創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年3月24日小規模分散型水循環システムを開発する「WOTA」が資金調達
2023年3月24日、WOTA株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。
WOTAは、持ち運べる水再生プラント「WOTA BOX」・水循環型手洗いスタンド「WOSH」の提供や、小規模分散型水循環システムと水処理自律制御技術の開発を行っています。
小規模分散型水循環システムは、既存のWOTA製品で用いている膜処理・殺菌処理に加えて、微生物に有機物を分解させる生物処理を追加した水処理システムです。この水処理システムは、住宅規模の全排水の再生循環利用を目的としています。
2022年5月に、小規模分散型水循環システムの実証に成功し、その商品化開発と、それを利用した水問題の構造的解決に関する合意形成に取り組んでいます。
2023年には、東京都利島村やカリブ海の島嶼国であるアンティグア・バーブーダでの社会実装を予定しています。
今回の資金は、商品化開発と社会実装のさらなる加速に充当します。
世界では、安全な飲み水を確保できていない人口は20億人以上、下水設備を利用できない人は40億人を超えています。
水は人間が生きていくために必要なものです。飲料としてだけでなく、感染症などの病気を未然に防いだり、衛生に配慮した医療を提供したりするためにも清潔な水の確保は欠かせません。
しかし近年、世界的な気候変動により大雨や干ばつが増加しており、人類が使用できる水資源の量に大きな影響が出ています。
SDGs(持続可能な開発目標)においても、目標6「安全な水とトイレをみんなに」が掲げられており、政府機関だけでなく、企業による取り組みに期待がかかっています。
多様な環境において水不足を改善するため、生活排水の再利用や水の循環利用が注目されています。
WOTAは、人間が使用して汚れてしまった排水をもう一度使用可能な水へと変える「小規模分散型水循環システム」により、水不足や環境汚染など、水に関するさまざまな課題を解決することを目指しています。
テクノロジーによって社会課題を解決することを目指すビジネスでは、研究開発に必要となる資金をどう調達するかが問題となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | WOTA WOTA BOX インフラ トイレ 再生 処理 出資 利用 小規模分散型水循環システム 循環 株式会社 殺菌 水 水インフラ 水不足 水処理 水循環 浄水 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年9月5日、株式会社ペイミーは、4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、World Innovation Labです。 ペイミーは、給与前払いサービス「Payme」を提供して…
2022年11月14日、株式会社Herazikaは、資金調達を実施したことを発表しました。 Herazikaは、小学生向けオンライン自習室「Herazika(ヘラズィカ)」を展開しています。 勉強を習…
2020年9月10日、株式会社ペライチは、4億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、印刷・集客支援のシェアリング・プラットフォーム「ラクスル」などを運営するラクスル株式会社…
2022年6月30日、株式会社リップスは、野村ホールディングス株式会社傘下の野村キャピタル・パートナーズ株式会社と資本提携契約を締結することになったことを発表しました。 また、株式会社レスプリから株式…
2022年11月16日、株式会社Hogetic Labは、総額約2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Hogetic Labは、データクローラープラットフォーム「Collectr…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…