセクションなど…
ジョブ型制度向け人事システム「JOB BASE」開発の「Ex-Work」が資金調達
2021年4月19日、株式会社Ex-Workは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、「JOB BASE(ジョブベース)」の事前登録を開始したことも併せて発表しました。 「JOB BASE」は…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集