注目のスタートアップ

ウェアラブルな生体センシング用エコープローブを開発する「サーモンテック」が1億円調達

company

2024年6月18日、株式会社サーモンテックは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

サーモンテックは、ウェアラブルな生体センシング用エコープローブを開発しています。

薄くて柔軟性があるため身体の曲線に沿って曲げることが可能であるため、骨張った部位や入り込んだ部位でも患者に負担を掛けることなく利用することができます。また、身体に貼ったままにできるため、負担なく長時間撮影を行うことができます。

現在、この技術を最大限に活用できるシーンを探索しつつ、製品販売を目指して開発を進めています。

今回の資金調達により、医療機器・ヘルスケアの事業化を加速します。


エコープローブとは、患者の身体の内部を撮影するエコー機器において、患者の身体に直接当てる部分のことです。単にプローブと呼ばれることもあります。

現在普及しているエコー機器のプローブは、小売店のレジで用いられているバーコードリーダーのようなものが主流で、検査担当者がプローブを持ち、検査したい場所に押し当てて撮影を行います。

エコー検査は妊娠時において胎児の様子を把握するために利用されていることがよくイメージされますが、そのほかにも幅広い臓器や疾患の検査で利用されており、また患者への負担が少ないことから、多くの医療機関において臨床での欠かせないツールとなっています。

一方、現在のプローブは手に持ちながら患者の身体に当てる必要があるため、長時間の撮影時は検査担当者に相応の負担がかかります。またプローブも硬いため、当てる部位によって患者に不快感や痛みが生じることがあります。

サーモンテックはこうしたプローブが抱える課題を解決するため、柔軟で貼り付け可能なプローブを開発しています。

事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB ウェアラブル エコー エコープローブ サーモンテック センシング プローブ 医療 医療機器 株式会社 生体 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

住宅ローン・プラットフォーム運営の「iYellグループ」が都市銀行・ネット銀行・地方銀行・信用金庫を含む15社と提携
2020年12月11日、iYell株式会社は、子会社の住宅ローンの窓口株式会社が、みずほ銀行など、新たに15社と提携を開始したことを発表しました。 iYellグループは、家を買いたい人、家を売りたい事…
オーダーメイドの生成AIチャットシステムを提供する「カサナレ」が4,000万円調達
2023年7月6日、カサナレ株式会社は、約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 カサナレは、企業向けの生成AI導入支援と、各社専用にカスタマイズ可能な生成AIチャットシステム「Kas…
発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」開発・製造の「DAIZ」が「農林中央金庫」から出資受け入れ
2021年3月25日、DAIZ株式会社は、農林中央金庫からの出資を受け入れたことを発表しました。 DAIZは、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造しています。 大豆の発芽という生理現象を…
「OMOエンターテイメント」によって人流を創出するサービスを開発する「ジオフラ」資金調達
2023年12月7日、ジオフラ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、W株式会社、株式会社ドーガン・ベータ、NOW株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社です。 「OMOエ…
自治体と協定企業をつなぐ防災DXサービス「B-order」シリーズを提供する「プライムバリュー」が1.3億円調達
2023年9月6日、プライムバリュー株式会社は、総額1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 プライムバリューは、自治体と協定企業をつなぐ防災DXサービス「B-order」シリーズを…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集