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2024年12月10日中小・ベンチャー企業向けの管理部門BPaaS「コラボ」を展開する「Wewill」が2.46億円調達

2024年12月9日、株式会社Wewillは、総額2億4600万円の資金調達を実施したことを発表しました。
Wewillは、中小・ベンチャー企業の管理部門の生産性と信頼性を向上させるBPaaS「コラボ」を展開しています。
経理・労務・法務事務などの管理業務を、まとめてWewillのエキスパートたちが担うBPaaSです。日々の業務執行だけでなく、業務改善からSaaS導入まで継続的にバックオフィスを最適化することが可能です。
今回の資金は、「コラボ」のコンサルタント増強や、社内教育体制・品質管理体制・営業体制の強化などに充当します。
バックオフィス業務やコーポレート業務は、企業の運営を支える重要な役割を果たしていますが、創業直後の企業ではその整備が後回しにされることがよくあります。そのため、起業家自身や少人数の担当者がこれらの業務を担い、負担が集中するケースが少なくありません。
経営者がバックオフィス業務に多くの時間を割くと、企業の成長に不可欠なコア業務に十分なリソースを投入できなくなる問題が生じます。また、成長期に入った際、請求や契約手続き、人事労務管理といった業務でトラブルが起こるリスクも高まります。バックオフィスの基盤が整っていない場合、これらの問題が企業の成長を妨げる要因となることがあります。
こうした背景から、創業期の企業を対象にバックオフィス体制の構築を支援するサービスが増えています。たとえば、請求書発行や勤怠管理などの業務を効率化するSaaS、バックオフィス業務を専門家に委託できるアウトソーシング(BPO)、税務や法務の課題を解決するために士業に相談できるプラットフォームなどが挙げられます。
Wewillはこの領域で、管理部門を効率化するBPaaS「コラボ」を展開しています。
BpaaSとは、SaaSとBPOを組み合わせたサービスです。BPOの強みにプラスして、SaaSによる業務効率化やデータの蓄積などのデジタル化を行い、BPOの安価な提供や、効率的なサービスの提供、導入企業のデジタル化の促進などを実現します。
創業期から経営の土台となるバックオフィス体制を構築することで結果的に業務が円滑になり、より多くの利益を上げられることになります。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、アウトソーシングの導入方法や、外注の活用法について詳しく解説しています。
また、企業の成長においては資金調達が重要です。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
カテゴリ | 有望企業 |
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