創業期におすすめの求人サイト一覧&採用方法を徹底比較しました!

創業手帳

お金をかけずにいい人材を採りたい!そんなあなたにおすすめの求人サイトまとめ

(2016/11/17更新)

創業直後のベンチャー企業にとって、採用にかける費用や時間はとても大きな投資ですよね。では、創業後に効果的に採用活動を行うにはどの様な方法があるのでしょうか?主要な採用方法のメリット・デメリットや、求人サイトを比較してみました。

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採用活動を始める前に

具体的な人材採用の前に、3つの準備をしておきましょう。

1.採用したい人材のイメージをつくる

特に創業期は人数も少なく、コミュニケーションの密度の濃いため、スキル以上に創業者との性格的な相性や経営ビジョンへの共感が重要なポイントです。また、創業者と異なる専門分野を持つメンバーを敢えて選び、経営に異なる視点を取り入れることで会社のバランスが整うことも多い様です。(例:営業系出身社長+管理系幹部、技術系出身社長+営業系幹部など)

予め、「こういう人と一緒に仕事をしたらうまくいきそうだ」という具体的な人物像をイメージする事が大切です。

2.採用計画をつくる

採用というと正社員を考えがちですが、会社の状況に合わせて様々な雇用形態を検討しましょう。正社員・パートタイマー・契約社員・アルバイト・嘱託社員・派遣社員・業務委託・請負社員など、様々な雇用形態がありますが、大別すると「派遣社員・業務委託・請負社員」などは社外の人で、それ以外は社内の人と分けられます。当然、労務時間管理、有給休暇の付与、最低賃金法の適用、安全管理などの義務は、働き方の違いにより変わってきます.

また、最初はアルバイトであっても、働きぶりによってその後に契約社員、社員へと契約形態を変えていく事も可能ですし、契約社員を正社員登用する事で1人あたり数十万円が事業所に助成される「キャリアアップ助成金」などの制度もあります。

3.求人要項をつくる

人材のイメージと採用計画ができしだい、求人要項をつくることでより条件を具体化しましょう。内容には、仕事の詳細だけでなく、出来る限り経営に対する「想い」までを表現しましょう。具体的には、以下の事をまとめると良いでしょう。

求人要項に掲載する内容

-事業の紹介
-創業者の経歴や自己紹介
-職種・仕事の具体的な内容 創業期ならではの魅力(+権限を委譲される・経営を学べるチャンスが多いなど)
-契約形態
-勤務地
-勤務時間
-転勤の可能性
-社会保険への加入の有無(ほとんどの会社が、強制的に加入が義務化されています)
-給与・手当等
-昇給・賞与・退職金の有無
-賃金締切日・支払日
-採用試験の方法

創業者の人間性や相性をよく調べるため、創業者の経歴や人柄が伝わる自己紹介を載せる事でミスマッチを減らすこともできます。求人票が出来次第、イメージ像に近い人に案内を開始しましょう。その人に転職の予定がなくても近い人を紹介してくれるかもしれませんし、そこで得られるフィードバックを元に求人要項をより魅力的に改善する事ができます。

さらに、応募者の心情としても、創業間もない企業に飛び込む覚悟や検討に少し時間が必要なケースが多い為、声がけは早いに越した事はありません。友人・知人への声がけだけでなく、イベント・勉強会などで、早くから候補者に声をかけてフィードバックをもらい、求人要項に磨きをかけましょう。

採用方法の比較

採用を始める前になにを準備したら良いかを把握したところで、次に、どんな採用方法があるかを見ていきましょう。

直接の声がけ(ダイレクトリクルーティング)

ダイレクトリクルーティングとは、人材紹介会社などを仲介せず、直接「声がけ」 をする方法のことを言います。知名度が低く予算がない創業期には多い経路と言えます。元同級生や先輩後輩など学校の繋がり、元同僚や元取引先など前職の繋がり、その他知人・友人。親族の繋がりも多くあるでしょう。また、元々知り合いで無かったとしても、ホームページやSNSを通じて知り合うというケースも増えてきています。

メリット

・広告料・仲介料がかからない
・元々人物をよく知っている為、ミスマッチが少ない

デメリット

・候補者の母集団が限られている
・特定の技能を持つ人材の発掘が難しい場合が多い

求人誌への掲載

主に地域ごとに配布されている求人誌に掲載する方法です。最近では無料の求人誌も多く配布されており、駅やコンビニで目にすることも多いです。雑誌の配布エリアからの採用という母集団の限界があり、予算と採用予定人数で使い分ける必要があります。費用は広告サイズにより異なりますが、一番小さいサイズで3万円程度からが相場でしょう。

メリット

・地域に根付いた人材をターゲティングしやすい
・特別なスキルや技能経験を必要としない人材を数多く採用したい場合に有効

デメリット

・特殊なスキルや技能経験を必要とする場合に母集団が不十分な事もある
※専門のスキルをもった人材を採用したい場合は、その業界の業界紙や専門誌を求人媒体として使うのもアリ

人材紹介会社への依頼

紹介会社の登録者を紹介してもらう方法で、一定のスキルや知識技能を求める場合に活用するのが良いでしょう。人材を採用した場合に費用が発生するのが一般的で、採用者の年収の30%程度を紹介報酬として支払うのが相場です。

メリット

・人材紹介会社がスキ ルや知識技能に応じて候補者を紹介してくれるので手間が省ける

デメリット

・費用負担が大きい
※例:年収400万円の場合120万円の紹介料が発生する

求人・転職サイトへの掲載

転職・転職サイトに求人票を掲載して候補者を募る方法です。紙の求人媒体と比べて職場風景などの写真や動画も掲載でき、ウェブの特性を活かして文章も多く掲載することができるのが特徴。スカウト機能があるサイトであれば、求人情報へのアクセスを待つだけでなく、条件にあった人材に企業の方からアプローチすることも可能です。

