令和6年度「有機農業推進総合対策事業」公募

subsidy

農林水産省は、令和6年度「有機農業推進総合対策事業」の公募について発表しました。

有機農業の人材育成、有機農産物の安定供給体制構築、国産原料を使用した有機加工食品の生産拡大、国産有機農産物等の需要喚起等の取組を支援するものです。

公募対象事業

(1)有機農業指導活動促進事業
(2)有機農業新規参入者技術習得支援事業
(3)有機農産物安定供給体制構築事業のうちオーガニック産地育成事業
(4)有機農産物安定供給体制構築事業のうちオーガニックプロデューサー支援事業
(5)有機加工食品原料国産化支援事業
(6)国産有機農産物等需要拡大支援事業

提出期限

2024年3月19日(火)17:00


有機農業とは、化学的に合成された肥料や農薬の使用を避け、さらに土壌の力を引き出すことで、農業による環境負荷をできる限り低減させた農業のことです。

日本では農薬などを使用することのない、安心安全な農作物というイメージが強くありますが、その本質は環境負荷の低減にあります。

世界では近代農業の環境負荷が批判されています。農業はとくに環境との結びつきが強い産業です。近代農業は効率化のために環境に強い負担を与えています。したがって、持続可能な農業を確立するため、有機農業を推進する必要性があるのです。

農林水産省では、有機農業推進に関する基本的な方針において、2030年までに有機農業の取組面積を6.3万haにまで拡大する等の目標を設定し、さらに「みどりの食料システム戦略」において、2050年までにオーガニック市場を拡大しつつ耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を25%に拡大するというKPIを設定しています。

近年は若い農業者、とくに新規就農者が有機農業への強い意欲を示しています。一方で、こうした新規就農者等は農業の経験がまだ少ないことから、生業としての農業を確立できず、ドロップアウトしてしまう確率が高いことが課題となっています。

そのため、補助金などによる多様な支援が求められています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。

また、ブルーベリーファームおかざきとコラボし、農業での起業について解説する冊子「ブルーベリー観光農園始め方ガイド」を無料でお送りしています。このガイドブックでは、ブルーベリー農園立ち上げのリアルな実体験や、事業計画の作り方、経営手法などを解説しています。

さらに、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。

ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ オーガニック 人材育成 令和6年度 安定供給 有機農業 有機農業推進総合対策事業 農林水産省 農産物
詳細はこちら

令和6年度有機農業推進総合対策事業の公募について

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

DX・AI人材育成事業やAIデータ分析ツールなどを展開する「AVILEN」が「三菱UFJ信託銀行」と資本業務提携
2022年9月1日、株式会社AVILENは、三菱UFJ信託銀行株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 AVILENは、法人・個人向けのDX・AI人材育成事業や、DXコンサルティング…
【農林水産省】令和7年度「農家負担金軽減支援対策事業」公募
農林水産省は、令和7年度「農家負担金軽減支援対策事業」の公募について発表しました。 土地改良事業の円滑な推進を図るとともに担い手への農地集積等に取り組む地域に対し、土地改良事業の農家の負担金の軽減と計…
【農林水産省】「環境保全型農業直接支払交付金」
農林水産省「環境保全型農業直接支払交付金」のご案内です。 ・農業者の組織する団体等が実施する化学肥料・化学合成農薬を原則5割以上低減する取組と合わせて行う地球温暖化防止や生物多様性保全等に効果の高い農…
令和5年度「持続的生産強化対策事業」第2次公募
農林水産省は、令和5年度「持続的生産強化対策事業」の第2次公募について発表しました。 公募対象事業 本公募の対象事業は、持続的生産強化対策事業のうち次に掲げる事業。 【全国公募事業】 (1)畜産経営体…
令和6年度「東京都中小企業知的財産交流・研究会」参加企業募集
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、令和6年度「東京都中小企業知的財産交流・研究会」参加企業の募集について発表しました。 東京都知的財産総合センターで支援している中小企業の経営者または知財担当者が、…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集