「大企業就職」vs「起業」大学生のキャリア設計を起業家と学生が討論!

創業手帳

起業家と大学生が起業とキャリアを討論。大企業と起業どっちが良い?

大企業出身起業家と学生のキャリアナイトが創業手帳本社で開催!白熱したイベントの様子をお届けします

 ・元リクルート、リンクアンドモチベーション取締役から起業の佐藤さん
 ・外資、ライブドア、GMOメイクショップ取締役から起業の創業手帳大久保
 ・起業志望割合が高い意識高い大学生

が白熱討論

12月16日(水)、創業手帳本社において「大手VS起業 大企業出身起業家と学生のキャリアナイト」が開催されました。
ブランド価値があり安定の大企業に就職するか、それともスタートアップ就職や早々に起業するか。

大学生とDE-SIGNグループ代表の佐藤浩也氏と創業手帳の創業者・大久保が大学生向けにキャリアと起業を討論するこのイベント。
今回参加の大学生は起業志望や具体的なキャリア戦略を描いている方も多く、白熱した議論の様子を紹介します。

佐藤 浩也

佐藤 浩也(さとう ひろや)
DE-SIGNグループ 代表
東京工業大学工学部建築学科卒業。株式会社リクルート、日本オラクル株式会社、明豊ファシリティワークス株式会社を経て、独立起業。2000年にリンクアンドモチベーショングループに参画、取締役として上場(東証一部#2170)を経験、子会社として設立した株式会社リンクプレイスを2012年にMBO、株式会社ディー・サインに社名変更。リクルート(新卒採用)・リンクアンドモチベーション(組織人事コンサル)におけるHRM領域での経験を基に「人が活きる場」をテーマに、ワークスタイル・ワークプレイス領域を中心に活動している。また、2013年に株式会社オフィスの広場を設立、オフィス業界の活性化と健全化を目的とした活動にも注力している。
大久保 幸世

大久保 幸世(おおくぼ こうせい)
創業手帳 株式会社 代表取締役
大手ITベンチャー役員で、多くの起業家を見た中で「創業後に困ることが共通している」ことに気づき会社のガイドブック「創業手帳」を考案。現:創業手帳を創業。ユニークなビジネスモデルを成功させた。印刷版は累計250万部、月間のWEB訪問数は起業分野では日本一の100万人を超え、“起業コンシェルジェ“創業手帳アプリの開発や起業無料相談や、内閣府会社設立ワンストップ検討会の常任委員や大学での授業も行っている。毎日創業Tシャツの人としても話題に。 創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

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今どきの学生の起業と就職事情

今回参加の学生は、起業家を志望または既に起業家としてのキャリアをスタートしている方が多かったです。
それぞれがそれぞれのビジョンを持って起業家としての道を志望していることがうかがえました。
大きく変わっていることを実感したイベントでした。

Aさん(男子・東京私大)
現在、起業したい気持ちはあります。今はインターン先の企業で、会社のM&Aの事業に関わっています。
購入候補となる会社をリストアップして、その接地面を作るための営業が僕の担当です。

(なんと大学生でありながらM&A業務をしているAさん。
驚きですね。
今後、事業承継やM&Aが増えるので、今からそういう経験を積んでいくのも大事です。
目先が効く学生は意外なところにトライしているものです。)

Bさん(女子・地方国立大)
トビタテ!という制度を使って、アフリカの2カ国に留学経験があります。
海外でインターンをするうちに、日本の良さに気づきました。
日本で地域を活性化させる事業を学生を使って行いたいと思っています。
私は地方の大学に在籍していますが、全国の大学ごとにプラットフォームを作り、そこから地域活性化につながるような事業を生み出すことが夢です。
起業が目的ではなく、こうしたプラットフォームが作りたい。そのための起業です。
まずは地域おこし協力隊、海外、起業で考えています。

(海外から起業という手もありますね。)

Cさん
すでに一度、起業に向けて活動したことがあります。
最初の資金調達で失敗してしまいました。周囲からは今のタイミングではないと助言を受けて、冷静に考えて納得しました。まずは勢いのあるスタートアップで働く経験が必要と感じて、いまはある企業でインターンをしています。海外とのECの会社で働いています。
自分ができることを増やしながら起業のアイデアを出し、提案している状況です。学生のマッチング事業を中心に考えています。

Dさん
僕はすでに会社を創業しています。受託の仕事をしながら、事業を進めている状況です。
事業は学生版のビジネスアプリで、来春ローンチ予定です。

(既に会社がある!)

