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2021年12月10日スマート見守りプラットフォーム開発・提供の「otta」が資金調達

2021年12月10日、株式会社ottaは、資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、本田圭佑氏が率いるKSK Angel Fund LLCです。
スマート見守りプラットフォームを開発・運営しています。
専用のIoT端末を見守りたい人に持たせることで、位置情報などを取得し見守ることができるサービスです。
見守りサービスには、GPSを利用した「GPS見守りサービス」と、見守りスポット・アプリをインストールした見守り人・見守りタクシーの近くに端末が通過したときに位置が記録される「BLE見守りサービス」があります。
見守り端末には、ホイッスル型「otta.w」、反射シールのついたキーホルダー型「otta.s」、ブザー型「otta.g」があります。
ブザー型「otta.g」にはマイクがついており、専用アプリとボイスメッセージのやり取りを行うことができます。
小学生になった子供は、親の目を離れて行動することも多くなります。
共働き世帯も増加しているため、子供をひとりで留守番させることも多く、また何時に帰ってきたのかといったことを把握することも難しくなっています。
そこでニーズが高まっているのが、IoTを活用した防犯サービスです。
特に位置情報の把握は親にとって関心のあることであるため、GPSを搭載した端末とその防犯/見守りサービスがいくつか登場しています。
GPSの利用自体には料金はかかりませんが、位置情報をやり取りするためにはインターネットへの接続が必要であるため、防犯端末はモバイル回線やIoT回線を利用します。
そのためottaは、GPSを利用せずに位置情報を取得するアイデアを考えました。
それが、Bluetoothを活用した「BLE見守りサービス」です。
Bluetoothは通信範囲は短いものの、低消費電力であり通信にも料金がかからないことがメリットです。
「BLE見守りサービス」は、善意(ポイントといったインセンティブは存在する)でアプリをインストールしたスマートフォンや見守りスポットと、子供に持たせた端末とでBluetooth通信を行うことで位置情報を把握するという仕組みです。
この仕組みだと低コスト化を実現できるため、見守りサービスとして大きくシェアを伸ばす可能性があります。
ユニークなプロダクトの開発には、自社の強み・弱み、市場の分析が必要となります。「冊子版創業手帳」では、自社・市場の分析のためのフレームワークを掲載しています。
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