注目のスタートアップ

商業用不動産データ分析基盤の提供などにより不動産業界のDXを推進する「estie」が資金調達

company

2025年1月8日、株式会社estieは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、三菱UFJ信託銀行株式会社、三井住友信託銀行株式会社のCVCであるSuMi TRUSTイノベーションファンド、株式会社ゼンリンのCVCである株式会社ゼンリンフューチャーパートナーズです。

これによりシリーズBラウンドでの累計調達額は30億円を超えました。

estieは、商業用不動産データ分析基盤「estie マーケット調査」を中心に不動産業界のDXを推進しています。

商業用不動産データ分析基盤「estie マーケット調査」や、物流不動産データ分析基盤「estie 物流リサーチ」、不動産売買領域や賃貸領域の取引業務支援サービス「estie 案件管理」、能動的な不動産取引を促進する案件創出型データ基盤サービス「estie 所有者リサーチ」などを提供しています。

不動産取引におけるハブ的存在である3社との提携を通じ、estieは不動産領域におけるデジタルインフラの構築や、DXを通じた社会課題の解決をさらに推進していくとしています。


estieは、オフィス賃貸における課題を解決するためのプラットフォームを提供しています。事業の開始当初から、「estie」という物件探索・提案プラットフォームと、デベロッパーや不動産機関投資家向けの投資・運用業務支援ツール「estie pro」(現:estie マーケット調査)を展開しています。

一般の消費者が賃貸物件を探す際には、不動産ポータルサイトを利用することが一般的ですが、法人向けのオフィス賃貸では異なる課題があります。オフィスビルやテナント情報を集約した専用サイトがなく、賃料や間取りなどの基本的な情報すらWeb上で公開されていないことが多いため、必要な情報を入手するのが非常に難しい状況です。

estieは、こうした課題に対応するために、国内オフィス市場に点在するデータを整備し、それを基盤としたサービスを提供しています。さらに、現在ではその知見を他の資産クラスにも展開し、不動産事業者のデジタルトランスフォーメーションを推進するバーティカルSaaS企業として事業領域を広げています。

事業の拡大のためには資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB DX estie estie マーケット調査 estie 所有者リサーチ estie 案件管理 estie 物流リサーチ データ分析 不動産 基盤 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

小学生向けオンライン自習室を展開する「Herazika」が資金調達
2022年11月14日、株式会社Herazikaは、資金調達を実施したことを発表しました。 Herazikaは、小学生向けオンライン自習室「Herazika(ヘラズィカ)」を展開しています。 勉強を習…
人を生かし育てるリーダーになるためのコーチング習得プログラム運営の「コーチェット」が1億円超調達
2021年1月29日、株式会社コーチェットは、総額1億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 人を生かし育てるリーダーになるためのコーチング習得プログラム「CoachEd」を運営しています。 3…
デジタル・マーケティング事業など展開の「インフィニティエージェント」が資本金を6,000万円に増資
2020年8月11日、株式会社インフィニティエージェントは、2020年8月7日付で資本金を6,000万円に増資したことを発表しました。 運用型広告をメインに、デジタル・マーケティングに関する総合的なコ…
電⼒オークション「エネオク」などを手がける「エナーバンク」が5.8億円調達
2024年12月2日、株式会社エナーバンクは、総額約5億8000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エナーバンクは、電⼒オークション「エネオク」の運営や、環境価値プラットフォーム「グリーンチ…
パワード義足「Bio Leg」を手がける「BionicM」が資金調達 米国市場進出加速へ
2024年10月8日、BionicM株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 今回の調達・助成金により、累計調達額は19億円となりました。 BionicMは、パワード義足「Bio Leg」を…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集