新年は情報発信のチャンス!経営者のブランディング戦略を紹介!

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新年は情報発信で1年のスタートダッシュを切ろう


新年は顧客や見込み客が新しい情報に敏感になる時期です。ニーズが高まる時期に発信力を高めれば顧客との関係を効率的に強化できます。
経営者にとって、新年の発信はブランドメッセージを示す絶好の機会です。スタートとなる情報発信は1年間の信頼構築の基盤にもなります。
挨拶やキャンペーン、SNS投稿など多様な方法で接点を作ることで、顧客との関係を深めてください。スタートダッシュにつながるブランディング戦略をまとめました。

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なぜ新年は情報発信のチャンスなのか


新年は顧客が新しい情報に関心を持ちやすい時期です。
発信内容への反応率が高まる時期であり、企業や店舗に対して「今年もよろしく」と感じてもらえる接点を自然に作れるタイミングになります。

顧客にとって、新年は新しい習慣や取組みをはじめたいと感じる時期です。
企業側からの年始の発信は、その年の企業姿勢や方針を示す機会となり新規顧客からのブランドイメージの基盤を築くチャンスです。
このチャンスを逃すことなく、新生活需要への対応、新しいサービスの提案をすると顧客との関係構築につなげられます。
メンバーシップや定期購入プランのような継続的な利用を促進する施策も効果が期待できます。

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新年の挨拶で信頼感を高める方法


新年の挨拶は、顧客への感謝と今年の方向性を示す重要な発信機会です。形式的なメッセージではなく、誠実で温かみのある内容が信頼関係構築につながります。
どういった内容が適しているのか紹介します。

ホームページやSNSで代表者からのメッセージを発信

気軽にスタートしやすいのが、ホームページやSNSを使った代表者からのメッセージです。
代表者の言葉で直接発信することで、企業の理念や想いをストレートに伝えられます。
また、文章だけでなく写真や動画を添えることで、メッセージの臨場感と信頼性を高められます。

ホームページだけでの発信だと一方向になってしまいがちですが、SNSであれば双方向のコミュニケーションも可能です。
SNSでは投稿後に返ってくるコメントや反応を通じてアクティブな関係性を築けます。伝えたいメッセージや顧客層に応じた媒体で発信してください。

メールマガジンや年賀状で顧客への感謝を伝える

年賀状やメルマガは既存顧客との信頼を再確認し、リピート利用を促す機会となります。
顧客の中には、一度利用したもののそれ以降のアクションにつながっていない層も多いはずです。そういった層に自社の商品やサービスを思い出させるきっかけになります。

メールマガジンや年賀状では、顧客への感謝の言葉に加えて「今年の取組み」を記すと、今後の期待感を生み出せます。
自社のビジョンを改めて伝える機会はそう多くありません。
年始は自社の理念やチャレンジを伝える機会なのでうまく活用してください。年賀状のような紙媒体とデジタル配信を併用すると、幅広い年代層への接触が可能です。

「今年の抱負」や「取組むテーマ」を示してブランドを印象づける

年始のあいさつだからこそ、「今年の抱負」や「取組むテーマ」を自然に伝えられます。
具体的な行動目標を掲げることで、企業が前向きに成長している姿勢を印象づけやすくなります。

目標にはいろいろなものがありますが、「地域貢献」「環境配慮」など社会性が強いものは共感による支持を得やすいテーマです。
一度テーマを示して終わるのではなく、抱負を定期的に振り返る発信を行うと、ブランディングの一貫性を示せます。
より応援したいと顧客に感じてもらうことが、リピーターやファンを創造するために欠かせません。

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年始キャンペーンで顧客接点を強化する方法


年始は初売りや新春キャンペーンに心を躍らせる顧客も多いはずです。新年の販促企画は、顧客が「今年最初の買い物」を楽しみにしている心理を活用できる施策です。
戦略的に設計すれば、新規顧客の獲得と既存顧客の再来店を両立できます。年始キャンペーンで顧客接点を強化する方法をまとめました。