メリット

・多くの母集団から候補者を募る事ができる

デメリット

・知名度が低い創業期だと応募が集まらないケースもあり、その際の費用負担が大きい
※20万円程度から掲載出来るものもあるが、掲載期間やスカウトなどのオプション機能次第で変動があり、100万円を超えることもありうる。近年では成果報酬型のサイトも多く出てきている。

ハローワーク(公共職業安定所)への登録

ハローワークに求人票を出す方法。費用はかからず、多くの求職者に求人情報が出すことができる一方で、ミスマッチが起こるケースも多いです。求人票には、求める人材像や採用基準を明確にしておくことが重要となります。

メリット

・無料で利用できる
・公共職業訓練の制度を利用して技術を身につけた人材を採用できる可能性がある

デメリット

・特定の知識や技能を持ったスタッフの採用に向いていないケースも多い

創業期のベンチャー企業にオススメな求人サイト10選!

ここからは上記で紹介した手法のうち、求人サイトを中心に具体的な人材採用サービスをご紹介します。

おすすめ求人サイト|Wantedly

Wantedly(ウォンテッドリー)は2012年にリリースされたビジネスSNSです。Facebookと連携していたり、気軽に記入に会いにいける導線があるのが特徴です。今では大企業をはじめ、中小・ベンチャー企業の利用も多くなっています。

まずはお試しでWantedlyの特徴を確認したい方向けの「トライアル」や、1ヶ月3万円で基本機能が無制限で利用できるプランである「ライト」、1ヶ月9万円で基本機能の無制限利用に加え、各種オプションが利用できる「スタンダード」、1ヶ月33万円~でWantedlyを最大限に活用し、短期間で採用を成功させるプラン「エンタープライズ」の4つのプランがあります。

はたらくを面白くするbusinessSNS Wantedly

おすすめ求人サイト|Green

IT・Web・インターネット業界への転職というターゲットに絞っているのがGreen(グリーン)です。成長性の高いベンチャー企業から大企業まで幅広く利用しています。なお、現在新卒採用案件の取扱は無いようです。

成功報酬型モデルを採っており、掲載期間がなく、採用ができれば都度、成功報酬費用が発生するのが特徴です。採用ができなかった際の費用掛け捨てのリスクもありません。成果報酬は地域によって違いますが、東京都は90万円、大阪府は70万円となっています。

成果報酬型求人サイトGreen

おすすめ求人サイト|Find Job !

Find Jobはミクシィが運営する、IT・Web業界のエンジニア・デザイナー・ディレクター等の転職・求人情報が掲載されたサイトです。業界の中でも20年の歴史があり、老舗です。

料金は5万円から10万円まで幅があり、料金に応じて検索順位が変動します。初回は2~3万円程度の割引があるようです。

Web/IT業界の採用・求人ならFind Job!

おすすめ求人サイト|ジョブセンスリンク

ジョブセンスリンクも成果報酬型の求人サイトです。出社日から30日間の半額保証期間があり、30日経過後に年収の20%~の成果報酬が発生する仕組みとなっています。

転職はジョブセンスリンク【正社員の求人8割以上】

おすすめ求人サイト|Careertrek

キャリアを考えはじめた20代のための、「レコメンド型転職サイト」ということで、最適な仕事をレコメンドすることを差別化ポイントとしています。ターゲットは「若手優秀層」に絞っており、大学・大学院卒登録者のうち、80%が35歳以下。39%がMARCH以上ということです。また、成功報酬は一律70万円です。

キャリアトレック[careertrek]|レコメンド型転職サイト

おすすめ求人サイト|TalentBase

アトラエが2015年の2月にリリースしたのが、ソーシャルデータと人工知能を使って人材を探せるサービス「TalentBase(タレントベース)」です。レコメンドされた人材を取捨選択するごとに、AIが学習し、企業に合った人材像をレコメンドしてくれるということです。

無料プランとアクティブプラン(月10万円)があり、アクティブプランだと、専任担当者サポートが付いていたり、人材の検索ができるようになります。

人工知能とビッグデータ解析で新しいキャリアの可能性を。TalentBase

おすすめ求人サイト|DODA


DODAは、インテリジェンスが運営している日本最大級のエージェントサービスです。国内でも大手のサイトなだけあり、一般的な求人サイトだけでなく、様々な角度から採用に繋げるサービスを持っているのが特徴です。

・DODA人材紹介サービス
・DODA求人情報サービス
・DODA Recruiters
・DODA転職フェア
・DODAターゲティングセミナー
・オリジナル採用支援ツール

料金は4週間50~150万円と、サポートが手厚い分高めです。
転職ならDODA(デューダ)

おすすめ求人サイト|リクナビNEXT

リクルートキャリアが運営している大手求人サイトです。
料金は4週間で20万円~180万円と幅広く、予算に応じたカスタマイズが出来ます。

※2016年11月時点での料金、サービス内容です。プランや料金については変更になっている場合があるので、各社のホームページや資料などでご確認ください

求人サイトはどう選べばいい?

いくつかご紹介してきましたが、どう求人サイトを選べばよいか分からない方も多いかと思います。そんなときには、

・掲載期間はどれ位なのか
・応募者との連絡方法は何か
・応募者が居ない場合はどうなるのか(成果報酬型かどうか)
・専任のエージェントへの相談ができるかどうか

など自分なりの判断基準を持って比較していきましょう。

(編集:創業手帳編集部)

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