ZAC(ザック)の機能や評判は?導入手順や価格も解説

創業手帳

ZACとは?特長や導入時のポイントについて解説


IT化が進む中で、システム導入による業務改善を目指す会社も多いでしょう。このような傾向は、中小企業であっても例外ではありません。

そこで、数十名~数百名規模の中堅企業におすすめのERPパッケージ(統合型基幹システム)のZACについて、機能やコスト、導入方法などをまとめました。
ZACは、株式会社オロが提供するERP。システム導入でできる基本的な機能から解説します。ERPの知識がない人やよくわからないという人も、ぜひ参考にしてください。

ZACの機能


ZACは、クラウド型の統合基幹業務システムで、「ERP」と呼ばれることもあります。

会社が業務を行う上では、顧客の管理や見積もり管理、スケジュール管理、日報管理、経費管理など、様々な数値やデータの管理が必要です。
これらは完全に独立したものではなく、多くの場合、それぞれが関連性を持っています。
例えば、顧客情報を元に見積書を作成したり、請求を立てたりする場合があるでしょう。
また、営業担当者が営業に行く先も「顧客」で、日報管理や商談管理にも顧客情報が関係してきます。
こうした多くの情報やデータを一元管理し、業務効率アップや情報共有に活用できるシステムが、ZACのような「ERP」です。

ZACの具体的な機能について、プロジェクト管理と外部連携の2点に分けて見ていきます。

プロジェクト管理の一元化

会社の業務活動は、いくつかのステップに分けられます。業務によって具体的な内容は異なりますが、多くの場合、以下のような流れになります。

  • テレアポやインバウンド戦略の実施
  • リード獲得
  • インサイドセールスや訪問による商談
  • 受注
  • 売上の発生
  • 納品
  • 請求
  • 入金
  • アフターフォローやリピート獲得

 

また、営業業務と並行して、仕入や在庫管理、出荷指示といった仕事も発生します。
このような事業活動で、エクセルで顧客管理を行い、ワードで請求書を作成するなど、個別対応を行っていると、抜けや漏れといったミスが起こるかもしれません。
また、全体の状況が把握できない場合もあります。

ZACでは、見込み顧客の獲得から営業担当者による日報、受注、売上発生といったすべてのプロジェクトを一元管理できます。
受注予定日も設定できるため、当月の受注見込みの確認も容易です。
担当者ベースでも、見積書や請求書をいちいち作成する必要がなくなり、システム上から簡単に発行できるようになります。
さらに、工程管理やコスト管理機能も搭載されているため、経営状態の把握や改善にも活用できます。
工程の遅れなどにもすぐに気づけるため、品質向上や顧客満足度の向上にも貢献できるでしょう。

各種システムとの連携

ZACと各種システムを連携させれば、より便利に活用できます。連携可能なシステムや具体的な活用法をまとめました。

外部システムとの連携

ZACは、財務会計システムやオンラインバンキングなど、様々な外部システムとの連携が可能です。

・打刻システムや給与計算システムとの連携
打刻システムから打刻データを取り込めば、ZACの勤怠管理機能に反映させられます。
さらに、勤怠データを給与計算システムに出力すれば、給与計算を行う際の勤務時間の計算も不要です。もちろん、残業、深夜残業、休日出勤などにも対応しています。

・オンラインバンキングとの連携
支払いデータなどを、FB(ファームバンキング)データとしてZACからオンラインバンキングに出力可能です。これで、取引先への振り込みも素早く、確実に行えます。

・ 財務会計システムとの連携
ZACで入力したデータを元に、自動で仕訳データを財務会計システムにインプットできます。
それぞれの会社ごとの仕訳方法や勘定科目に自動変換するプログラムの作成もできるので、これまでのやり方を変えずに作業コストを大幅に削減できるかもしれません。

