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EV充電サービスを手がける「ユアスタンド」が資金調達

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2023年12月15日、ユアスタンド株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

ユアスタンドは、EV充電器の導入、運用サービスを展開しています。

マンションなどの集合住宅への導入においては、相談の受付から、現地調査、管理会社を通じた理事会・大家への提案、充電スタンドの設置、アプリでの運用サポートを一括で手がけています。

設置した充電器は、独自開発のIoTコントローラーを通じてアプリからの運用ができます。ユーザーは手持ちのスマートフォンから予約や利用料金の決済を行うことができるほか、利用料はマンションによって1時間単位でユーザーが自由に設定できます。利用料金はユアスタンド経由で理事会や大家に支払われます。

法人のEVスタンド導入においては、アプリを通じた充電管理によって、電気設備への費用削減や、電気代の安い夜間での予約充電などによって基本料金上昇の抑制などを実現します。

今回の資金は、新規事業開発に充当します。


日本では、環境対策、カーボンニュートラルの実現、エネルギー安全保障の向上、国際的な規制への対応などのため、電気自動車(EV)の普及が推進されています。

一方、日本ではEVの普及が他国よりも遅れており、普及に向けた取り組みが求められています。

国内でEVが普及しない主な要因としては、充電インフラの整備が遅れていることが挙げられます。

たとえば、マンションなどの集合住宅に住むEVユーザーは、自宅に充電設備を設置できないケースがあります。駐車場に充電設備を導入するには管理組合などの承認が必要なのですが、費用負担や利用金額の可視化などが難しいことが理由で、承認が得られないことがあります。

これが都市部での充電インフラ整備の課題のひとつです。

このような課題に対応するため、アプリを通じて充電を管理・監視できる充電設備や、集合住宅での導入に関する交渉をサポートする充電インフラサービスが登場しています。これらのサービスは、EVユーザーの利便性向上や充電インフラの普及に貢献することが期待されています。

また、充電導入サービスやアプリでの充電管理サービスは、法人でのEV充電の活用・管理を促進するものとしても重要です。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との連携・提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
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