注目のスタートアップ

Groovement 浴野 真志| フリーコンサル向け案件紹介マッチングプラットフォーム「Strategy Consulting Bank」で注目の企業


フリーランスのコンサルタント向けの案件紹介マッチングプラットフォーム「Strategy Consulting Bank(SCB)」で注目なのが、浴野真志さんが2021年2月に創業した株式会社Groovementです。

コンサルタントが独立をしようとするとき、クライアントの獲得や収入の不安定性などにより軌道に乗るまで難しい場合があります。またコンサルタントを活用したいけれど、優秀な人材の探し方や費用などの不安がある企業も少なくありません。

そんななか、フリーコンサルとクライアント双方の問題点を解決をし、圧倒的に高いマッチング精度を誇るフリーコンサル向け案件紹介マッチングプラットフォーム「Strategy Consulting Bank」が注目を集めています。

株式会社Groovement代表の浴野 真志さんに、事業の特徴や今後の課題についてお話をお聞きしました。

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・この事業の特徴は何ですか?

Strategy Consulting Bank(SCB)は、フリーコンサル向け案件紹介マッチングプラットフォームです。

外資系ファーム出身の優秀なフリーランスのコンサルタントが多数登録しており、コンサルタントの方には希望の条件にマッチした案件を、企業様には課題に応じて最適なコンサルタントをご紹介しています。

SCBは成長戦略、マーケティングなどの「事業戦略系」を強みとしつつ、DX、経営管理、業務設計、業務要件定義、ベンダー管理などの「業務・PMO系」や「IT系」などの幅広い領域に対応することができます。

IT系に特化したサービスとして、IT Consultant Bank(ICB)といったサービスもローンチしています。

・どういう方にこの事業を知ってもらい、活用してもらいたいですか?

大手ファーム出身でフリーコンサルとして活躍したい方々ならびに、以下の様なお悩みを抱えている事業会社やコンサルティングファームの方々に使っていただきたいと考えています。

■ 経営課題の解決に向けた社内プロジェクトで、マネージャーを任せられる人材や、専門的なスキル・ノウハウを有する人材がおらず、なかなか採用も進んでいない

■ 社内では解決が難しい課題があるが、コンサルティングファームに頼むほどの規模や予算感ではない

■ 社内で要員が不足しているが、一時的な課題であるため、社外人材の活用で補いたい

大手ファーム出身で業界に精通しているアドバイザーがマッチングを担当するので、マッチング精度が非常に高いと自負しています。

・この事業の解決する社会課題はなんですか?

近年急発展したコンサルティング業界が抱えている負の課題を解決したいと考えています。

日々プロフェッショナルの存在価値が高まっている一方で、社会全体として、優秀なプロフェッショナルがスキルに見合った報酬を得ながら思い描いた様に活躍できる“場”の提供は追いついておらず、独立へのハードルは高いままです。

一方でコンサルティングフィーの高騰が続き、事業会社の課題解決にも莫大なコストがかかっています。その様な中で、私たちは「次代を牽引する革新的なプロフェッショナルサービス」を生み出していきたいと考えています。

・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?

当初は自身もフリーコンサルとして稼働をしながらの起業だったため、その両立が大変でした。

苦しくはありましたが、次第に組織が大きくなっていき、自分よりも優秀なメンバーが次々にジョインしてくれたことで、一人当たりの負荷が下がっていき安定化しました。

大変ではありましたが、フリーコンサルとしての収入があり、会社のキャッシュフローが常に安定していたことはメリットだったと思います。

・今の課題はなんですか?

採用です。

まだまだ成長途中のスタートアップのため、即戦力人材を求めているのですが、コンサルティング業界への理解があり、かつ弊社のミッションやビジョンにも共感してくれる方を見つけるのは難しいなと日々感じています。

・今後、どのような会社、サービスにしていきたいですか?

社内のメンバーにも顧客にも愛される会社・サービスを作っていきたいと思っています。

世の中に必要とされる会社ような会社、サービスを目指していきます。

・読者にメッセージをお願いします。

いつか独立・起業を考えている人に向けてになりますが、事業はやはり難しいです。

しかし、年々独立へのハードルは下がっているように思います。

例えば、起業する際に弊社のサービスを活用して、平行してフリーランスコンサルタントとして案件を受注しながら事業をやっていくという形は理想的ではないかと思います。また仮に事業に失敗したとしても、良いキャリアになると思います。

スキルを磨くことができますし、キャッシュも安定化するので、そこで貯めたキャッシュを事業に回せば、より良い形で巡るのではないかと思います。

会社名 株式会社Groovement
代表者名 浴野 真志(えきの まさし)
創業年 2021年02月
社員数 15名
所在地 東京都渋谷区
サービス名 Strategy Consulting Bank(SCB)
IT Consultant Bank(ICB)
代表者プロフィール 神戸大学経済学部卒。デロイトトーマツコンサルティング、フィールドマネージメント(現:FIELD MANAGEMENT STRATEGY)にて、主にグルメサイト/エンタメ/化粧品通販などB2C領域におけるマーケティング戦略、新規事業の検討、各戦略の実行支援に従事。
クライアント常駐を通じた中長期でのコンサルティング提供機会も多く、戦略策定の上流から実行まで一気通貫したサポートを提供してきた。
2021年に株式会社Groovementを創業し、代表取締役に就任。
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