注目のスタートアップ

ソーシャルコラボレーションサービスを展開する「Castee」が4億円調達

company

2024年11月6日、株式会社Casteeは、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Casteeは、ソーシャルコラボレーションサービス「Castee」や、成果報酬型の法人向けコラボ動画マーケティングサービス「Castee Challenge」を展開しています。

「Castee」は、ユーザー専用のクリエイターページを作成し、コラボ企画のパートナー募集を簡単に開始することができるサービスです。

応募者の情報や依頼情報を一元化できるため、コラボに関する業務を効率化することも可能です。

また、決済機能も備えているため、安心・安全な取引を実現できます。

今回の資金調達により、「Castee」を軸としたクリエイター育成プログラムや独自アルゴリズムによるSNSマーケティング最適化サービスなどの新規事業開発を推進します。また、アジア圏進出に向け、2025年に現地法人の設立を計画しています。


スマートフォンとインターネット環境の普及により、誰もが手軽に作品を発表できる「1億総クリエイター時代」に突入しました。動画プラットフォームやSNSの多機能化、さらにはクリエイター向けの専門プラットフォームの登場により、インターネット上での創作活動がさらに盛り上がりを見せています。

とくに、TikTokやYouTubeなどの動画コンテンツが若年層を中心に広がり、多くの人気クリエイターがここから誕生しています。人気のある動画コンテンツでは、他のクリエイターとコラボレーションした作品が視聴者から高い支持を得ており、これによりさらに創作の幅が広がっています。

一方で、インターネット上で活動するクリエイターは個人であることが多く、コラボ管理が強い負担となっています。さらに、金銭が絡むコラボでは報酬や支払いなどの領域でトラブルが発生することもあります。

Casteeはこうした課題を解決するため、コラボレーションプラットフォーム「Castee」を提供しています。

株式会社Casteeのコメント

このニュースを受けまして、株式会社Casteeよりコメントが届きました。

・資金調達の目的について

今回の資金調達では、現在のプラットフォームのオペレーション開発への投資をはじめ、来年展開予定のアジア拠点への拡大にも注力します。

また、Casteeのプラットフォームを活用した新規事業として、4~5つのサービスの構想を進めており、これらにも積極的に投資していきます。

・今後の展望

私たちのプラットフォームはネットワーク外部性を活用することで、シナジーを生む新たなサービスを追加するたびにその価値を高めていきます。

現在は、クリエイター同士のCtoCや、企業とクリエイターをつなぐBtoCサービスを提供していますが、今後はさまざまなIPやコンテンツとのコラボレーションも視野に入れています。

日本を中心にIPやコンテンツ産業がさらに活気づくと予想される中で、Casteeはこれらを広げるための“エンジン”となることを目指しています。

・読者へのメッセージ

来年は初回のストックオプション発行や福利厚生の充実に取り組み、社員にとって魅力的な環境を整え、組織力を一層高めていく予定です。また、新規事業の立ち上げも多数計画しており、それを実現するために優秀な人材を大募集中です!ぜひ、Casteeの一員として一緒に未来を創りましょう!

事業の成長には資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB Castee SNS SNSマーケティング インフルエンサー キャスティ クリエイター コラボ コラボレーション ソーシャル パートナー マーケティング ユーザー 一元管理 依頼 株式会社 決済 窓口 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スポーツ専門職人材が所属するスポーツ領域特化型プロダクション「Ascenders Partners」などを展開する「Ascenders」が資金調達
2024年5月30日、Ascenders株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Ascendersは、スポーツの世界での活躍をめざす専門職と現場をつなぐ登録制プラットフォーム「Ascend…
エッジデバイス向けデータセキュリティ基盤を提供する「NODE X」が6億円調達
2025年3月19日、NODE X株式会社は、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、社名をCollaboGate Japan株式会社からNODE X株式会社へと変更し、ブランドを「…
マイクロバイオームに特化したヘルスケア企業「KINS」が資金調達
2025年4月1日、株式会社KINSは、資金調達を発表しました。 引受先は、株式会社タウンズです。 タウンズとは、マイクロバイオームに着目した新たな診断技術や予防プロダクトの開発を目的とした業務提携に…
「ZeQ」が音声解析AI電話「MiiTel」と連携したZendeskアプリケーション(β版)の提供を開始
2022年12月13日、株式会社ZeQは、株式会社RevCommと業務提携し、「MiiTel」と「Zendesk」との連携アプリケーションを開発し、β版として提供を開始したことを発表しました。 Rev…
家庭料理配達サービス「つくりおき.jp」運営の「Antway」が15億円調達
2021年8月10日、株式会社Antwayは、総額約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 家庭料理配達サービス「つくりおき.jp」を運営しています。 料理は、都内の自社キッチンで、管理栄養…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集