【速報】16社のスタートアップが集結!IPO CARAVAN取材レポ
創業手帳が現地取材しました
(2019/02/05更新)
三菱UFJ信託銀行株式会社が主催するスタートアップ向けのビジネスマッチングイベント「IPO CARAVAN」。
今回で25回目を迎えた本イベントには、IPOを目指す多くのスタートアップが総勢16組参加し、熱が伝わるスピーチを行なっていました。
創業手帳編集部が注目したスタートアップとともに、本イベントをご紹介します。
この記事の目次
IPO CARAVANとは
「IPO CARAVAN」とは、三菱UFJ信託銀行株式会社が主催するスタートアップ向けのビジネスマッチングイベントです。
今回で25回目を迎える本イベントは、スタートアップと大企業の交流による事業提携等の創出、ならびにスタートアップとIPO(上場)をサポートする企業(証券会社、VC等)とのネットワーク構築による成長に向けたサポートを行うことを目的としています。
第1部は、将来IPOを目指すスタートアップ16社が事業計画を発表。ベンチャーキャピタル・事業会社といった参加者300名強に事業計画をプレゼンが行われました。
第2部では、ブースを出展しているスタートアップとサポート企業による交流会・懇親会が行われました。IPOを目指しているスタートアップにとって、サポート企業との繋がりが生まれる大きなチャンスとも言えるでしょう。
創業手帳が注目したスタートアップをご紹介
ここからは、創業手帳が注目したスタートアップをご紹介します。
株式会社otta
株式会社ottaは、ホイッスル型みまもり端末「otta.w」をはじめとした、子供見守りサービスを展開しているスタートアップです。
見守られる子供・ご高齢者は身につけておくだけ。専用のみまもり端末から常に電波が出ており、その電波をキャッチする見守りネットワークを見守り基地局と専用アプリをインストールしたスマートフォンを持っている人(見守り人)でつくる、というシステムです。子供・高齢者の様子が心配な保護者の方々にとって、心強いサービスですね。
現在は、東京電力、関西電力、九州電力の3社と提携を結んだことで、着々と対応エリアを広げています。また、タクシー会社であるjapantaxiと共同開発し、新たな見守りサービスを提供していくとのことです。
クラウドクレジット株式会社
クラウドクレジット株式会社は、新興国を中心とした海外のファンドに特化した融資型クラウドファンディングを行なっているスタートアップです。
「世界に貢献する投資」を目指すプラットフォームで、従来ではサポートすることが難しい新興国を対象とするなど、海外の案件に特化していることが特徴です。
本サービスを利用しているユーザーは3万人を超えているとのことで、今後のサービス拡大が期待されます。
株式会社センシンロボティクス
株式会社センシンロボティクスは、「ドローンで社会を支える未来をつくる」というテーマを掲げて事業を展開するスタートアップ。
工事現場・送電線などの設備点検、水害・地震の災害対策、ビルや商業施設の警備・監視など、産業用ドローンの活用で企業や自治体を支援しています。
株式会社バイオーム
株式会社バイオームは、いきものコレクションアプリ「バイオーム」を運営する、京都大学発のスタートアップ。
出会った動植物をアプリに登録することによって、いきものの世界を楽しんでもらうという目的とともに、ユーザーが集めてくれたいきもののデータが環境保全にも活用されるというメリットもあります。
IoT、AIでの社会問題解決に注目
近年IoTやAIを活用したサービスが増加していますが、その中でも子供の見守りサービスやお金が行き届かない国や地域への投資、生物情報に特化したビッグデータなど、社会が抱えている課題を解決するために活動しているスタートアップも多く参加していました。
社会的に意義のある事業に取り組むスタートアップがどんどん出てきています。これからのビジネスにどんな変化がもたらされるのか。今後に注目です。
IPO CARAVAN―第25回事業計画発表会― 概要
日時:平成31年2月5日
会場:三菱UFJ信託銀行 本店 6階大会議室 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
主催:三菱UFJ信託銀行株式会社
(編集:創業手帳編集部)