このような機能を活用すれば、業務効率化や人的ミスの軽減につなげられる可能性があります。
さらに、財務会計システムや給与システムで計算された原価データを再度ZACに取り込めば、経営状況の把握にも活用できるかもしれません。
プロジェクトごとの収支や部門別の収支を素早く把握したり、ダッシュボード機能で経営状況を可視化したりすれば、経営方針や数値目標の達成状況をいつでも確認できます

経費精算で駅すぱあと連携

ZACは、路線検索や交通費把握に便利な「駅すぱあと」とも連携しています。
営業活動を行う際には営業交通費が発生しますが、ZACなら、定期券の区間を自動で除外して正しい金額を計算できます。
そのため、ひとりひとりの定期券の範囲を細かく確認したり、計算したりする必要がなく、経費処理の大幅な時間削減につながるかもしれません。

また、営業担当者側から見ても、交通費申請にかかる手間が削減できるというメリットがあります。
経費精算画面から「駅すぱあと」を使って交通費を調べ、そのまま申請できるためです。

スマートフォン・タブレット対応で社外接続

ZACはクラウド型のシステムなので、インターネットにつながる環境にあれば、どこからでもアクセスすることができます。
つまり、経費精算や日報報告を、外出先からでも行えるということです。

営業担当者が移動時間中に事務処理でき、リモートワークを導入している企業の場合も、それぞれの自宅やサテライトオフィスからシステムに接続できるため、非常に便利です。

なお、どのシステムに接続できるのかは、アクセス権限によって個別に設定ができます。
外部からは日報や承認業務しか行えないようにするといった調整もできるため、セキュリティ面も心配ありません。
さらに、認証ログ機能で、いつ、誰がシステムにアクセスしたのかをチェックできます。
管理者がログを定期的に確認すれば、万一不正アクセスがあった場合でもすぐに対処できるでしょう。

ZACの評判


実際にZACを使っている人の口コミを一部紹介します。どのようなシーンで活用できているのか、現場の声を見てみましょう。

勤務時間のリアルタイム管理に便利

勤務時間の管理に活用しています。
クラウド型でどこからでもアクセスできるため、社外に出向している社員や、自社に所属している派遣社員、直行直帰する営業担当者などでも打刻できる点が便利です。
一方、本当に勤務開始しているかどうかというチェックは別途必要です。打刻場所の確認機能が搭載されているので、それを活用することになるでしょう。

また、これまでは勤務時間をエクセルで管理・集計していましたが、ZACを使用して自動集計が可能になりました。
当社と同じように、ローカルで社員の稼働状況を管理していた企業にとっては、導入のメリットが大きいと感じています。

クラウドサービスへの移行に最適

新たなシステムを導入する際、実際に現場で使うことになる社員に受け入れられるかどうかが大きな課題となります。
その点、ZACは操作方法が簡単で、画面を見た社員が直感的に何を操作すれば良いのか把握できるのがメリットです。
これまで紙やエクセルで各種管理を行っていた会社でも、それほど抵抗なく、スムーズにクラウドサービスへ移行できます。

また、カスタマイズできる点も便利です。予算次第ですが、自社に適した形にカスタマイズすれば、より利便性を高められるかもしれません。

UIの使いやすさが課題のERP

案件管理や経費管理、勤怠管理など、これまで個別に管理していたデータを一元管理できるという点は魅力的です。
また、案件別の損益が可視化され、収支管理や改善がしやすくなった点もメリットの一つです。

ただし、UI(ユーザーインターフェース。システムの見た目や使いやすさ、わかりやすさなど)は使いにくいため、改善を期待します。
マニュアルを見ないと操作方法がわからない機能もあります。

ZACの導入手順


実際にZACを導入する際の流れと、導入前に考えておくべきポイントについてまとめました。

導入までの流れ

ZACの導入について検討している人や、どんなサービスか詳しく知りたいと思った人は、ZACの提供元「株式会社オロ」に問い合わせてみてください。
詳しい機能の説明や操作のデモンストレーション、希望にマッチした導入方法の提案などをしてもらえます。

