会計業務とは?1/2に業務効率化する方法まで解説

創業・起業前に会計業務の流れやコツを覚えておこう!

創業・起業前に会計業務の流れやコツを覚えておこう!
創業時・起業時に「煩雑な会計業務が負担だ…」「適切に会計処理が行えているか不安だ…」という悩みが発生しやすいです。そのため、会計業務について理解を深めておきましょう。

今回は会計業務について解説します。この記事では、会計業務でよくある課題と解決策までご紹介します。

会計業務の負担や会計処理の不安は、データ入力を自動化できるクラウド会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計」で解決できます。マネーフォワード クラウド会計にご興味がある方は、下記より詳細情報をご覧ください。

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会計業務とは

会計業務とは
会計業務とは、企業活動を記録した上で“会社にいくらお金が入ってきて、いくら出ていくのか”を把握し事業の見通しを立てることをいいます。

企業活動でお金の出入りが発生する度に仕訳処理を行い、帳簿に記録していきます。

仕訳処理を行うためには「勘定科目」「借方・貸方」「簿記の原則」などの知識が必要です。会計に関する知識が必要となるため、会計業務のプロである公認会計士や税理士など専門家に依頼する方もいます。

会計業務の種類

会計業務の種類
会計業務には「財務会計」「管理会計」「税務会計」があります。

財務会計

財務会計とは損益計算書と賃借対照表(財務諸表)を作成して、事業活動や経営情報を社外の人に報告することをいいます。

会社法第440条で損益計算書と賃借対照表の作成・開示は義務付けられています。

“株式会社は、法務省令で定めるところにより、定時株主総会の終結後遅滞なく、貸借対照表(大会社にあっては、貸借対照表及び損益計算書)を公告しなければならない。”
引用:e-GOV法令検索 会社法第440条

つまり、第三者が企業の価値を把握した上で投資、取引を行うか判断できるようにするために財務会計を行います。

管理会計

管理会計とは財務状況を把握できる状態にして経営判断や意思決定に役立てることをいいます。財務データを作成して「キャッシュフロー分析」「損益分岐点分析」などを行い経営計画を練ります。

管理会計は、会社法で義務付けられているものではありません。管理会計を行わない企業も存在します。しかし、経営上の問題点を早期に発見するために、管理会計を行うことをおすすめします。

税務会計

税務会計とは、企業が納めるべき税金(法人税や法人住民税、事業税など)を計算して、納税することをいいます。法人税法などで納税が義務付けられています。

税務会計は税法の規定に従って行わなければなりません。税法は複雑で頻繁に改正されるため、税務会計には専門的な知識と経験が必要となります。そのため、税務会計を行う際は専門家のアドバイスを受けましょう。

会計業務の流れ

会計業務の流れ
会計業務は「日次業務」「月次業務」「年次業務」があります。

日次業務

日次業務では、日々の経費処理です。消耗品費や交通費、雑費などの仕訳を行い帳簿に記録します。

<経費処理の流れ>

  • 従業員が消耗品費や交通費、雑費を立て替え払いする
  • 従業員に領収書+経費精算書を提出してもらう
  • 経費精算申請の内容が適切かどうかを審査する
  • 経費の仕訳を行い、会計帳簿に記録する
  • 経費精算申請の承認後に従業員にお金を支払う

月次業務

月次業務では1カ月の取引内容を記録します。「売上」「仕入れ」「給与」などが対象です。

<取引内容の記録方法>

  • 請求書や給与明細書などの証憑書類の内容が正しいか確認する
  • 証憑書類を参照して振り込み手続きを行う
  • 証憑書類を参照して会計帳簿に記録する

経営状況を把握したい場合は、損益計算書と賃借対照表を確認しましょう。
※会計ソフトを使用して日次業務や月次業務を行えば、損益計算書と賃借対照表を自動で出力できます。

年次業務

年次業務は「年末調整」「経過勘定」「減価償却費の計上」です。

  • 年末調整:給与所得者の所得税額を算出して源泉徴収税額との差額を精算する
  • 経過勘定:年度を跨ぐ入出金を計上し、入出金時期のズレを調整する
  • 減価償却費の計上:固定資産の価値減少分を減価償却費として計上する

※会計ソフトを使用すると、損益計算書と賃借対照表(財務諸表)を自動で出力できます。また、決算報告に必要な情報を入力することで税務会計まで行えます。

会計業務に求められる知識・スキル

会計業務に求められる知識・スキル
会計業務を行うには簿記や税務の知識が必要です。また、財務戦略を練りたい場合は金融に関する知識を持っておくとよいでしょう。会計関連の資格を習得すれば、知識・スキルを保有していることを客観的に証明できます。

資格名 学べる知識・スキル
日商簿記 簿記知識、会計入力など
FASS 簿記知識、財務諸表分析、経営分析、税務、資金調達など
税理士 税法、税務申告書の作成など
公認会計士 監査業務など

会計業務のよくある課題

会計業務のよくある課題
創業・起業時に会計業務で頭を悩ませる方は多くいます。ここでは、創業・起業時でよくある課題をご紹介します。

会計業務が負担となる

会計業務が負担となり、事業の立ち上げなどコア業務に集中できないと悩む方は多いです。事業の立ち上げ時は事業計画を策定して資金調達や事業体制を構築し、商品開発、販売などを行わなければなりません。幅広い業務を行わなければならない中で、会計業務が負担となりがちです。

