自動車整備機器メーカーの「ファインピース」と「ソフトバンクロボティクス」が業務提携

tips

2022年6月27日、ファインピース株式会社と、同グループの自動車整備補助金助成金振興社、ESG/SDGs導入支援機構は、ソフトバンクロボティクス株式会社と、業務提携契約を締結したことを発表しました。

ファインピースは、自動車整備機器のメーカー・商社として、自動車用品・自動車整備機器の開発・輸入・販売、技術トレーニング事業などを展開しています。

自動車整備補助金助成金振興社は、自動車整備業者を補助金・助成金の面からサポートするために設立した任意団体です。

ESG/SDGs導入支援機構は、環境・社会・コーポレートガバナンスを考慮した投資を行うESGと、SDGs(持続可能な開発目標)を推進するため、多様なコンサルティングパートナーとの協業により総合的なサービスを提供しています。

ソフトバンクロボティクスは、世界初の感情を持ったパーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」の開発・提供と、「Pepper」を活用した事業などを展開しています。

企業が自社で契約した「Pepper」を地元自治体・学校・教育機関に無償提供し、地域のプログラミング教育や企業と連携した教育活動を支援する仕組み「Pepper ふるさと教育支援」を行っています。

今回の業務提携により、「Pepper ふるさと教育支援」を自動車整備業界の企業に向けて共同提案します。

さらに、支援企業とソフトバンクロボティクスによる、「自動車 × 環境」について学べるオリジナル教材の共同制作・提供も計画しています。

世界では気候変動・エネルギー・食糧不足・貧困・人権などが喫緊の課題となっています。これらを世界で一体となって解決することを目指すため、国連によってSDGs(持続可能な開発目標)が示されました。

また、AIやロボットなどテクノロジーが急速に発展し、産業構造が大きく変化しています。こういった社会の変化はこれまでに経験したことのないほど大きなものになると考えられています。

そのため次世代を担う子どもたちの教育についてもこうした時代の変化への対応が必要であり、文部科学省は、科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・アート(Art)・数学(Mathematics)の領域を重視するSTEAM教育を推進しています。

STEAM教育におけるアートはいわゆる芸術のことだけでなく、文化・生活・経済・法律・政治・倫理など広範をカバーする領域を指しており、課題の発見するための力や創造性を養うことを目的としています。

一方で、実際の教育現場では、まだ教員の知識・技術が不足している状況にありますし、教育機関のICT環境の整備もまだ追いついていません。

「Pepper ふるさと教育支援」は、SDGsの推進や地域社会への貢献が求められている企業と、新たな教育への対応に課題を抱えている自治体・教育機関をつなげることで、双方のニーズを満たした官民連携による教育活動を実現することを目的としています。

地域活性化など、社会課題の解決のビジネスには大きなチャンスが眠っていそうです。「冊子版創業手帳」では、起業家のインタビューを多数掲載しています。先人の思考を知ることは、新たなビジネスを生み出すことに役立つでしょう。

カテゴリ トレンド
関連タグ ESG ESG/SDGs導入支援機構 Pepper Pepper ふるさと教育支援 SDGs STEAM教育 ソフトバンク ソフトバンクロボティクス ファインピース プログラミング教育 ペッパー メーカー ロボティクス 導入支援 教育 教育機関 整備 株式会社 業務提携 機器 自動車 自動車整備補助金助成金振興社
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

沿線に点在する空き家をホテル客室に改修する「沿線まるごとホテル」に取り組む「沿線まるごと株式会社」が「JR東日本ローカルスタートアップ」から資金調達
2023年8月9日、沿線まるごと株式会社は、JR東日本グループのCVCのJR東日本スタートアップ株式会社が設立したJR東日本ローカルスタートアップ合同会社から出資を受けたことを発表しました。 沿線まる…
「Sansan」があらゆる形式の契約業務をオンライン化する「Contract One」の正式提供を開始
2022年1月13日、Sansan株式会社は、「Contract One(コントラクトワン)」の正式提供を開始したことを発表しました。 「Contract One」は、紙の契約書をクラウドで受領・電子…
日本の映像コンテンツの世界流通を手がける「REMOW」が2億円調達
2022年11月18日、REMOW株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社アミューズ、松竹株式会社、株式会社テレビ朝日ホールディングス、Skybound Ja…
スマホからセラピストを呼べるリラクゼーションマッチングアプリ提供の「HOGUGUテクノロジーズ」が資金調達
2021年12月20日、株式会社HOGUGUテクノロジーズは資金調達を実施したことを発表しました。 訪問型リラクゼーションサービス「HOGUGU(ホググ)」を運営しています。 自宅・滞在中のホテル・オ…
製造業向けインターネット・サービス提供の「アペルザ」が12億円調達
2019年7月31日、株式会社アペルザは、総額約12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 メーカー横断で製品情報を検索できる製造業向けカタログ・ポータル「アペルザ カタログ」や、製造業特化型オ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集