社内で検討し導入が決定したら、次に、具体的に利用する機能や利用人数を決めて契約を締結します。
どのような使い方が良いのかも相談に乗ってもらえるため、不明点や不安な点はためらわずに聞くと良いかもしれません。

契約締結後は、導入のスケジュールや手順などについて、ZAC側から説明を受けます。
その後、具体的な業務フローをもとに、自社に適した形にZACの機能を調整
この調整は、ZAC側が一方的に行うのではなく、実際の操作感を確認しながら共同で進めます。

利用開始日が近づいてきたら、社内向けの説明会やシステム移行テストなどを行います。
システム稼働後も、運用が軌道に乗るまでフォローが受けられるので、実際に使ったあとで不具合や不明点があった場合も安心です。

導入時に考えること

ZACを導入する際は、システムの利用方法や利用する機能、利用人数についてあらかじめ社内で検討しておく必要があります。

システムの利用方法

システムの利用方法は、2つです。
データセンターを利用、インターネット経由でZACにアクセスする「クラウド型」、社内に専用サーバーを設置し、社内LAN経由でZACにアクセスする「オンプレミス型」のどちらかを選択します。

クラウド型には、サーバー設置にかかる費用が不要で、初期コストを抑えて導入できるというメリットがあります。
一方のオンプレミス型は、より高度なセキュリティシステムが必要な会社に適した方法といえるでしょう。

利用する機能

ZACは、基本的な機能だけでなく、様々なオプション機能もあります。
どのような機能を使うのかによってコストも変わってくるため、あらかじめ検討しておく必要があります。

また、もともと利用している外部の財務会計システムや給与計算システムなどがある場合、ZACとの連携が可能かどうかも事前に確認しておかなければいけません。

利用人数

ZACは、部署や人ごとに必要な機能を選択して契約できます。そのため、どの機能を何人が利用するのかをあらかじめ決めておくと良いでしょう。
なお、この人数は後からでも変更可能。新入社員が入社した場合などはもちろん、導入後に別の機能も使いたいというニーズがあった場合も、適宜調整を行えます。

ZACの料金


ZACは買い切り方のソフトとは異なるため、一概に「いくらあれば導入できる」というものではありません。会社の規模や利用の仕方によって、かかる費用は変わってきます。
ここでは、ZACの導入にかかる費用の内訳と例について紹介します。

初期費用

ZACの導入時にかかる初期費用は、「ライセンス費用」と「導入支援費用」に分けられます。

ライセンス費用は、販売機能や勤怠機能、購買機能、経費機能の各機能を利用する人数ごとに発生します。
各ライセンス価格に利用する人数を掛けた金額が、ライセンス費用になります。
費用がかかるのは実際に機能を使用する人数分だけなので、無駄なく導入することが可能です。

導入支援費用は、それぞれの会社向けのカスタマイズや説明会の開催など、導入支援にかかる費用です。どのようなサポートが必要かによって金額が変わります。

具体的な費用は、会社の規模や導入方法によって数百万円~数千万円と、大きく変わるでしょう。
費用を抑えて導入したい場合は、リースでのサービス利用や月額料金プランの利用も可能です。

月額費用

月額費用は、ZACを利用している間、毎月発生します。
内訳は、ライセンス費用×1.5%の「ソフトウェア保守費用」と、5万円~の「データセンター利用料」です。
なお、ソフトウェア保守費用は、契約によってライセンス費用に含まれる場合もあります。

まとめ

ZACは、顧客管理や案件管理、勤怠管理などを紙やエクセルで行っていた企業でも導入しやすい統合型基幹システムです。
社員に負担をかけずに業務改善や業務のシステム化を進めたいと考えている担当者は、検討してみると良いかもしれません。

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(編集:創業手帳編集部)

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