福袋・初売り・割引企画を活用する

年始限定の福袋や割引は、購買意欲の高い時期に売上を伸ばす効果的な手段です。販売期間や数量を限定することで、希少性を訴求して顧客の購買行動を促進できます。

福袋というと、店頭に行列ができているようなイメージもあるかもしれません。しかし、近年は家にいながらオンラインで初売りや福袋を楽しむ人が増えています。
オンライン販売でも「新春限定セット」といった特別感がある商品を設けると、遠方や地方顧客への訴求が可能です。店舗とオンラインの両面で企画を設定してみてください。

キャンペーンの目的とKPIを明確に設定する

情報発信は発信するだけでなく、その成果を測定することも大切です。情報発信だけだと一方向なので効果を測定しにくいと思うかもしれません。
しかし、目的を「新規顧客獲得」や「リピート率向上」など具体化することで成果を測定しやすくなります。

SNS投稿数やクリック率のような顧客のアクションのKPIを設定すると、次回の施策改善に活かせます。
数値目標は従業員の意識を向上させるためにも有効な手段です。数値目標の達成度を社内で共有すれば、チーム全体のマーケティング意識が高められます。

顧客の参加型企画で関係を深める

情報発信は自社からの発信だけにとどまりません。顧客からの発信を促すような参加型企画の導入も検討してください。
SNSで「#今年の福袋開封」などの投稿キャンペーンを実施すると、自然な拡散が生まれます。
さらに、投稿者に抽選特典を設けると、参加率を高めながらブランド好感度を上げられます。

また、購入者アンケートは顧客の正直な意見を集めやすく、顧客満足度と次回企画の改善点を可視化できる手法です。
顧客がブランドに参加する意識が生まれ、エンゲージメントが深まります。

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SNSで“新年らしさ”を演出する方法


情報メディアの主流は、インターネットに移りつつあります。特に若い層にとってはSNSが情報源のメインです。
新年らしいSNS投稿は、企業アカウントに温かみと親近感をもたらす施策です。形式的な宣伝ではなく、季節感と人間味を感じさせる内容が共感を呼びます。

お正月に関連する投稿で親近感を演出する

お正月は1年間の中でも節目となるイベントです。季節の話題を取り入れると、投稿が自然で好感の持てる印象になります。
SNSを通じて親戚や友達とメッセージやおみくじのやり取りをしている人は多いです。
企業も、挨拶や初詣や鏡開きのようなお正月に関連する写真を投稿すると、フォロワーとの心理的距離を縮められます。

また、地域性がある商品を扱っていたり、地域密着型の事業の場合には地域の行事やふう習を紹介してみてください。
より身近に感じられるとともに、地元企業としての信頼感を高められます。

スタッフ紹介や「今年の一文字」など参加型企画

年始の挨拶は、企業のふう土やスタッフについて知ってもらう機会です。社員の「今年の抱負」を紹介する投稿は、企業の人間味を伝える効果があります。

また、フォロワーに「あなたの今年の一文字」を募集する企画は、顧客参加型でありエンゲージメントを高められます。
投稿を通じてスタッフの表情やチーム感を見せると、ブランドの親しみやすさと信頼性が強化されるでしょう。

ハッシュタグを活用して拡散を狙う

SNSは、情報を取得する場であるとともに発信する場所でもあります。「#新年の抱負」「#2025年の目標」など共通タグを使うことで投稿の露出を高められます。
企業独自のタグを設定すると、フォロワーとの共通文化を形成でき仲間意識を構築するにも効果的です。

ハッシュタグを使った拡散は認知度を高めるだけでなく、顧客分析にも有用な情報です。投稿分析ツールを用いれば、ハッシュタグごとの反応傾向を数値的に把握できます。
どういった投稿が効果的なのか、販売へとつなげられるのかを分析して事業成長につなげられます。
プロモーションからキャンペーンに誘導して販売につながる動線を敷くことが可能です。

