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現代アート×Web3コミュニティの「KAMADO」が資金調達

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2023年6月5日、株式会社KAMADOが、資金調達を実施したことを発表しました。

KAMADOは、現代アートのWeb3プラットフォームの開発や、アート専門のWebマガジンの運営、独自ガントチャートによるおすすめの展覧会・展示情報の発信、アート作品・プレゼントがもらえるかもしれない抽選サービス「KUJI」、アーティストを支援できるメッセージ購読サービス「FUMI」、クリエイターなどとつながれるコミュニティイベント「かまめし会」などを展開しています。

現代アートのWeb3プラットフォームは、2023年の夏の終わり頃から段階的に公開する予定です。


Web3は、ブロックチェーン技術を利用した次世代のインターネットおよびその関連サービスのことを指します。ブロックチェーンは、P2P通信や非中央集権性、高い改竄耐性などの特徴を持ちます。Web3は、これらの特性を活用して、既存のインターネットの課題を解決することを目指しています。

たとえば、ブロックチェーンを使用したNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)は、デジタルデータの扱いや流通を変革することが期待されています。NFTは、デジタルデータの真正性や所有権を確認するための証明書のようなもので、ブロックチェーン上にデータを記録します。これにより、デジタルデータにもモノとしての価値を付与し、デジタルアートの販売や流通を可能にします。

最近では、実業家や起業家が現代アートを購入するトレンドや、地方自治体が地域振興の一環として現代アートを活用する動きなど、アートへの関心が高まっています。NFTによって、デジタルアート市場が開拓され、NFTアートを活用する取り組みも増えてきています。

KAMADOは、アート業界において芸術家がより創作活動を続けられる環境を作り出すために、アート専門のWebマガジンの運営や、企業と芸術家をつなぐ取り組み、消費者と芸術家をつなぐ取り組みなどを展開しています。

今回の取り組みにおいて、Web3領域のプラットフォームを構築することで、アート業界の基盤作りや、アートを通じて関わる人びとが繋がる世界を築くことを目指しています。

事業の拡大には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

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カテゴリ 有望企業
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