会計データの入力ミスが起きる

会計データ入力ではミスが起きやすいです。

<入力ミスの原因>

  • 手入力をしているため、入力ミスが起きる
  • 長時間の作業による疲労で集中力が低下して、会計業務で入力ミスが起きる
  • 会計ソフトを使いこなせずに誤入力してしまう
  • 必要なデータを入力し忘れてしまう

入力ミスをすると、損益計算書と賃借対照表の内容が替わり、経営判断を誤ってしまう恐れがあります。そのため、会計業務の入力ミスを防がなければなりません。また、会計処理が適切に行えているかと税務調査へ不安を募らせる方もいます。

会計データを経営判断に役立てられない

財務状況を把握できる状態にしておき、経営判断や意思決定に役立てることが大切ですが、上手くできないと悩む方も多いです。会計データが経営判断に役立てられない原因には、以下のようなものがあります。

<経営判断に役立てられない原因>

  • コア業務が忙しくて、会計業務が後回しになってしまう
  • 会計データが複雑で理解しにくい
  • 会計データの分析方法がわからずに、経営判断に役立てられない
  • 会計データ品質が悪い
  • 経理部門と経営層との間で、必要な情報が共有されていない

会計業務効率化なら「マネーフォワード クラウド会計」

会計業務効率化なら「マネーフォワード クラウド会計」
会計業務でよくある課題は、クラウド会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計」で解決できます。
マネーフォワード クラウド会計を使用すれば、会計業務を約1/2に削減することも可能です。ここでは、マネーフォワード クラウド会計が業務効率化に役立つ理由をご紹介します。

連携機能でデータ入力を自動化できる

連携機能でデータ入力を自動化できる
マネーフォワード クラウド会計は連携機能があります。そのため「インターネットバンキング」「クレジットカード」「電子マネー」「POSレジ」などの2,000種類以上のサービスと連携できます。

例えば、クレジットカードと連携すれば、取引明細データを取得してデータ入力を自動化することが可能です。勘定科目の提案まで行ってくれるため、簿記・会計の知識がない方でも会計帳簿に記録できます。

AIが仕訳候補を学習してくれる

AIが仕訳候補を学習してくれる
マネーフォワード クラウド会計にはAI(人工知能)が搭載されています。AI(人工知能)は、会計ソフトの仕訳内容、勘定科目を学習しており、勘定科目を提案してくれるようになります。

マネーフォワード クラウド会計を使用するほど提案精度が上がり、仕訳作業にかかっていた時間を大幅に削減することが可能です。

レポート自動作成機能で経営状況を把握できる

レポート自動作成機能で経営状況を把握できる
マネーフォワード クラウド会計は、日々の仕訳データから経営状況を把握するためのレポートを自動出力できます。キャッシュフローレポートや収益レポートなど、経営に役立つ帳票やレポートを出力することが可能です。そのため、会計データの分析が苦手な方でも経営状況を把握できます。

<対応帳票一覧>
仕訳帳、現預金出納帳、総勘定元帳、補助元帳、残高試算表、前期比較、月次推移表、四半期推移表、半期推移表、決算書、固定資産台帳、消費税集計

クラウドにデータを保存して情報共有できる

クラウドにデータを保存して情報共有できる
マネーフォワード クラウド会計は、クラウドにデータを保存して情報共有できます。リアルタイムの会計データをクラウド上で共有できるため、経営者と経理担当者が密に連絡を取り合うことができます。

また、顧問税理士に会計業務を依頼する場合は、USBや紙でやりとりする必要がありません。そのため、円滑な情報共有が行えます。

電子帳簿保存法・インボイス制度に対応

マネーフォワード クラウド会計は、電子帳簿保存法・インボイス制度など、法令改正や日々のサービス改善も無料で素早くアップデートしている会計ソフトです。

法令対応に必要な機能も搭載しているため、安心して利用できます。法令に対応できるか不安に感じる方は、税理士を無料で紹介してもらうことも可能です。

自動記帳サービス STREAMEDが利用できる

マネーフォワード クラウド会計は自動記帳サービスSTREAMEDを提供しています。スキャナーを使用して領収書・レシートなどをスキャンするだけで、1営業日以内に仕訳データを納品してくれるサービスです。

自動記帳サービスSTREAMEDは、基本料金11,000円で1仕訳あたり20円で利用できます。そのため、会計業務をアウトソーシングすることも可能です。

サービス間連携でバックオフィス全体を効率化

マネーフォワード クラウドは会計だけでなく、請求書・経費・給与・契約など、バックオフィス業務に関わる11サービスが基本料金に含まれます。1サービスから導入でき、連携して使うことでバックオフィス全体を効率化することが可能です。

まとめ

会計業務とは企業の経済活動を記録して“会社にいくらお金が入ってきて、いくら出ていくのか”を把握して、事業の見通しを立てられるようにすることをいいます。

会計業務は「日次業務」「月間業務」「年間業務」があり、煩雑な業務は負担になりがちです。中には、会計データの入力ミスをしたり、経営判断ができなかったりと悩む方もいます。

しかし、クラウド会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計」を使用すれば、会計業務の悩みを解決できます。マネーフォワード クラウド会計は1カ月間無料トライアルで体験できるため、ご興味がある方はぜひ体験してみてください。

(監修: 株式会社マネーフォワード
(編集: 創業手帳編集部)

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