Eさん
中古車の販売・買取事業を立ち上げる予定です。
来年早々にオープンできるように、個人売買サイトを構築中です。一緒にやってるパートナーが車に詳しい人間で、一緒に事業を進めようと思っています。
まずは手堅く年商1億にして、その後、M&Aを繰り返すシリアルアントレプレナーを目指しています。

(なんか現実的。。)

Fさん
学生仲間でwebサービスでの創業を考えたのですが、色々あって駄目になってしまいました。
関わる人が多すぎたのも一つの原因だと思います。
来年早々に個人で開発したサービスをリリースする予定です。

ステップを考えてトライする学生たち

大学生の起業プランですが、割と皆さん現実的で、なんとなく起業したいではなく、現実的な事業を考えていたりすでにトライしているところがすごいですね。

一度会社に入って事業を作るのもありです

大久保:僕はアフラックの後、ライブドア。その後にGMOメイクショップというネットの会社に行きました。35歳までに起業する。その前にベンチャーの経営陣をやって経験を積む、というプランでした。
今は起業のハードルは下がっているので、35歳でなくて良いと思います。

例えば社長になりたければ会社の登記の30万円があればいつでもできる。
その前に中小企業のナンバー2を経験したかったんですね。
そこで見つけたのがGMOメイクショップ。

当時は日本は今より景気が悪かった。
就職氷河期でリーマンショックとか。アベノミクスの前ですね。
そんな中で、Eコマースは年間30%の成長をしていた。中国が当時高度成長で10%ですごいと言われていましたが、不景気の日本でその3倍の成長です。
つまり、景気が悪くても、よく見ると実は伸びていたりおもしろい業界や会社があるということです。

その当時は上場企業や大企業はその時点では全く魅力がなかった。
大きい会社はなぜ魅力がないかというと大きいから。
優秀な人がワンサカいて、やり方も固まっている。

小さい社員で大きい仕事をしているから良かったんですね。
会社を変えようとしたら現実的に変えられるじゃないですか。
大きい会社であれば、経営陣まで10階層ぐらいある。
小さい会社なら、経営陣まで1階層(笑。

だから大きい会社が良い、という世間の常識の逆の動きをしました。

履歴書以外に、20~30ページくらいの事業の企画書を作って持っていって、雇ってもらいました。
もちろん、起業からというのもありですが、会社の中でやりたいことができるなら、一度会社に入って事業を作るのもありだと思います。
そういう人はスタートアップやベンチャーは狙い目です。
勝っているスタートアップや経営陣が優秀なスタートアップというの、それなりの勝つノウハウやネットワークを持っていたり、ベンチャーの空気感や常識を掴むことができます。
お金を払って学校に行くより、お金をもらいながらノウハウや感覚を学べるわけです。
昔は大企業とかの社員教育は充実していて、日本の大企業もイケイケな時代があった。
世界一を狙ったり、人材教育にお金をかけるような時代が、2000年代のはじめぐらいまで、なんとなくあったと思います。
今ほど高齢化でのトップヘビーも進んでおらず。
そうなると大企業という選択は学ぶという意味では結構良かったんです。
でも、今はそういう余裕は大企業にもない。
あとは、ベンチャーやスタートアップ、起業の業界が、以前より認知されてきて業界として良くなってきた。
現実問題としてゼロベースの起業の前にスタートアップやベンチャーで組織を勉強するのは得るものが多いと思います。
学生出身の起業家で成功しているのは、リクルート創業者の江副さんとか、ホリエモンとか。
学生の時代から結構営業とかで普通の社員の10年分くらいの経験を学生時代にしているような人たちですね。
一方で、組織をどう使うのかとか、大手との取引のお作法とかは、しっかりした企業を1回経験している人は強い。
組織は強力なツールなので。

佐藤:たしかにそうですね。会社の中では多少の縛りはあるけど、お金とか人とか調達スピードが上がる。これは大きなメリット。組織の中にいると、社内の調整とか面倒なことが多いと感じて、もっとお客さまと向き合いたいと思って独立したのに、いざ独立すると事務的な打ち合わせなど、手間が多くてお客さまに向き合う時間が取れない。
独立して逆に組織にいる便利さを感じることになりました。
例えば、営業の人は経理とか内勤の人に自分が食わしてやっているんだとか思ってしまう。

会社の外に出ると、内部のいろいろな人に支援してもらっていることがわかります。

税金とか経理とかにしても、自分ひとり分でさえ時間がかなり取られて営業や商品開発に回す時間が減ってしまう。
税金とか精算とか一人でやっているともう大変です。
会社の内勤の人のありがたさ、会社の仕組みがそこで分かるわけです。

