注目のスタートアップ

旅行に関するオフライン体験をDXするシステムなどを提供する「aipass」が2億円調達

company

2022年10月26日、aipass株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社Coral Capitalと栖峰投資ワークス株式会社です。

aipassは、旅行に関するオフライン体験をDXするExperience System「aipass」と、ホテル向け「aipass for hotels」を展開しています。

「aipass」は、旅行者と従業員、それぞれの体験を設計し、最適な機能を提供することで、旅行事業者の経営課題の解決とDXを実現するシステムです。

事業者側の効率化・売上向上を実現する“事業設計”、業務支援・接客支援・集客支援といった“運用設計”、顧客体験を向上させる“体験設計”の3つの視点から旅行・宿泊業のDXを支援しています。

今回の資金は、プロダクト開発、組織体制の強化に充当します。

国土交通省観光庁の「旅行・観光産業の経済効果に関する調査研究」によると、コロナ以前の国内旅行消費額は、ここ10年は約20兆円で推移しています。

インバウンド需要が取り上げられる宿泊・旅行業ですが、国内需要だけでも相当巨大な市場であることがわかります。

国内旅行では、現地での体験(アトラクション・レジャー・観光施設など)や宿泊体験が重要な目的となります。

こうした体験を提供する事業者は、遊園地を運営する大規模な事業者から、カヌー体験など小規模な事業者など、多種多様な事業者が存在しています。

近年はデジタル化・DXが推進されていますが、業務効率化だけでなく付加価値を高める取り組みの重要性が増しています。一方で、宿泊・旅行業では大規模なデジタル化に投資できる余裕がない事業者も数多く存在しています。

aipassは、宿泊・旅行業において、業務効率化と旅行者の体験の双方を向上させる「aipass」を提供し、宿泊・旅行業を中心としたDX推進に貢献しています。

aipass株式会社のコメント

このニュースを受けまして、aipass株式会社 代表取締役 辻慎太郎氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

資金調達の主な目的は、私たちが宿泊事業者を中心に提供をしていExperience System『aipass』の機能開発強化及び、組織体制の構築です。

・今後の展望を教えてください。

これまで宿泊事業者を中心としたプロダクトを提供していくことでDXを推進してまいりましたが、今後はさらに旅行に関わるオフライン事業者の経営課題を解決し、より良い体験を創造していきます。

・読者へのメッセージをお願いします。

アイパスは2022年11月13日で創業3年目を迎えるにあたり、導入施設数が300施設、28,000室を突破するなど、成長を続けてまいりました。

今後も「Making Experience better for everyone.」をミッションに、旅行を中心としたオフライン事業者の課題解決と体験設計を実現するサービスとして、プロダクト開発と組織体制の強化を進めてまいります。

今後ともご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ aiPass aipass for hotels DX Experience System HotelStyle OS アイパス オフライン ホテル 体験 効率化 宿泊 宿泊業 旅行 旅館 株式会社 観光 顧客体験
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

手術支援ロボットを開発する「リバーフィールド」が金融システム開発の「トレードワークス」と業務提携
2022年6月17日、株式会社トレードワークスは、リバーフィールド株式会社と、資本提携することで合意したことを発表しました。 リバーフィールドは、空気圧システムの精密制御技術をコア技術に、手術支援ロボ…
後付け型AIドライブアシスタント「Pyrenee Drive」を開発する「Pyrenee」に「豊田合成」が出資
2023年9月26日、株式会社Pyreneeは、豊田合成株式会社から出資を受けたことを発表しました。 Pyreneeは、後付け型AIドライブアシスタント「Pyrenee Drive(ピレニードライブ)…
ペプチド医薬品開発の「ひむかAMファーマ」が4億円調達
2021年8月3日、ひむかAMファーマ株式会社は、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 指定難病の潰瘍性大腸炎などに向けたペプチド(アミノ酸の結合体)医薬品「HM201」を開発しています…
地域SNS「ピアッザ」展開の「PIAZZA」が2億円調達 大阪市・鉄道事業者7社と連携
2021年12月6日、PIAZZA株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、大阪市と、大阪市高速電気軌道株式会社、近畿日本鉄道株式会社、京阪ホールディングス株式会社、南海電…
「戸田建設」が感染症診断用AI医療機器「nodoca」を提供する「アイリス」に出資
2022年12月27日、戸田建設株式会社は、アイリス株式会社に出資を実施したことを発表しました。 アイリスは、感染症診断用AI医療機器「nodoca(ノドカ)」を開発・提供しています。 咽喉の画像と問…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集