注目のスタートアップ

2.5次元IPのプロデュース・マネジメントを手がける「Blackbox」が7500万円調達

company

2025年5月21日、株式会社Blackboxは、7500万円の資金調達を発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は1.5億円となります。

Blackboxは、2.5次元IPのプロデュース・マネジメントを手がけています。

2025年5月現在、アイドルVTuberプロダクション「ラブボックス」を運営し、「らびぱれ!!」と「クインテ」の2つのVTuberユニットをプロデュース・マネジメントしています。

今回調達した資金は、運営体制の強化、コンテンツ・楽曲・ライブイベントの制作・拡充、所属グループのグロース戦略、新規IPの開発、他社IPとの連携・M&Aに活用します。


2.5次元とは、アニメや漫画などの2次元コンテンツと、俳優やアイドルといった3次元コンテンツの中間に位置する、あるいは両者の要素を併せ持つ領域を指します。

たとえば、アニメや漫画を原作に忠実に再現したミュージカルは「2.5次元ミュージカル」と呼ばれ、そこに出演する俳優は「2.5次元俳優」として知られています。

2.5次元アイドルも、こうした発想にもとづいた存在です。活動スタイルは多様で、顔出しを極力控えてイラストでブランディングを行い、現地イベントのみで素顔を見せるケースや、一定の設定や世界観を持ち、演者がフィクションを演じるような形で活動するパターンもあります。

2.5次元アイドルは、2次元のキャラクターとは異なり実在する人物によって表現されるため、ファンとの距離が近く、熱量の高い支持を集めやすいという特性があります。今後のさらなる成長が期待されるジャンルです。

また、サブカルチャーの分野ではVTuberの存在感も急速に拡大しています。VTuberは、イラストや3DCGで表現されたアバターを用いてライブ配信や動画投稿を行うタレントであり、日本では彼らをプロデュースする企業も次々と登場し、上場企業も誕生しています。

さらに、VTuber業界では、VR技術などを活用したライブイベントも行われており、アイドル的な活動を展開しているタレントも多く存在しています。

Blackboxは、こうした2.5次元とVTuberという2つの領域をかけ合わせ、会いに行ける女性アイドルVTuberを手がけ、市場拡大を目指しています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 2.5次元 Blackbox IP VTuber アイドル エンターテインメント グループ コンテンツ タレント プロデュース マネジメント ライブエンターテインメント ライブ配信 ラブボックス 動画 株式会社 資金調達 配信 配信者
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スペース・デブリ除去サービスに取り組む「アストロスケールホールディングス」が55億円調達
2020年10月13日、株式会社アストロスケールホールディングスは、総額約55億円の資金調達を実施したことを発表しました。 持続可能な宇宙環境を目指し、スペース・デブリ(宇宙ゴミ)除去サービスに取り組…
EV充電スタンド「PLUGO BAR」・EV充電予約アプリ「MY PLUGO」など展開の「プラゴ」が3億円調達
2022年3月31日、株式会社プラゴは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 プラゴは、EV充電スタンド「PLUGO BAR」、EV充電予約アプリ「MY PLUGO」、サステナブルな生き…
「Beso」と「アーリークロス」が資本業務提携 資料回収業務の課題を解決する「資料回収サービス」の共同実証実験を開始
2023年8月2日、株式会社Besoは、税理士法人アーリークロスと、資本業務提携したことを発表しました。 また、資料回収業務の課題を解決するためのβ版新サービス「資料回収サービス」の共同実証実験を開始…
葬儀関連サービス提供の「公益社」が「葬儀へのリモート参列サービス」を本格導入
2020年7月10日、燦ホールディングス株式会社は、完全子会社の株式会社公益社が「葬儀へのリモート参列サービス」を本格導入することを発表しました。 公益社は、首都圏と近畿圏を地盤とし、48の葬祭会館を…
双方向データ伝送プラットフォーム「intdash」などを展開する「アプトポッド」が「マクニカ」「ヨコオ」と資本業務提携
2023年1月23日、株式会社アプトポッドは、株式会社マクニカ、株式会社ヨコオと第三者割当増資による資本業務提携を実施したことを発表しました。 アプトポッドは、双方向データ伝送プラットフォーム「int…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集