税理士の支援を受け、資金繰りや業績を日々把握し、従業員全員で進むべき道を考えていく
2015年開業のすっきり堂整体院 院長・髙橋 嘉助様インタビュー
(2015/07/01更新)
起業したばかりの小規模企業では専任の経理担当者を確保しづらいため、慣れない経理に頭を悩ませている経営者が多いのではないでしょうか。会社の成長には、経営者が自社の実態を把握して正しい経営判断を行うことが重要で、経理はその第一歩となります。
そこでお勧めしたいのが、TKCの小規模企業向け経理ソフト「e21まいスター」です。会計・給与・請求をワンパッケージにした「e21まいスター」は、会計事務所の全面支援により、初心者でも安心して利用できると評判のシステム。
この「e21まいスター」を導入している千葉県市川市・本八幡の「すっきり堂整体院」の髙橋嘉助院長に、起業への思い、業績管理に対する考えなどについてお話を伺いました。
株式会社HAAS JAPAN代表取締役。高校球児として活躍後、けがを機にこの業界へ。その後、10年間にわたって整体師として勤務し、2015年に独立。
千葉県市川市・本八幡で「すっきり堂整体院」を開業する。
痛みを取って何をしたいのか?そこを理解してあげたい
高橋:以前はこの近くの駅ビルにあった別の整体院に勤務していましたが、いずれ独立したいとの思いをずっと持っていました。
そこがちょうどビルの耐震工事のため閉院することになり、それを機にこの「すっきり堂整体院」を開業したんです。もともと1人でやるつもりでいましたが、閉院した整体院の従業員たちが付いてきてくれるというので、それならばと現在のような体制で始めることになりました。
高橋:お顔までを含めた体全体のケアを行う整体院を作りたかったので、すっきり堂整体院ではお顔の施術も行っています。幸いお顔が得意なスタッフもおりますし、フロアも2階と3階に分かれているので、そこはうまく両立していきたいと思っています。
整体でお顔の皮膚までケアしているところはあまりないので、今後売りにしていきたいですね。
高橋:痛みがどこから来ているのか、痛みを取って最終的に何をしたいかというのは人によって違いますから、その患者さんがなぜここに来たのか目的を確認するようにしています。
目的によってかける言葉も接する態度も変わってきますから、やはりそこは重要ですね。聞かれたことに対してタイミング良く答えると、患者さんは次から次へと話してくださるので、施術以前にそれを聞き取ることはとても大切なことだと思います。
税理士の支援を受けて資金繰りや業績を日々把握
高橋:考えなかったですね。仮に自分で経理をやっていたら実務に集中できなかったと思います。今でさえ少し気を取られてしまうので、自分で全てやったら本業をおろそかにしてしまっていたでしょうね。
高橋:専任の経理担当者がいなくても簡単に使えるということで、顧問税理士の田中順子先生(税理士法人A.Iブレイン)に「e21まいスター」を勧められて導入しました。
経営者の中には税理士に領収書を渡して丸投げという方もいますが、それでは会社の動きが分からないですよね。全てお任せするのではなく、われわれも資金繰りや業績を日々把握して、その上で分からないところをお聞きするというスタイルにしないと細かい部分が見えなくなってしまう。
税理士頼みで試算表を出していると、業績などを確認できるのが翌月以降になってしまうので、その都度自分たちで入力して自計化していこうということは創業時から決めていました。
それから、資金繰りや業績に関しては従業員もある程度のところまでは把握していた方がいいと思うんですよね。これだけしか資金がないけれど次の出店はどうしようかとか、現状を知った上で次に何をすべきかということを各自考えてもらいたい。
その点、この「e21まいスター」は初心者でも簡単に仕訳入力などが行えますし、自分たちに合った仕様にカスタマイズできるので、従業員も含めて非常に使いやすいシステムだと思っています。
また、過去にさかのぼって金額を訂正することができないのは、金融機関の信用を得られる点で優れていると田中先生より伺っており、導入してよかったと思います。
ホームページでお客さまに最新情報を提供
高橋:「あんしん給与」という給与計算のオプション機能を使って、今月支給分からWeb給与明細を導入することになりました。こういった最先端のシステムはどんどん取り入れていきたいですね。
また、「e21まいスター」にはホームページ作成サービスも用意されているので、こちらのテンプレートを使ってホームページを作っています。
パソコンとスマートフォンの画面を同期させることもできますし、簡単に自分で更新できるので、常に最新情報をお客さまに提供できますから、ありがたいですね。
高橋:将来的には、整体に限らず美容でも飲食でも、健康に携われるものなら何でもやっていきたいと思っています。
私はもともとプロ野球選手を目指していましたが、けがを機にこの業界に携わるようになりました。学生時代の同級生たちはプロ野球やJリーグで活躍後、引退して球団で指導したり自分でフットサルスタジオを作って子供に教えている者もいるので、そういうのもいいなと。
今は整体がメインですが、ただ店舗を増やすのではなく、整体をやりながら従業員みんなで進むべき道を考えていこうと思っています。
そのためにもどんぶり勘定で経営を行うのではなく、従業員全員が業績を把握して、まずは基盤をしっかりさせてやっていきたいですね。
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(編集:創業手帳編集部)
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