注目のスタートアップ

暗号資産/ブロックチェーン事業や証券取引管理システム事業などを展開する「テコテック」が6億円調達

company

2022年8月26日、株式会社テコテックは、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。

テコテックは、暗号資産/ブロックチェーン事業、証券取引管理システム事業、決済認証事業を展開しています。

暗号資産/ブロックチェーン事業では、暗号資産取引システムの開発や、FT/NFTの発行、ウォレットの開発、NFTマーケットプレイス・DAO組成支援の提供、NFTかんたん導入パッケージ「Spize(スパイズ)」の提供を行っています。

証券取引管理システム事業では、株式投資 管理・分析アプリ「カビュウ」、証券専用スクレイピング基盤システム「CRITTER(クリッター)」の提供を行っています。

決済認証事業では、購入時の決済システムだけでなく、非接触型チケット販売管理システム「RAP(ラップ)」の開発・提供を行っています。

暗号資産(仮想通貨)の基盤技術として知られるブロックチェーンを実装した次世代のインターネットのことをWeb3といいます。

ブロックチェーンは、P2P通信、非中央集権型、高い改竄耐性などの特徴を有しています。

これをインターネットの基盤として実装することで、これらの特徴を備えたインターネットを実現できます。

既存のインターネットには、特定の企業が個人情報を独占してしまうといったプライバシーの問題、企業の一存でユーザーの権利がコントロールされてしまうといった権利の問題など複数の問題を抱えています。

Web3はブロックチェーンによってこれら既存のインターネットの問題を解決することを目的としています。

また、暗号資産は現在投機的なものとして見られていますが、本来は送金手数料の低廉化や、国を超えた取引を便利にすることを目的としています。

ビットコインなどの高いボラリティ(値動き)を抑えるため、法定通貨(円やドルなど)を担保としたステーブルコインというものが登場しており、今後、新たな決済手段/通貨として利用されていくと予測されます。

さらにブロックチェーンは何らかの認証・証明としても利用でき、ブロックチェーンを活用したデジタルIDの社会実装に向けた動きも進んでいます。

ブロックチェーンを活用したデジタルIDが実現すると、本人確認が必要となるようなケースにおいて、その手続きが簡素化されると考えられます。

たとえばイベントなどではチケットが必要となりますが、転売対策のためには入場時の本人確認や専用のアプリから電子チケットを発行する必要がありました。

こうしたチケットとデジタルIDを紐づけることで、チケットの発行・運用・管理なども容易になるでしょう。

新たなビジネスの創出には資金が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ CRITTER DAO NFT RAP Spize Web3 アプリ ウォレット カビュウ クリッター システム スクレイピング スパイズ チケット テコテック ブロックチェーン マーケットプレイス ラップ 分析 取引 支援 暗号資産 株式会社 株式投資 決済 発行 管理 証券 認証 販売 資金調達 開発 非接触
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

社会デザインプラットフォーム「Surfvote」を開発・提供する「Polimill」が資金調達
2023年7月31日、Polimill株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Polimillは、社会デザインプラットフォーム「Surfvote」を開発・提供・運営しています。 イシューと…
ウェルビーイング実現のためのメンタル・トレーニング・サービス運営の「emol」が2,000万円調達
2019年12月2日、emol株式会社は、総額2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、エンプロイー・ウェルビーイングを実現するメンタル・トレーニング・サービス「emol work…
プログラミング不要でSaaSとSaaSをつなぐ「Anyflow」が2.2億円調達
2020年1月8日、Anyflow株式会社は、総額約2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 プログラミング不要でSaaSとSaaSを簡単に繋ぐことのできる、クラウドネイティブiPa…
MaaSプラットフォーム「SMOC」を手がける「Zenmov」が資金調達
2024年4月9日、Zenmov株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Zenmovは、MaaSプラットフォーム「SMOC(Smart Mobility Operation Cloud)」…
産業用ドローンを開発する「ACSL」が農業支援ロボットを開発する「アイ・イート」と資本業務提携
2022年5月13日、株式会社ACSLは、アイ・イート株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 ACSLは、産業用ドローンの開発・提供や、自律制御技術をコア技術とした、無人化・IoT…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集