動画生成AIのおすすめツール12選!ビジネスでの活用例や選び方も解説
動画生成AIを活用すれば手軽に高品質な動画を制作できる!
私たちの生活の中で、AIサービスについて耳にする機会はこの数年で圧倒的に増えました。最近特に注目されているのが、動画生成AIです。
映像で情報を伝えられる動画には、多くの企業がビジネスに活用できる可能性が秘められています。
また、動画生成AIを活用すれば、手軽かつ低コストで高品質な動画生成が可能です。
動画生成AIを選ぶ時のポイントや、具体的なサービスについてまとめました。
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この記事の目次
動画生成AIを選ぶ際に押さえておきたいポイント
動画生成AIは、撮影やCGを使わずに動画を作成できる技術です。動画生成Aiを使えば、オフィスを離れることなく、専門知識がなくてもハイクオリティな動画を作成できます。
ここでは、動画生成AIを選ぶ時のポイントを紹介します。
利用目的に合う動画を生成できるか
動画といっても、企業の目的は千差万別です。
プロモーションや研修向け資料、SNS運用など、それぞれに適した動画は異なります。そのため、動画生成AIを選ぶ時は、どのような利用目的なのかを明確にしてください。
また、必要な機能や生成したい動画の長さも動画生成AIを選ぶ時の重要な視点です。
短い動画しか作成できなかったり、テンプレートが少なくてコンテンツを作りにくかったりするなどの不満が出ないように、契約前にチェックしてください。
日本語に対応しているか
動画生成AIの中には、日本語に対応していないケースもあります。英語のUIでも使いにくくなければ問題はありません。
しかし、日本語に対応していないと不便なタイプの動画もあります。
日本語でのナレーションをつけたい場合などは、日本語に対応しているかどうかを必ずチェックしてください。
予算内に収まっているか
動画生成AIは、サービスごとに使える機能や料金プランが大きく異なります。料金プランが高ければ、それだけ高水準の動画を作成できるわけでもありません。
動画生成AIを選ぶ時には、予算を決めておくようにしてください。無料トライアルできるサービスも多いので、積極的に活用して自社に適したものを選んでください。
商用利用が可能か
動画生成AIで生成した動画を商用として使う場合には、商用利用が可能かどうかをチェックしてください。
利用規約で商用利用が可能かどうかが明記されていることがあります。
生成された動画が他者の著作権を侵害していないか注意が必要です。
動画生成AIに読み込ませる素材の中に、無断使用できない画像や音楽が含まれていると、後々で問題に発展するかもしれません。
自分が用意する素材も著作権の帰属を必ず確認してください。
また、正しい情報で構成されているか公開される前にチェックが必要です。
社会的な混乱を招く可能性もあるため、多くの人の目に触れるような使い方をする場合には生成された動画のファクトチェックが求められます。
必要に応じて専門家への確認を実施してください。
動画生成AIのおすすめツール12選
動画生成AIには、海外の会社のものも含めて多数のツールがありますが、希望する動画の内容や受けられるサポート、料金体系は企業によって異なります。
自社のニーズに合う動画生成AIを見つけてください。
日本語対応 | 料金 | 商用利用 | |
---|---|---|---|
Canva | 対応 | 個人向け:無料プラン canvaプロは、1人当たり年間11,800円 チーム向け:canvaチームは1人当たり年間9,000円 |
可能 |
Synthesia | 対応 | フリー スターター:月額22ドル クリエイター:月額67ドル エンタープライズ:要相談 |
可能だが、SNSでの広告利用など利用できないケースもある |
Invideo | 対応しているが不十分な部分もあり | フリー:0円 プラス:月額20ドル マックス:月額48ドル |
有料版は商用利用可能 |
Runway Gen-2 | 未対応 | Basic:0 Standard:月額12ドル Pro:月額28ドル Unlimited:月額76ドル Enterprise:要相談 |
有料版は商用利用可能 |
Lumen5 | 未対応 | Basic:月額19ドル Starter:月額59ドル Professional:月額149ドル Enterprise:要相談 |
可能 |
Dream Machine | 対応 | Hobby:6.99ドル Basic:9.99ドル Pro:14.99 |
有料版は商用利用可能 |
Flex Clip | 対応 | 無料プラン:0円 プラスプラン:月額1,464円 ビジネスプラン:月額2,930円 |
有料版は商用利用可能 |
