「モーダルシフト等推進事業」補助金

subsidy

国土交通省は「モーダルシフト等推進事業」の募集について発表しました。

物流の革新に向けた政策パッケージにおいて物流GXや物流効率化を強力に促進するとしていることも踏まえ、モーダルシフト等の物流効率化を図る取組において、「協議会の開催等、物流総合効率化法に基づく総合効率化計画の策定のための調査事業に要する経費」や「認定を受けた総合効率化計画に基づき実施するモーダルシフト及び幹線輸送の集約化、過疎地域のラストワンマイル配送の効率化、中継輸送の初年度の運行経費」に対して支援を行うとともに、省人化・自動化に資する機器の導入に対して支援を行います。

対象事業

物流総合効率化法に基づく総合効率化計画策定のための調査事業:総合効率化計画策定事業
物流総合効率化法の総合効率化計画に基づき実施する事業:モーダルシフト推進事業、幹線輸送集約化推進事業、過疎地域のラストワンマイル配送効率化推進事業、中継輸送推進事業

公募期間

2024年4月16日(火)~2024年6月7日(金)17:00


気候変動対策の一環として、企業では脱炭素化の取り組みが進められています。

こうした状況下で、物流業界ではモーダルシフトという取り組みが注目されています。

モーダルシフトは、トラックなどの自動車による貨物輸送を、環境負荷の低い鉄道や船舶に転換する取り組みのことです。

国土交通省によると、2021年度における日本の部門別二酸化炭素排出量のうち、運輸部門からの排出量は17.4%を占めており、自動車は運輸部門の86.8%とかなりの割合を占めています。

そのため、物流業界の脱炭素化、とくに自動車からの転換は、二酸化炭素削減に大きく貢献できるため、物流における脱炭素化の取り組みの重要性が高まっています。

また、物流業界では、小口配送の増加などにより業務負担が高まっている一方で、人手不足が進行していることから、効率的な輸送方法の確立が必要とされています。とくに重要なのが、「2024年問題」という大きな問題に直面していることが挙げられます。

2024年問題とは、働き方改革関連法により、2024年度からドライバー1人あたりの時間外労働が年960時間に制限されることによって生じる各種の問題のことです。

たとえば時間外労働の制限によって、ドライバー1人が担っていた長距離輸送を見直す必要が生じます。

そのため、300km以上の輸送については、鉄道・航空・船などへの転換や、中継地点を活用した中距離輸送の導入によって対応しなければなりません。

このような背景のもと、国土交通省は「モーダルシフト等推進事業」などの補助事業により、持続可能な物流体系の構築を支援しています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ モーダルシフト モーダルシフト推進事業 モーダルシフト等推進事業 中継輸送推進事業 交通 助成金 国土交通省 幹線輸送集約化推進事業 物流 総合効率化計画策定事業 補助金 輸送 運輸 過疎地域のラストワンマイル配送効率化推進事業
詳細はこちら

モーダルシフト等推進事業

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「住宅確保要配慮者専用賃貸住宅改修事業」補助金
一般財団法人住宅保証支援機構は、「住宅確保要配慮者専用賃貸住宅改修事業」について発表しました。 住宅に困窮する子育て世帯や高齢者世帯等の住宅確保要配慮者の増加に対応するため、民間賃貸住宅や空き家を活用…
運送会社同士の敷地のシェアサービス「ドラ基地」が4/1にリリースへ
2022年3月9日、株式会社スペースは、「ドラ基地」のβ版を2022年4月1日にリリースすることを発表しました。 「ドラ基地」は、運送会社同士の敷地シェアサービスです。 駐車場・荷下ろし場・フォークリ…
【11月15日締切】「雇用就農資金(雇用就農者育成・独立支援タイプ、新法人設立支援タイプ)」第3回募集
令和6年度第3回「雇用就農資金(雇用就農者育成・独立支援タイプ、新法人設立支援タイプ)」のご案内です。 2024年10月15日(火)から、農業法人等が就農希望者を雇用して農業就業又は独立就農に必要な実…
「地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業補助金(地域戦略人材確保等実証事業)」
2023年4月17日、経済産業省は、令和5年度「地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業補助金(地域戦略人材確保等実証事業)」に係る補助事業者の公募について発表しました。 民間事業者等が複数の地域企…
IT導入補助金2023「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)」(2次締切分)補助事業者を採択
独立行政法人中小企業基盤整備機構は、IT導入補助金2023「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)」(2次締切分)の補助事業者を採択したことを発表しました。 IT導入補助金「デジタル化基盤導入…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集