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2023年11月15日傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する「Nature Innovation Group」が「前澤化成工業」から資金調達
2023年11月14日、株式会社Nature Innovation Groupは、資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、前澤化成工業株式会社です。さらに、今回の資金調達により累計調達額は約3.2億円となりました。
Nature Innovation Groupは、傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営しています。
駅や街中に傘を借りられるスポットを設置し、いつでもどこでも傘を借りられ、どこにでも返せる仕組みを提供しています。これにより、経済的で利便性の高い傘の利用や、ビニール傘の使い捨ての問題解決に貢献しています。
2023年11月現在、首都圏・関西・愛知・岡山・福岡・佐賀などでサービスを展開しています。鉄道沿線を中心に1,200か所以上のスポットを設置しています。
ビニール傘は、コンビニ・ドラッグストア・スーパーなど多様な場所で販売されており、さらに安価であるため、急な雨に降られた際に購入されることが多い傘です。
また、安価であるため、紛失したり盗まれたりした際もそのまま手放されてしまうことが多く、また壊れてしまった場合も即座に捨てられてしまっている姿をよく見かけます。
こうした背景からビニール傘の消費量は非常に多く、洋傘の年間消費量は1億3,000万本であるといわれていますが、そのうちビニール傘は年間6,000万本~8,000万本を占めているといわれています。
使い捨てといってもよい取り扱いがされているビニール傘ですが、ビニールや金属など多様な素材からつくられており、さらに分別にも手間がかかるため、リサイクルされることがほとんどなく、埋め立て処分によって環境に負荷をかけています。
Nature Innovation Groupは、こうした使い捨てされるビニール傘の課題解決のため、丈夫で長く使える傘をシェアリングすることで、使い捨て傘を削減し、傘の利用者には利便性と経済性のメリットをもたらす傘のシェアリングサービス「アイカサ」を展開しています。
事業の拡大には戦略的な資金調達や、他企業との協業などが重要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法などを紹介しています。
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