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ブランドを強くする経営者自身の発信のポイント


経営者の発信は、ブランドの理念を直接伝える最も強力な手段のひとつです。新年のメッセージは、企業の価値観や姿勢を明確に示す絶好の機会なのでうまく活用してください。
発信する時のポイントをまとめました。

経営者メッセージの発信方法

メッセージの発信方法はテキストとは限りません。動画メッセージは感情や表情が伝わりやすく、生の声を伝えて信頼を構築するには効果的です。
また、メッセージを形に残し続けることにも意味があります。ブログやnoteで経営方針を公開すると、長期的なブランド価値の蓄積につながります。

顧客に与えたい印象によって発信方法を変えることも有効なテクニックです。経営者の思想を日常的に伝えるのであれば、SNSで短い言葉を継続発信してください。
短いメッセージでも一貫したものを伝え続けることで、顧客の意識に浸透します。

発信内容に一貫性を持たせる

企業全体の信頼性を高めるには、理念・行動・発言の整合性が大切です。一貫したメッセージは、長期的にファン層を育成する上で欠かせません。

情報発信は、テーマを欲張りすぎればあいまいになってしまいます。
発信テーマを「顧客」「地域」「成長」などに絞ると、ブランド軸が明確になって顧客に届きやすくなるでしょう。

実際の成功事例に学ぶ

SNSで成功した事例はたくさんあります。SNSでの発信をしようとしていても何からはじめればいいのかわからない時には、それらの成功事例から学ぶようにしてみてください。

実際にある事例としては、社長自らSNSに出演して発信している事例があります。
仕事術や経営者としてのマインドセットを紹介していたり、現場の姿を伝えたりと千差万別です。

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年間の情報発信計画を立てるメリット


新年は発信の時期であるとともに、情報発信の発信の年間計画を整える時期です。年始にスケジュールを立てることで発信が途切れず継続的なブランド構築が可能になります。
計画的な情報発信は、スケジュールを共有して社内外の一体感を生み出す効果もあります。どのようにして情報発信計画を立てるのかまとめました。

月ごとのテーマを設定する

月単位で発信テーマを決めておくと、季節感や話題性を反映した内容を計画的に作成できます。シーズンによって話題になるテーマは繰り返します。
季節の変化やシーズンイベントに応じたテーマを設定してみてください。

事前にテーマを整理しておくことで、SNS担当者の投稿迷いを防げる点も大きなメリットです。
まとめて情報発信計画を立てておけば、年間を通じたストーリー性のある発信が可能となり、ブランドメッセージの統一感が生まれます。

発信媒体とKPIを明確化する

年間計画を立てる時には、HPやSNS、メルマガなど媒体別に目標指標を設定してください。目標をあらかじめ設定しておけば、成果を定量的に把握できます。
媒体によってターゲットとする層やアプローチへの反応が違う点にも注意してください。各媒体の特性を理解して発信内容を最適化することで、反応率を高められます。

年間情報発信計画とともに、KPIの達成状況を月次で分析することも重要です。月次サイクルを繰り返すことで、改善サイクルをスムーズに回せるようになります。

社内で発信体制を共有する

年間計画を立てた時には経営層から現場担当まで発信方針を共有します。全体に共有することで、一貫性のある情報発信が可能です。

また、情報発信は担当者の属人化になりがちです。そうならないためには、年間スケジュールを共有フォーマットで管理するようにおすすめします。
社内で成果を可視化すれば、社員全員がブランド作りへの意識を持ちやすくなるはずです。

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まとめ:新年の一手が1年間のブランドを決める

新年は顧客との関係を築き直す最適なタイミングであり、戦略的発信がその効果を左右します。 情報発信の形は様々です。
挨拶やキャンペーンのほか経営者メッセージを組み合わせることで、ブランド力を高められます。また、SNSやオウンドメディアといった媒体の組み合わせも検討してください。
計画的な年間発信を続けることが、1年を通じた信頼構築と認知拡大の鍵です。新年の計画次第でその後1年の戦略が変わると考えて早めに取組んでください。


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(編集:創業手帳編集部)

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