創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年10月10日初期スタートアップ向けミニマム人事立ち上げサービス「ツクチム」を提供する「株式会社C」が資金調達
2024年10月2日、株式会社Cは、資金調達を実施したことを発表しました。
また、「ツクチム」を正式リリースしたことも発表しました。
「ツクチム」は、初期スタートアップ向けミニマム人事立ち上げサービスです。
専任人事のいないシードからシリーズA前のスタートアップを対象に、月額10万円~でジョインし、企業に応じた採用の仕組みを構築し、人事を立ち上げるサービスです。
AIによる効率的なタスク処理と、専門知識・経験を組み合わせることで、高品質なサービスを低コストで提供しています。
今回の資金は、「ツクチム」の事業拡大や、組織体制の強化に充当します。
中小企業庁の調査では、創業期の企業が直面する課題としては、第一に資金調達が挙げられ、次いでノウハウの蓄積や人材確保などの人的面であることが示されています。
そのため、人事の存在は創業期から重要なのですが、多くの場合は人事に関して専門知識を有していない創業者(経営者)が兼任している場合が多く、その後成長期にさしかかった際に、人事に関する課題が顕在化するというケースが多く見受けられます。
とはいえ、この時期の企業はフルタイムの専任人事を雇用できるだけの資金力がないこともあり、人材を獲得できず、成長に歯止めがかかってしまうという問題が生じることもあります。
Cはこうしたシード期~シリーズA前のスタートアップにおける人材採用・人事に関する課題を解決するため、ミニマムな人事立ち上げサービス「ツクチム」を提供しています。
株式会社Cのコメント
このニュースを受けまして、株式会社C 代表取締役 井端 裕輝氏よりコメントが届きました。
C,Inc.は人と事業/組織とAI・AGIとの共創をテーマにしたスタートアップです。労働人口減少の中で、テクノロジーやまだ解明されていない新たな知(理論や実践知)を活用して、人や組織のフェーズごとの成長や価値の解放の仕組みを検証していきます。ミッションは「中小企業のAI利活用におけるお手本の企業になる」、ビジョンは「次世代のHR、人事をつくる」です。
株式会社C 代表取締役社長CEO
2014年、小学校教諭として就職。県下初任者代表授業に選出。2017年、リクルートライフスタイルに転職し、旅行統括部の広告営業を担当。AI活用商品の販売で全国売上1位を獲得。2019年に独立。HR系スタートアップで事業開発に従事し、累計約300社のSMB、エンタープライズ企業の営業および採用支援を担当。2020年、株式会社Cを創業。AIスタートアップなどのHR/HRBPとして戦略策定から携わる。2024年10月にツクチムを正式リリース。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
主に2つあります。
1つ目は、これまでクローズドで提供していた「ツクチム」の正式リリースとその事業拡大です。ツクチムはサービス内で様々なソリューションを提供しているため、より一つ一つのソリューションの磨き込みを行います。
2つ目は、組織体制の強化です。より多くの企業に持続的により良いサービスを提供できる組織体制を作ります。
これらを通じて、私たちのミッションである「次世代のHR、人事をつくる」を加速させていきたいと考えています。
・今後の展望を教えてください。
ツクチムをさらに多くの企業様にお届けし、初期スタートアップの人事・採用課題の解決に注力してまいります。その他にも下記のようなことに取り組み、ミッションビジョンの早期実現を目指してまいります。
・AI技術と人間の専門知識を組み合わせたハイブリッド体制のさらなる検証
・人事アドバイザーの拡充やサービスの継続的な改善
・「中小企業のAI利活用のお手本の企業になる」の実現
・パートナーシップ制度
・AI Poweredプロダクト展開
・読者へのメッセージをお願いします。
初めまして、株式会社Cの井端と申します。
「中小企業のAI利活用のお手本の企業になる」というビジョン、「次世代のHR、人事をつくる」というミッションに真っ直ぐに事業を展開しております。
私たちツクチムは、初期スタートアップの人材採用と組織づくりの難しさに向き合っています。
自分自身も、人を大切にする会社づくりと、何でも屋のようなあまりにも多いタスク量を踏まえた「経営者の時間の使い方」の難しさを身をもって経験しています。
だからこそ、より多くのスタートアップに花開いてもらえるよう、課題に寄り添い、共に解決策を見出していきたいと考えています。
ぜひ、ツクチムの取り組みにご注目いただき、一緒に未来の働き方を築いていけることを楽しみにしています。
人材の採用は企業の成長にとって重要です。創業期の人材採用は大きな投資となるため、しっかりと準備をして取り組むことが肝心です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期における人材採用のノウハウを詳しく解説しています。
また、事業成長を目的とした人材の獲得にあたっては資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | BtoB C オールインワン スタートアップ ツクチム ミニマム 人事 創業期 専門 採用 採用強化 月額 株式会社 正式リリース 知識 立ち上げ 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年5月10日、DataLabs株式会社は、総額4億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 DataLabsは、点群・三次元モデルをベースとしたクラウド型コミュニケーションツール…
2019年9月26日、Guidable株式会社は、総額7,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 在留外国人向けプラットフォーム「Guidable」を運営しています。 外国人向け求人サービ…
2021年2月9日、株式会社S-fleageは、「SEO健康診断」を発表しました。 「SEO健康診断」は、SEO状況の分析と改善案の提案を無料で行うサービスです。 自社に最適なSEO対策を知れることや…
2023年4月14日、ナロ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ナロは、日本の食・アニメ・漫画・伝統文化を中心にあらゆる道の達人の哲学やスキルを世界に発信するオンデマンドビデオ講座「Na…
2024年8月9日、株式会社Spacewaspは、総額5100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Spacewaspは、植物廃棄物を原料にした内装素材の開発・製造と、その素材を用いた内装空間…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…