Pictory | 未対応 | Starter:月額19ドル Professional:月額39ドル Teams:月額99ドル Enterprise:要相談 |
商用利用について明記されていないため、 自己責任の上利用すること。 |
GliaCloud | 対応 | プロ:要相談 ビジネス:要相談 エンタープライズ:要相談 |
有料版は商用利用可能 |
KaiBar | 対応 | Explorer:月額5ドル Pro:月額10ドル Artist:月額25ドル |
有料版は商用利用可能 |
Steve AI | 未対応 | Basic:月額15ドル Starter:月額45ドル Pro:月額60ドル |
|
Video Brain | 対応 | エントリープラン:要相談 スタンダードプラン:要相談 |
可能 |
Canva
Canvaは、オンラインビジュアルツールキットです。
プレゼンテーションからポスター動画まで幅広く利用できます。Canvaには、AI動画生成機能もあり、テキスト入力をもとにして高品質な動画を自動で生成します。
Canvaは、豊富に用意されているテンプレートも魅力です。動画生成と組み合わせることによって、より創造性が高い動画作成が可能になります。
動画生成AIを使うには有料登録が必要です。有料登録することによって、より豊富なテンプレートや高度な編集機能を使えるようになります。
Synthesia
Synthesiaは、リアルなアバターを使って多言語で動画生成できるツールです。テキストをベースに簡単に動画作成可能で、企業の広告などに広く利用されています。
140以上の多様な人種や国籍、年齢、衣装のアバターを用意しており、広いターゲットにアプローチしたい時に便利です。また、独自のAIアバターも作成可能です。
120以上の言語とアクセントに対応している上、声のトーンやスピードも多種多様なので、シーンに適した動画を作成できます。
Invideo
invideoは、オンラインで動画編集をできるサービスです。サービスの中のひとつとしてinvideo AIがあり、テキストだけあれば動画を生成できます。
カスタマイズ性に優れているため、動画の見た目や雰囲気をどのようにしたいかを決めていくことで動画に反映してくれます。
また、無料版はGoogleアカウントがあればすぐにアカウントを作成して利用可能です。
商用利用するためには有料版が必要ですが、まずは動画生成AIを試してみたいと考えている人にも適しています。
Runway Gen-2
Runwayは、多様な機能が搭載されたAIプラットフォームです。画像や動画、3Dテクスチャなどの多様なコンテンツを生成可能な上、編集ツールも搭載されています。
Runway Gen-2は、Runwayの動画生成AIモデルでテキスト、画像、ビデオクリップからの生成が可能です。
日本語対応はしていませんが、直感的に操作しやすく、慣れれば英語でも快適に使いこなせます。使い方を解説しているサイトも多数あるので参考にしてみてください。
Lumen5
Lumen5はプロンプトを入力することで、AI動画を生成できるツール。プロンプトとは、AIへの命令文を指します。
文章の指示だけで自動生成可能で豊富なテンプレート素材を活用して編集できます。
また、Zoomの録画データを自動的に編集できるので、重要な部分だけピックアップしたり外部向けの資料を作成したりするにも便利です。
有料のツールではありますが、無料のものでも利用可能で動画生成や編集といった基本的な機能は利用できます。
まだ日本では普及が進んでおらず、他社と重複しにくく目を引く動画生成に適しています。
Dream Machine
Dream Machineは、高クオリティな映像や3Dモデルを生成するAIであるLuma AIが提供するサービスです。
まるでアニメや映画で見るようなレベルのクオリティの動画をプロンプトで作成できます。生成される動画は、120フレーム(24fps x 5秒)の動画です。
公式サイトでもDream Machineによって生成された動画を確認できるので、チェックしてみてください。
動画の始点と終点の2枚の画像をアップロードするのみでAIが間を生成してくれるキーフレーム機能があり、クオリティが高いコンテンツを簡単に作成できます。
Flex Clip
Flex Clipは、オンラインで動画編集できるツールです。テキストから動画、画像、スクリプトの生成も可能で、テキストの読み上げにも対応しています。
また、AIが自動で音声認識をして字幕を生成してくれる上、フォントや配置、スタイルも自由に調整可能です。
さらに、日本語を含む140の言語をサポートしています。話すスタイルやピッチ、スピードも変更できる上、高品質なテンプレートも利用できます。
Pictory
