Chat(チャット)GPT-4 Turbo(ターボ)とは?使い方・できることは?

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Chat(チャット)GPT-4 Turbo(ターボ)の使い方・できること!画像の解析などもできるように

2023年はChatGPTブームに火がつき、世界中に衝撃を与えた年として記憶されることになるでしょう。2023年9月時点で、ChatGPTはすでにFortune 500企業の80%以上で活用されており、もはやビジネスパーソンの必須ツールとなった、と言っても過言ではありません。

11月6日、ChatGPT開発・運営元の米OpenAI社が、ChatGPTの新しい技術基盤「GPT-4 Turbo(ターボ)」を発表しました。本記事では、そもそもChatGPTのGPT-4とはどのようなものなのかということから、GPT-4 Turboができることなど、まとめてご紹介します。

創業手帳では、ChatGPTの可能性についてまとめた「ChatGPT 生成AIガイド」をリリース!ChatGPTと専門家との対決や、いくつかの生成AIで同じお題で画像を作らせてみたなど、面白い企画が満載!ビジネスでの活用術も掲載しています。無料でお読みいただけますので、是非あわせてご活用ください。



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Chat(チャット)GPT-4とは?GPT-3.5との違いは何?

名称 特徴
GPT-3.5 入力できる文字数は2,500文字。アメリカの司法試験では下位10%の成績。
GPT-4 入力できる文字数は25,000文字。アメリカの司法試験では上位10%の成績。
GPT-4V 画像入力が可能に。画像を入力することで画像について文字で説明や分析などを出力させることができる。
GPT-4 Turbo 300ページ分の入力が可能に。2023年4月までの情報を取り込んでいる。使い手の要望により丁寧かつ詳細に応えられるように精度がアップした。

ChatGPTのGPT-4とGPT-3.5との違いは、性能と機能です。

まず性能についてご紹介すると、GPT-3.5よりもGPT-4の方が入力できる文字数が多くなり、2,500文字から25,000文字まで増加しました。また、アメリカの司法試験をGPT-3.5とGPT-4に受けさせたところ、GPT-3.5では下位10%の成績しか取れませんでしたが、GPT-4は上位10%の成績を残すことができたと言います。それだけ性能が向上している、ということです。

機能については大きな違いがあります。GPT-3.5の段階では搭載されていなかったマルチモーダル機能がGPT-4にはついています。マルチモーダルとは、文章や画像、音声など、性質が違う媒体の情報を他のものに変換できる機能です。例えば、画像を文章にしたり、音声を文章にしたりなどの機能のことです。

現在、GPT-4Vでは画像を入力して文章に変換する機能が使えるようになっています。詳しくは以下の記事でご紹介していますので、こちらをご覧ください。

Chat(チャット)GPTの新機能「GPT-4V」とは?無料で使える??利用方法の具体例をご紹介

また改めてGPT-4の機能などを確認したい方は以下の記事をお読み下さい。

Chat(チャット)GPTのGPT-4とは?何がすごい?無料版はどこで使える?

ChatGPT-4の料金はいくら?無料で使う方法はある?

GPT-4以降のバージョンを利用するには、ChatGPTの有料プラン「ChatGPT Plus」を契約する必要があります。「ChatGPT Plus」の月額料金は20ドルで、1ドル150円だとすると、月額3,000円程度の料金になります。

しかし、ChatGPTのGPT-4の機能はすでに、他のサービスにも組み込まれています。

Microsoftの検索サービスである「Bing(ビング)」のチャット機能には、GPT-4の機能が搭載されており、無料で利用可能です。そのため「ChatGPT Plus」に契約せずとも、無料でGPT-4を利用することはできます。

また、米Microsoftのオフィスアプリ「Microsoft 365」の新機能「Microsoft 365 Copilot」にも、GPT-4が搭載されています。2023年9月26日から「Windows 11」の無償アップデートとして機能が提供されているため、OSが「Windows 11」の方であれば、アップデートすればGPT-4を使えます。

Chat(チャット)GPT-4 Turbo(ターボ)とは?使い方・できることは?

ChatGPTの新しい技術基盤「GPT-4 Turbo(ターボ)」は、これまでのGPT-4と何が違うのでしょうか。

「GPT-4 Turbo(ターボ)」はこれまでのGPT-4の16倍にもなる300ページを超える文章を読み込めるようになりました。また、従来のChatGPTは2021年9月までの情報しか取り込んでいませんでしたが、「GPT-4 Turbo(ターボ)」は2023年4月までの情報を読み込ませているため、比較的最近の情報についても返答ができるようになっています。

これによって、300ページ程度ある1冊の本の情報をChatGPTに丸ごと入力し、その本を要約させる、という使い方ができるようになりました。他にも、論文やプレゼンテーションなどを要約したい際に便利です。

さらに、回答を合成音声で読み上げる機能も新たに搭載されました。

OpenAIによれば、「GPT-4 Turbo(ターボ)」は、これまでよりもさらに細かく正確に指示に応えられるようになっていると言います。

Chat(チャット)GPT-4 Turbo(ターボ)はいつ提供される?

2023年11月時点では、ChatGPTの新しい技術基盤「GPT-4 Turbo(ターボ)」のリリース時期については「近日提供予定」としかアナウンスされておらず、まだ正確な時期はわかりません。

Chat(チャット)GPT-4 Turbo(ターボ)の使い方!画像入力も可能

「GPT-4 Turbo(ターボ) with vision」という新機能も搭載されました。画像を入力すると、その画像の分析や、読み取った内容の記述、画像に対応するキャプションの生成などができる機能です。

また、「GPT-4 Turbo(ターボ)」のチャットで画像生成を要求すると、自動で画像生成AIの「DALL-E 3」を呼び出し、画像生成することも可能になりました。例えば、「猿の画像を作って」と文章で命令すると、猿の画像が出力される、という具合です。

また現段階でリリースされているChatGPT4を使い、実際にどのくらいのボリュームのものを要約できるのか、小規模事業者持続化補助金<一般型>第 14 回の公募要領をChatGPTにアップロードしてみました。

上記のようにファイルをアップロード


公募要領は33ページにも及ぶものなので、全てを読むにはなかなか大変なボリュームなのですが、このように要点だけを知ることができます。

更に「補助対象者を詳しく教えてほしい」など、詳しく教えてもらいたい部分を入れれば、よりその内容を詳しく知ることができます。

Chat(チャット)GPT-4 Turbo(ターボ)を使いこなしましょう

以上、ChatGPTの新・技術基盤「GPT-4 Turbo(ターボ)」などについてご紹介しました。

まだリリースされていないものの、近日中に提供される予定なので、その瞬間を楽しみに待ちましょう。



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(編集:創業手帳編集部)

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