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AIによる電力分析技術を活用した電力見える化やエネルギー最適制御などのソリューションを展開する「インフォメティス」が5億円調達

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2023年6月19日、インフォメティス株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

インフォメティスは、AIよる電力分析技術(家電分離推定技術)や、この技術によって得られるデータをもとに一般家庭向けに電力の見える化や、エネルギー最適制御、需要家見守りなどのソリューションを提供しています。

今回の資金調達による出資企業との協業により、同分野での市場創造の加速や、技術開発・事業開発の強化を行っていきます。


近年、SDGs(持続可能な開発目標)の推進などにより、社会全体で環境対策が重要となっています。

省エネは、利用するエネルギーそのものを減らすため、大きな成果を得ることができます。

省エネには、エアコンの設定温度を変更するなどの節約から、設備そのものを効率の良い物に変更するもの、エネルギー消費を分析して最適化するものなどさまざまな施策があります。

節約は快適性・利便性とトレード・オフの関係にあるため、近年は、設備更新やエネルギーマネジメントによる省エネが注目されています。

とくにエネルギーマネジメントによる省エネは、設備更新よりも低コストでありながら、大きな省エネ効果を得られる可能性もあるため、工場などを抱える事業者から、一般家庭など幅広く導入が進んでいます。

一般家庭におけるエネルギーマネジメントシステムのことを、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)といいます。HEMSは、家電や電気設備機器とつながり、電気やガスなどの使用量を可視化し、使用量の制御を行うシステムです。

インフォメティスの技術は、家庭全体の電力測定結果から個別の家電の使用状況を推定できることや、通常のスマートメーターなどよりも短い頻度でデータを取得できるリアルタイム性などを特徴としています。

企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
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