今はクラウドや創業手帳さんとかいろいろな支援の仕組みや会社があるので、最初の手間の部分ですごく楽になってますけど、それでもね。

大久保:社内の事業でやる場合は、既存のネットワークに乗せて商売ができるのも大きいですよね。組織と看板という武器がある。創業手帳が言うのも変ですが、社内で新事業がやらせてもらえるなら、組織という武器のカタマリを使ったほうが良い。
組織の下駄を履いた、起業の練習みたいなものです。

佐藤:僕はリクルート出身です。リクルートは事件で有名になりましたが、僕が就職した当時はまだ知名度は高くなかった。今では大企業みたいな扱いですが、当時はベンチャー見たいものですね。
東工大からリクルートに就職するのは異端児扱いでしたよ(笑)。ゼネコン就職が当たり前でした。年功序列、終身雇用。問題を起こした人がルートを外れていくという価値観でしたね。どの会社に入るか、その会社でどこまで出世するか、これが幸せのバロメータで、持っている車種が成功の価値。そんな中で自分はリクルートに感化されたんです。楽しい人生が待っているような気がしました。

バブルで人々の価値観が変わり、企業と社員は相互拘束関係から相互選択関係になった。お互いに選ぶ権利が出ましたよね。20歳そこそこの人から起業の言葉が出るようになったのは、ここ15年くらいだと思う。僕の場合はまったく起業ありきではなくて、自分のできること、役に立つことを考え、それをよりよい形で実現しようと思ったときに、在籍していた会社でできないのなら自分でやるしかない。そういう判断が起業につながりました。31歳の起業でしたね。学生のみなさんとはだいぶ違うかな。

大久保:佐藤さんも自分も大企業出身と言いながら、オールドタイプの大企業ではないし、テーマは「大企業VS起業」ですが、学生も思ったより起業ばかりで、イベントで当初想定していた対立軸ができないですね。
ベンチャー・起業側ばかりというすごいイベントになってしまいましたが、まあいいでしょう(笑。

今平均寿命は80ぐらいですが、今後医療が進むと平均年齢は100歳を超えてくるはずです。
そうすると会社の全盛期が長くて20年間だとして、その5倍くらい生きなくちゃいけない時代になる。
大変ですよ。年代や世代ごとに人気の企業や業界は変わりますが10年後くらいに面白くなるタイミングの業界に注目した方がいいと思います。人気企業ランキングに載るような企業は、業界自体がピークで花形産業交代の境目だったりというケースも多いです。
22歳だと32歳くらいの面白い時期にピークだったりするわけです。
ブランドのあるオールドな業界は日本人は安定好きなので過当競争になって長期的には結構つらい。
伸びている業界というのは、市場に比して人が少ないので、色々おもしろいものやチャンスが落ちている。

ベンチャー業界を見ていると、最初は見向きもされない業界だったのが、急に脚光があたって、ぐーっと伸びたりする。
今はAIとか注目されていますが、昔はAIとか変わった人とか見られて。

その前はインターネット自体も怪しいと見られていて。今だとインターネット業界自体が怪しいという人は減ってきているでしょう?

その前はテレビや新聞みたいな今ではオールドなメディアすら社会的地位は低くかった。
それが次第にブランド業界化した。
人材はリクルートが業界自体を作りましたが、それ以前は産業としては実質存在しなかった。
だから今、人気があるとかブランド化している業界も、何もない時に、世間から相手にされなくても、創業者がどこかで作ったわけですね。
会社であったり、業界自体を。

短期の株価とかは専門家でもわからないですが、意外に長期の経済の予想というのは当たるんです。
なぜかというと産業構造や人口動態はあまりぶれず、長いスパンでは、ほぼその通りになるからです。
斜陽産業やこれから勃興する産業というのも産業単位ではそこまで外れない。
だから今がピークより、これから伸びる産業を狙うのが良いと思います。
なぜかというと若い人の仕事が面白くなるピークは10年以上先なので。

業界にしばらくいると業界の中だけしか分からないノウハウや情報、時代や伸びるポイントの空気感が分かるようになる。
サラリーマンでも面白い仕事にありつけることもあるし、起業の宝庫ですね。
個人の好みもありますが、伸び盛りの業界や会社にいる方が面白いことは間違いないです。

学生起業家は何を思っている?

学生起業家は何を思っている?

