注目のスタートアップ

システムコンサルティングなどを手がける「WISHシステムコンサルティング」に「ニーズウェル」が出資

company

2023年3月2日、株式会社ニーズウェルは、株式会社WISHシステムコンサルティングに、出資することを発表しました。

今回の出資は、ニアショア(遠隔地開発)における長期的な協業関係の構築・推進を目的としています。

WISHシステムコンサルティングは、鹿児島県鹿児島市に本社を置き、システムコンサルティングから、システム設計、開発、運用・保守まで、トータルサービスを提供しています。

地方都市で開発することでコストダウンを図るニアショア開発を推進しており、一般社団法人ニアショア開発推進機構の「認定ニアショアベンダー」の資格を取得しているほか、「ニアショアAWARD 2020最優秀賞」を受賞しています。

ニーズウェルは、独立系のシステムインテグレーターとして、金融系システム開発を中心にソフトウェア開発を行っています。


経済産業省は、もし2025年までに日本企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が成功しなければ最大12兆円/年の経済損失が発生する可能性があると指摘しています。これを2025年の崖といいます。

DXとはテクノロジーとデータの活用により企業そのものを変革させ、競争優位性を確立する取り組みです。

DXやデジタル化の推進にあたって重要となる存在が、ITコンサルティング企業や、システム開発企業です。

システム開発には、自社で開発する内製、国内企業に委託するオンショア、海外企業に委託するオフショアなどいくつかの種類があります。

近年、システム開発企業ではニアショアという、都市部ではないエリアに拠点を構える取り組みが注目されています。

ニアショア開発は地方都市に拠点を構えることでコストダウンを図ることができるため、一般的なオンショア開発よりも低コストでシステム開発を行うことが可能です。

さらに地方活性化・雇用創出にもつながる可能性があるというメリットがあります。

また、コストを抑えた開発といえば、人件費が低コストな海外企業に委託するというオフショア開発が主流だったのですが、近年は海外の人件費も高くなってきているため、コストのメリットがあまりなくなっています。

ニアショア開発であれば、言語も日本語でやりとりが可能であるため、今後システム開発として広がっていく可能性があります。

アウトソーシングはリソースの足りない創業期において大きな力となってくれます。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、アウトソーシングの活用ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ WISHシステムコンサルティング コンサルティング システム システムインテグレーター システムコンサルティング システム開発 ニーズウェル ニアショア開発 出資 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AI・Web3技術を土台としたVTuberプロジェクト「IZUMO」を手がける「AnotherBall」が3億円調達
2023年5月17日、AnotherBall株式会社は、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 AnotherBallは、AI・Web3時代のVTuberプロジェクト「IZUMO」を手が…
大型蓄電池の製造・販売や電気運搬船の開発を手がける「パワーエックス」が27.1億円調達
2023年8月17日、株式会社パワーエックスは、総額27億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 パワーエックスは、大型蓄電池の製造・販売、EVチャージステーションのサービス展開、電気…
建設・土木の生産支援クラウド運営の「フォトラクション」が1億円調達
2019年3月29日、株式会社フォトラクションは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 建設・土木向け生産支援クラウド「Photoruction」を運営しています。 データ整理や資料作…
秘匿したままデータの処理・活用が行える「DataArmor」など提供の「EAGLYS」が8億円調達
2021年2月15日、EAGLYS株式会社は、総額約8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 秘密計算を中心としたセキュア・コンピューティング技術によりデータを秘匿化したまま共有・検索・分析やA…
ジャパンネット銀行と弥生、公式連携を開始
株式会社ジャパンネット銀行と、弥生株式会社は、弥生が提供する口座連携機能とジャパンネット銀行が提供するインターネットバンキングの参照系APIとの連携開始を発表しました。 ジャパンネット銀行に口座を持ち…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集