こんな投稿アリ!?目から鱗の、事例から学ぶTwitterのコンテンツ作成術!

創業手帳

事例から学ぶ。Twitterを使いこなし、自社・商品のブランド化

(2016/04/18更新)

爆発的な拡散力にくわえ、リアルタイムでユーザーと繋がれるのが大きな特徴であるTwitter。今や芸能人や大手ブランド・企業などの公式アカウントも増えており、それぞれのアカウントが非常に多くのフォロワーを抱えています。Twitterはその手軽さから、若者のユーザーが圧倒的に多く、「どういった投稿がウケるのか予測するのが難しい」という側面もあります。ここでは上手にTwitterを使いこなし、自社・商品ブランドの普及に役立てる方法を、実例を交えて紹介していきます。

コンテンツの作り方

Twitterを始めるにあたって、まずはどういう人にファンになってもらいたいかを考えます。

いわゆる、ペルソナの設定です。

ここで商品情報や企業イメージを届けたいターゲットの性別や年齢層、ライフスタイルなどを大まかに考え、決めておきます。

このペルソナ設定によって、文章の書き方(トーン&マナー)も変わってきます。

たとえば、若い顧客層をターゲットにしているのにTwitterページでのトーン&マナーが堅苦しいマジメな投稿内容であればユーザーにひびかず、伝わらなくなってしまいます。

Facebook同様、Twitterもモバイルからアクセスされる場合が多いので、作るコンテンツも、スマホでスクロールされることをイメージしておくと良いでしょう。

ちなみに、現在Twitterの場合は、1ツイートにつき140字までという制限があります。

Twitterの特徴である手軽さ・スピーディーさを活かして、伝えたい情報を長すぎないツイートにまとめるようにしましょう。

また、発信する内容については、シェアやリプライをもらいやすい、拡散されやすいコンテンツを心掛けるべきです。

この拡散性を上手に生かすためには商品・サービスのPRになりすぎず、Twitterがユーザーにとってプライベート空間であることを尊重しながら投稿内容を考えていきましょう。

事例①:ユーザーを楽しませるトーン&マナーを

パインアメの【パイン株式会社】

商品のパインアメを表す“◎記号”や、「〜パイン」というかわいらしい語尾、顔文字を使うことによって、若年層を中心としたフォロワーとラフにつながることができます。

ジョブーブ/タウンワーク

公式キャラクター「ジョブーブ」がよくある日常風景をゆるーく紹介してくれます。

猫や犬といった、かわいい小動物たちとのツーショット写真を挙げ、やわらかい印象の投稿が目立ちます。

これらの企業Twitterを見ると、親しみやすいトーン&マナーによって、キャラクターと直に接しているかのような印象を与えています。

それぞれの企業・ブランド商品にフィットしたキャラクター像が確立されていて、エンターテイメント性が感じられます。

これらによって単調な宣伝文句・投稿を打ち出すよりも、独特な世界観があり、おもしろく、伝えたい情報がユーザーにひびきやすくなります。

フォローしていてもジャマにならない・ウザがられない投稿を目指しましょう。

事例②:幅ひろい商品や多様なサービス情報をまとめる投稿

わくわくカラオケグループ

このアカウント一つフォローするだけで、全国にある店舗のお得情報やクーポンが手に入ります。

また、別に気になる情報があれば、ここからそれぞれの店舗アカウントにいって、詳細情報を確認することもできます。

全国にたくさんある店舗情報をまとめて紹介するアカウントや、各地から寄せられる書物に関するQ&Aを集めて紹介するアカウントなど、ユーザー側に「フォローしていて役立つ」と思ってもらえる投稿の事例です。

フォロワーの心をつかむことができれば、シェアで広めてもらえることも。

楽天市場

独自の「#楽天探して」というハッシュタグをもちいて、フォロワーと直接的なコミュニケーションをとっています。

フォロワーは自分がほしいものをこのタグをつけてつぶやくと、当アカウントがリプライで要望に応える商品を探してくれるというものです。

また、ユーザーからの質問に答えるようなアクティブな使い方もできます。

これはTwitterならではの、企業対ユーザーの距離感の近さが活かされています。

ただし、企業の顔となってユーザーと接するため、炎上などには気を付けましょう。

何かのきっかけで炎上してしまうと、せっかくのTwitter発信が逆効果となり、自社にネガティブなイメージが付いてしまいます。

事例③:身近なニュースや、地域情報をラフに配信

(公式)黒にんにくの岡崎屋

引用元:https://twitter.com/InfoOkazakiya

これは、地域イベントなどを積極的にとりあげているTwitter事例です。

企業の地元のローカルな話題を紹介することで、自社のみならず地域ごと盛り上げて、全国へ発信していこうという姿勢が、なじみやすいツイートになっています。

横浜赤レンガ倉庫

横浜市エリアのハブである赤レンガ倉庫。そこで開催されるイベント情報を、キャッチーな短文と画像とで簡潔に、かつ繰り返し、発信しています。

さらには他アカウントの関連ツイートをRTしたりしてリーチ数及び認知度の向上を図っています。

また、2015年末にアンケート機能がリリースされました。当時ちょっとしたニュースになりましたが、そうした話題に便乗するのも有効です。

企業の担当者というより、「一個人」として身の回りのニュースにすばやく反応すると、敷居が低く、ユーザーからも受け入れやすくなります。

Amazon

Twitterのアンケート機能の利点は、フォロワーが回答する際、一般的な企業アンケートよりもはるかに煩わしさがないということです。

また、4番目の選択肢の「どれも知らんがな」というフレーズ選びも、親しみやすい雰囲気で、フォロワーとの距離感を縮める投稿になっています。

3.まとめ

いかがでしたか。ご存じなかったアカウントの運用ノウハウが見つかれば幸いです。

そして、フォロワーみんなから愛される「名物広報さん」のような企業アカウントも確かにありますが、必ずしもゴールはそこではありません。

自社に合ったコンテンツを、Twitter独自のメリットであるリアルタイム性や敷居の低さを意識して作っていくことをまず心掛けましょう。

それではまとめに入ります。

  • 事例①:ユーザーを楽しませるトーン&マナーを
  • 事例②:幅ひろい商品や多様なサービス情報をまとめる投稿
  • 事例③:身近なニュースや、地域情報をラフに配信
  • ソフトな表現や顔文字など、アカウント独自の世界観をトンマナや画像選びに反映させる!
  • 「ここをフォローしてよかった」と思われるような、配信スタイルを心掛ける!
  • 「企業らしさ」を抑え、共通の話題や、乗っかりやすい情報を提供する!

以上、「こんな投稿アリなのか! 事例から学ぶTwitterのコンテンツ作成術!」でした!

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(監修:株式会社ガイアックス 大久保亮佑(おおくぼ りょうすけ)
(編集:創業手帳編集部)

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