近距離の出張に!お得で快適な「LCC活用術」
「安かろう悪かろう」とは言わせません!LCCのイメージを変える、新星バニラエアの特徴とは?
(2014/06/13更新)
心も少し楽しくなる「出張」ですが、創業期は、コストを抑えるのを忘れてはなりません。
賢く節約し、楽しく出張する方法はないのでしょうか。
ANAホールディングスが100%出資するLCCとして、2013年12月から運航を始めたバニラエアの広報、中鉢氏に話を伺いました。
今や「ビジネスマンもLCC」の時代
飛行機で移動をする際、みなさんはどのように航空会社を乗り分けていますか?
近年、長距離移動は大手航空会社を利用し、中~近距離の移動はLCCを利用する人が増えています。
LCCとはローコストキャリアの略称です。業務の効率化によるコスト削減で低運賃を実現する航空輸送サービスを指します。
LCCというと、これまでは発着遅延などが目立ち、ビジネス利用はやや避けられてきました。
しかし今では、定時に離陸し定時に到着する確率は90%を超える(バニラエア2014年4月度)など、ビジネス利用も快適になりつつあります。
LCCの新星バニラエアの特徴
LCCにも様々な航空会社があります。今回取材したバニラエアは、それらの中でも新しい航空会社です。
リーズナブルな価格はもちろん、従来のLCCと異なる特徴が3点あります。
- 預ける手荷物は20キロまで無料
- 4人以上で同時予約すると全員10%オフになる「みんなで割」
- 予約購入は搭乗の直前までOK、日にち変更や払い戻しも可能
これまでのLCCは、低価格の実現のため手荷物は有料が主流でした。
しかしバニラエアでは、手荷物が20キロまで無料(コミコミバニラ・シンプルバニラの両プラン場合)です。
また、4人以上の同時予約で全員10%オフになる「みんなで割」というサービスもあります。
ビジネスシーンでは複数人数での出張の際などに活用するとよいでしょう。
さらに便利なのは、予約購入・変更が直前まで可能なことです(バニラエアの場合:国内線は出発予定時刻の40分前まで。国際線は60分前まで。ただし、チェックイン後を含む、それ以降の変更手続きはできません)。
また、同社のコミコミプランというプランでは、日にち変更だけでなく払い戻しも可能です。
急な出張や日程の変更などがあり、フレキシブルな対応を迫られるビジネスマンには有り難いですね。
このようにLCCも日々変化をし続けています。
LCCを賢く利用するには?
LCCを利用する際に気をつけたいのは、発着する空港の場所です。
例えばバニラエアのように、東京の出発は羽田ではなく「成田空港」の場合があります。
ただ、成田と聞くと遠そうに感じますが、東京駅や銀座などからバスで乗り換えなしに行く事ができます。しかも10分に1本という利便性です(※ 詳しくは同社WEBページをご覧下さい)。
もう一つ気になるのは、低価格であるが故の安全性です。
これについてバニラエアの広報中鉢氏は「バニラエアの飛行機は、新造機を導入しています。ですから、中古機と比べ、故障も非常に少ないです」と語っています。
新造機の導入に加え、安全面を徹底的に管理しているため、結果的にメンテナンス費用も抑えられているのです。
安くチケットを購入する方法も聞いてみました。
「チケットをより安く買うには、航空券に関するお得な情報などを配信するメールマガジンへ登録していただくと良いです。またチケットの価格は空席数によって日々変化しているので、できるだけ頻繁にチェックしていただくとよいと思います」
最近はビジネスマンのLCC利用も多いといいます。
「スーツを着ているお客様も最近は多いです。ビジネスマンの方が『この間も利用したけれどよかったよ、また来るね』と声をかけて下さったりもします」
今回、特別に見せていただいた社内には、コスト削減のため、各部署のデスクが全てワン・スペースに入っていました。
窮屈かと思いきや、逆に部署間の隔たりがなくなりコミュニケーションが活発化したといいます。
フラットな社風による社員同士の密なコミュニケーションが、リーズナブルでありながら安心・安全・信頼のサービスを生み出す原動力になっているように感じられました。
(取材協力:バニラエア)
(編集:創業手帳編集部)