Pictoryは、文章やスクリプトから動画を生成できるサービス。自動でキャプションをつけられるので、多くの動画を作るために作業効率を上げたい人にも適しています。
スクリプト入力のほか、記事から動画を生成したり、既存の画像やビデオクリップを使って動画作成するなど多くの作成モードが用意されています。
無料トライアルでは、最大で10分の動画を3つ作成可能です。まずは使い勝手を試してみてください。
GliaCloud
GliaCloudは、テキストのほか、ニュース記事や統計データから動画を生成してくれるツールです。
PR動画の作成が得意で、FacebookやInstagramにビデオを掲載するといったSNSを最大限活用した運用ができます。
キャンペーンやイベントPR、予告動画作成にも向いているため、企業のプロモーションとの相性は抜群です。
まずは使ってみたいという人は、GliaCloudにデモのリクエストを送ってみてください。
KaiBar
KaiBarは、テキストや画像から動画を生成できるサービスです。
アメリカの人気ロックバンドLinkin ParkのミュージックビデオがKaiberで作られたことにより、大きく話題になりました。
動画のスタイルには、油絵風や水彩画、アニメ風などオプションも豊富です。
無料で8秒までの動画作成が可能で、それ以上は有料版が必要。なお、無料期間は7日間なので注意してください。
Steve AI
Steve AIは、直感的に操作しやすくテンプレートも豊富で、プロンプトの入力から高水準な動画を作成できます。
日本語対応していないものの、UIが優れていて翻訳ソフトと併用すれば簡単に操作が可能です。
プロンプト以外にもブログ記事やナレーションファイル、ウェブサイトのURLから動画生成できるので、プロンプト生成に不安がある場合にも適しています。
無料トライアルもできますが、ダウンロードには有料プランが必要です。
無料で使い勝手を試してから、本格的に利用するか検討できます。
Video BRAIN
Video BRAINは、株式会社オープンエイトが提供する動画生成ツールの中でも高いシェアを誇るサービスです。大企業を中心とした800社以上で導入された実績があります。
写真や動画、テキストなどの素材をアップロードするだけで動画を自動生成してくれる上、3500以上の動画テンプレートを利用可能です。
パワーポイントへの取込みも可能なので、社内のマニュアル動画や研修資料のようにシーンに合わせた動画生成に適しています。
また、システムの導入から運用まで専用の担当者が伴走してる点と、サポート体制が充実している点が魅力です。
ビジネスにおける動画生成AIの活用例
動画生成AIが普及するにつれ、企業によっても動画生成AIのビジネス利用が広がっています。
まだ、動画生成AIを導入していない企業にとっては、どのように活用すればいいのかイメージしにくいかもしれません。
ビジネスにおける動画生成AIの活用例をまとめました。
マーケティングコンテンツの作成
動画生成AIを活用する場面のひとつが、プロモーション動画や企業PR動画などのマーケティングコンテンツ作成です。
動画は静止画よりも受信者が受け取る情報量が多く、短時間でも多くのことを伝えられます。
近年は、数十秒程度のショート動画を人気を集め、消費者やユーザーに効果的にリーチできるツールとして動画が活用されています。
長時間の動画を抽出してダイジェストを作成するなど、他の技術と組み合わせて新しいコンテンツを作成する試みも多くの業界でおこなわれているところです。
マニュアル・教材の作成
人材を育成するためには、研修や教育制度が重要です。よりわかりやすく効率的なマニュアルやセミナー教材を作成するために、動画生成AIが活用されています。
テキストや音声の内容から動画を自動生成できるサービスもあり、教材作成の手間が大幅に軽くなります。
企業独自のマニュアルや教材を用意しようとすれば、時間も費用も大きくなりがちです。また、書類ベースでの教材ではわかりにくい部分もあるかもしれません。
しかし、動画生成AIを活用すれば、既存の動画や写真を組み込んだマニュアルや教材の作成も簡単です。
自社製品やサービスの基礎知識を身につけるための資料や、具体的な業務工程を学ぶための研修にも動画生成AIが役立ちます。
動画生成AIは著作権と商用利用に注意してビジネスに活用しよう
従来、動画作成はアニメーションやCGを使用するか、撮影する方法しかありませんでした。
しかし、動画生成AIを活用すれば、専門的な技術や予算がなくてもハイクオリティな動画を作成できます。
ただし、動画生成AIを使う時には、著作権や商用利用については、細心の注意が求められます。
社内ルールを決めたり、専門家の力も借りて動画生成AIをビジネスに活用してください。
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(編集:創業手帳編集部)