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事業部制とカンパニー制のそれぞれのメリットとデメリットは?

この2つの違いを説明する前に、それぞれの意味を解説します。まず、事業部制については、企業において、事業または機能ごとに単位を設ける組織形態を意味します。他方、カンパニー制とは、企業内における制度で、事業単位を1つの会社という位置づけにして、事業運営で必要なあらゆるリソースを独立採算とする方法で、別名は社内カンパニーとも言います。

それぞれのメリットとデメリットですが、事業部制メリットは、若手従業員も事業の中心的な業務に関わる事が出来る為に人材育成の有効で、意思決定もスピード感を持てる為、事業運営のPDCAサイクルが高まります。デメリットは、事業部間の連携が少なくなり、前者的な一体感がなくなる可能性があります。全社最適という効果は下がる事にもなります。

また、カンパニー制メリットは、カンパニーのトップごとに経営経験を積むことが出来る為、事業部とは異なる経営視点を持つことが出来、意思決定も早まります。デメリットは、カンパニーのトップの意思決定が間違っていれば、責任はトップにある為、軌道修正に気付きにくく、リスクが伴う点です。

事業部制カンパニー制は類似している点がありますが、一番の違いは独立採算かどうかという点です。

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