注目のスタートアップ

家計簿プリカ「B/43(ビーヨンサン)」を提供する「スマートバンク」が29.3億円調達

company

2024年11月12日、株式会社スマートバンクは、総額29億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

2024年4月に実施したデットファイナンス11.5億円とあわせ、シリーズBラウンド 1stクローズの資金調達を完了しました。

今回の資金調達により、累計調達額は70.8億円となります。

スマートバンクは、家計簿プリカ「B/43(ビーヨンサン)」を提供しています。

「B/43」は、プリペイドカードと家計簿アプリを組み合わせたサービスです。毎月の予算をプリペイドカードにチャージして支払うことで、アプリに支出明細がリアルタイムに反映されます。これにより支出管理を効率化できます。

クレジットカード・銀行口座連携機能や、AIレシート読み取り機能の実装など、プリペイドカード以外の支出も管理できるよう機能拡充を進めています。

また、夫婦や同棲カップルなど向けの「B/43ペアカード」や、親子向けの「B/43ジュニアカード」も提供しています。

今後、余剰資金の創出に貢献する家計改善サービスの開発・提供を目指しています。具体的には、生成AIを駆使し、ユーザーの目的や支出状況に応じて、家計の改善に伴走するAIアシスタントサービスの提供を予定しています。

今回の資金は、採用・組織体制の強化に充当します。


お金は生活にとって重要な要素であり、家計管理も大切なものとして広く認識されています。しかし、各種調査によると、家計簿をつけている人はおよそ半数程度にとどまり、また、家計簿をつけても続けられず脱落してしまう人も多いとされています。

家計簿は家庭の支出を管理し、支出状況を可視化する重要なツールですが、記入項目が多く、手間がかかるため継続が難しいという課題を抱えています。この課題を解決するものとして、レシートの撮影や銀行口座との連携で自動的に家計簿を作成できるアプリなど、デジタルツールの利用が注目を集めています。

また、共働き世帯の増加に伴い、こうした世帯のニーズに対応できる機能を備えた家計簿アプリの需要も高まっています。共働き世帯では、収入の違いや家庭ごとの支出負担ルールなどにより、家計管理が複雑になることが多いためです。そのため、家計簿アプリには、こうしたニーズに応える機能の重要性が高まっています。

スマートバンクは、プリペイドカードと家計簿アプリを組み合わせた家計管理サービスを提供しています。これにより、決済方法をプリペイドカードに一元化し、より便利でシンプルな家計管理体験を提供しています。

事業を行う際にも正確な帳簿をつけることが重要ですが、アナログな帳簿では多くのミスが発生します。また過去のデータを確認し、分析することにも手間がかかります。したがって会計ソフトを導入し、効率化を図ることが重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、おすすめの会計ソフトや、その導入方法について詳しく解説しています。

また、別冊の「資金調達手帳」では、融資やVCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する知識を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ B/43 Fintech アプリ お金 カップル スマートバンク ビーヨンサン プリカ プリペイドカード リアルタイム 予算 夫婦 家計簿 支出管理 株式会社 資金 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

デジタルIDとオンライン本人確認eKYCを展開する「TRUSTDOCK」が15億円調達
2023年5月17日、株式会社TRUSTDOCKは、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 TRUSTDOCKは、eKYC本人確認サービス「TRUSTDOCK(トラストドック)」や、あら…
「SDFキャピタル」のスタートアップ・デットファンドがセカンドホームのサブスクリプションサービス「SANU 2nd Home」を展開する「Sanu」に融資実行
2023年3月31日、SDFキャピタル株式会社は、運営するスタートアップ・デットファンドを通じ、株式会社Sanuに融資実行したことを発表しました。 Sanuは、セカンドホームのサブスクリプションサービ…
リアル・オンラインセミナー「昭和企業からの脱却!人材の力で伸びる会社になるための人事制度5つのポイント」
大阪中小企業投資育成株式会社は「昭和企業からの脱却!人材の力で伸びる会社になるための人事制度5つのポイント」の開催を発表しました。 時代が変わり、昭和型の企業から脱却し、社内の人材の力で伸びる会社にな…
チャットボットにより新たな接客体験・購買体験を届ける「ジールス」を展開する「ZEALS」が50億円調達
2022年5月12日、株式会社ZEALSは、総額50億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ZEALSは、チャットコマース「ジールス」を展開しています。 AIチャットボット×コミュニケーションデ…
光超音波3D/4Dイメージング装置開発の「Luxonus」が4.3億円調達
2021年9月10日、株式会社Luxonusは、総額約4億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 独自の光超音波技術を用いた3D/4Dイメージング装置を開発しています。 無被曝かつ造影…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集