頑張りすぎると逆効果?メルマガのクリック率を上げる3つのポイント
大事なのは、”読者にとって”わかりやすいこと
(2015/02/08更新)
メルマガは読者とつながる大切なツールです。
そうわかっているからこそ、なおさらメルマガ作成に力が入り、てんこ盛りのメルマガになりがちです。
でもその熱意は逆効果かもしれません。メルマガには、メルマガ特有の「力の入れどころ」があるからです。
そこで、メルマガならではのクリック率を上げる3つのポイントをご紹介します。
この記事の目次
1.文章を減らす
「自分のメルマガに減らすところはない!」と思っていませんか?メルマガは思っている以上に文章を減らした方が読まれる傾向にあるのです。
重たいメールは嫌われる?
メルマガでいちばんやってはいけないのが「ボリュームで勝負する」ことです。
量が多ければ多いほど、チラ見感覚で開封した読者は疲れてしまいます。
また、メルマガを充実させようと思うほどあれもこれもとコンテンツを増やしがちですが、コンテンツが多いと焦点を定まらず、作成者が伝えたいことが伝わらなくなります。
読者が疲れないボリュームはどのくらい?
ではどのくらいのボリュームが適切かというとズバリ200行以内です。
A4で2枚程度の量であれば読者の読む負担が軽くなります。
また、2~3行ごとに改行をすると読者の頭に入りやすくなります。
正しい文章の減らし方
でもやみくもに文章を減らすとせっかくの営業ツールであるメルマガの効力が発揮できなくなります。
そこで正しい減らし方をご紹介します。
込み入った内容は削る
分厚い本を読むには読み手がよほどのモチベーションをあげる必要があります。
チラ見読者も多いメルマガでは、読み応えのある内容は敬遠されると考えましょう。
一番PRしたいコンテンツに絞り込む
あれもこれもと詰め込みすぎると全体の印象が薄くなります。
コンテンツは本当に伝えたいことを精査して「今回伝えたいのはこれです!」ということが伝わるように絞り込む必要があります。
読者に本当に提供したい内容か精査する
メルマガは書き手が自分の思いをぶつける場所ではありません。
読者の視点で内容を精査し、本当に届けたい内容とは何か、読者の心に響く内容かを徹底的に考えましょう。
2.リンクの貼り場所を変える
メルマガはクリックしてもらうことが目的なので、リンクの貼り場所が大切です。
クリック率が高いのに意外と張られない場所とは?
簡単にできるのに、意外とみんながリンクを貼っていない場所は以下の2つです。
リード
リードの役目はメルマガの内容をキャッチーな言葉で読者の心をつかむことです。
チラ見読者でも大半はリードまでは目を通すので、
「今日のお得情報は20%Offの<●●>です!」(●●にリンク)
と記載するとリードで興味を持った読者はリンク先へ直行してくれます。
インデックス
インデックスは全体の内容を把握できる場所なので、インデックスで興味を見つけた読者がすぐにリンクをクリックしてくれます。
絶対貼ってはいけない場所とは?
編集後記や最後の挨拶など、読者への感謝の気持ちを表す場所に売る気マンマンのリンクを張ると読者は興ざめしてしまうかも。気をつけましょう。
3.ファーストビューを工夫する
メルマガは冒頭から20行以内の「ファーストビュー」に大事な情報を盛り込む必要があります。
なぜ20行以内かというと、メーラーでスクロールしないで見ることのできる行数だからです。
ファーストビューで読者の心をつかんで確実にクリックしてもらうようにしましょう。
ファーストビュー3つのポイント
クリック率の高いファーストビューには特徴があります。
シンプルに表現する
文章の量は少なければ少ないほどよいと考えましょう。特別文章量が多いわけではないのに「もっと短くしたら効果が出る」と感じるメルマガはたくさんあります。
一番伝えたいことを、ワクワクさせる演出で
メルマガは、大事な内容だと読者に伝わらないと、読んでもらえません。コンテンツを複数揃えるよりも一番伝えたいことに絞り込みましょう。
読者は常に思いがけない出会いを求めています。単に商品の紹介だけでも、キャッチーなコピーなど、見せ方次第でサプライズな選出ができます。
読者にメリットを感じてもらう
こうして厳選した一番伝えたいことを読者がメリットに思ってもらわなければなりません。
同じ内容でも言葉の選び方で読者の興味を引かれ方が違います。
例えばメルマガ発行の目的がセールの集客だったとしたら、
「本日限定のセール開催です!」なのか、「大人気の○○が今なら最安値●●円!」なのか、興味を引く言葉は属性によってそれぞれです。
センスも大事ですが、読者の心理に合わせた言葉選びが重要です。
読者が喜ぶメリットは見せ方次第
ファーストビュー3つのポイントの中でも特に大切なのが「読者にメリットを感じてもらう」ことです。
では、どうしたら読者がメリットを感じる情報を作り出せるでしょうか?
読者が喜ぶメリットは以下のようなものがあります。
ディスカウント
「〇〇%Off!」なのか、「最安値なんと〇〇円!」なのか、商品によっても見せ方が違います。
通常定額で売っている商品は割引率の表記が効果的ですが、そうでない商品はズバリ価格を表示した方が安く感じてもらえます。
プレゼント
読者にメリットがあるプレゼントでなければ読者の心に響きません。
例えば購入したものが精肉だった場合は、肉に全く関係のないプレゼントよりも、
「お肉料理に欠かせない調味料セットをプレゼント!」
といった購入商品と関連があるプレゼントの方が、メリットを感じてもらえます。
エンターテイメント(クイズなど)
同じ内容でもクイズ形式にしただけで、クリック率が大幅に伸びた例もあります。「商品のうんちく」を知ってほしい時などは効果的です。
回答ページを作るのは手間がかかります。代わりに回答に近いことを書いている既存のページへ遷移させてもよいでしょう。
厳選したコンテンツ1点勝負が読者の印象に残り、アクションにつながります。
メルマガを毎回配信するたびに「大事な情報を送っている」ということを意識してみてください。
(監修:株式会社ラクス 芹澤はずき(せりざわはずき) )
(編集:創業手帳編集部)