学生と講師の議論。

学生:アイデアはいくつかあるが、大手が参入してきたらと思うと怖いです。

大久保:ある程度の市場規模がないと、実は大手は意外に動かないですよ。例えばリクルートだと数十億から百億の市場規模がないとそもそもやらない。
売上10億で何億か利益出てると、起業であればとりあえず新興市場には上場できる規模です。
でも大手とかだと小さすぎて動くと損するという規模の違いがあります。
全力で大手がそれだけやったら敵わないけど、大手が本腰でやるって、そこまで多くなくて様子だけ見ているとかも多いです。
社内事情でフルパワーで動けないとかよくあります。大手は既に儲かっている事業があるのでしがらみで動きにくい。地味に決裁とかも。
ただ、それでも儲かる大企業の蓄積や体力というのはすごいわけですが、その分スピードは落ちる。スピードがスタートアップでは重要になる。
だからスピード差でそれだけやっているスタートアップが強いということはある。

あと個人の視点で言うと、組織が大きくて人が多すぎて、打順が少ないのは社員の成長上は良くはないですね。
野球でいうとバットを振れる回数が少ないので。

佐藤:だから、ニッチで攻める手はあるよね。

大久保:盛り上がっている業界は色々な会社が参入するんだけど最初に始めた2社が残るパターンが多いですよね。例えばクラウドソーシング系ならクラウドワークスとランサーズはすぐに出てくる。このベンチャー2社は上場しましたね。実は大手も含めて数百社大量に参入しましたが、本気でやっていたゼロから始まった2社が強かった。

学生:起業したいという思いがあっても、インターンの業務に追われて現実味を持って考える機会が全然なかった。だから、学生版のマッチングサイトみたいなものがあればと思ったんです。
かなり良いアイディアはあったんですが、ただ、同じチームでも学生それぞれの目的が違うと、まとめるのが難しくて。どうしたらいいか悩んでます。

佐藤:面白いよね。面白いけど、モデルや組織がちょっと複雑すぎるのかもしれない。
参加者の動機のバリエーションが増えすぎて、まとまりづらくなるかもしれない。
もう少しシンプルに結びつけてあげた方がいいのかもしれないね。

学生:資金調達が上手くいかなかった。計画が甘かったと納得はしているんですが、融資を受けるのはハードルが高いです。

佐藤:資金調達の仕組みが今はしっかりできています。しっかりと計画を立てれば割と調達はできると思います。

大久保:資金調達は融資、出資、クラウドファンディングなどがあります。

融資は社会人の場合は公庫や保証協会など色々な仕組みがあります。
ただ業界経験が重要視されるので、学生は難しい傾向がある。
そうなると出資ですが、出資してもらうことを考えているなら、出資とは株を売ることですが、会社の株を売って渡すことはそれなりのリスクを伴うということを理解したほうがいいですね。株の場合は、買い戻しはけっこう大変だったりします。
その点、融資はお金を返さなくちゃいけないけど、逆にいえば返せるわけです。株は返せないリスクもあります。
だから出資を受ける場合は相手とシェアの見極めが大事だったりします。
最初にやたらに株を撒いてしまって後で行き詰まるとかはあります。
コミット度合いの低い人とか、あとあと面倒なことになる株主とかですね。
その時は株を回収するのは至難の業だったりします。

学生の中には、周囲に起業についての相談がしにくい人もいらっしゃるようでした。アットホームな雰囲気の中、起業を考えている学生にとって身近な悩みを共有した時間にもなりました。

会社は社員にとってのプラットフォーム。社長と社員の関係

会社は社員にとってのプラットフォーム。社長と社員の関係

佐藤:僕はよく社員のみんなにこう話すんです。みんなはたまたまDE-SIGNという会社をプラットフォームとして一緒に働いています。メリットがあると思えばそのままいればいし、そうでないのなら転職したり、それこそ自分で起業するという方法もある。もはや、企業って、そのくらいの存在なのかと思っているんです。経営者としては、DE-SIGNという会社を選び続けてもらう魅力を提供しなくちゃいけないわけです。

昔のように、みんなが同じ方向を見て、価値観を共有していた時代ではない。いまは、経営者と従業員がワントゥーワンの関係を構築しないといけなくなっている。ただ、それが過ぎれば従業員に迎合することになるし、さらにやり過ぎると主体が分からなくなります。仕事の方向性が違うと感じて違う道を選ぶことは、決して悪いことではない。ただ、コミュニケーション不足で関係が悪くなってしまうのはもったいない。経営者としては、コミュニケーションをしっかり取ることが重要なんだと思いますね。そして、それは法人同士の関係も同じです。

大学生、大人の起業家双方が刺激を受けたイベントでした。

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