クラウド録画サービス「セーフィー」でカメラを効率よく業務に導入
防犯、管理、無人運営と便利で使い道豊富な「セーフィー」の魅力とは?
防犯や現場管理を映像でおこなうために、カメラを導入したいと考えている企業は少なくありません。一方で、カメラの設置に工事が必要で手間とコストがかかったり、いざ導入してみると映像を確認する業務プロセスが負担となったりすることも。
その点、今回紹介するセーフィーは工事不要で小型カメラを設置、映像はPC、スマートフォン、タブレットとさまざまなデバイスに共有できるため、映像の確認を手間なく行うことができます。複数のカメラを一括管理することもカンタンなので、映像による管理業務の一元化にも有効です。
この記事では、セーフィーの特徴や魅力を、導入事例と共に紹介していきます。
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この記事の目次
クラウド録画サービス「セーフィー」とは?
セーフィーは、クラウド録画に対応した専用カメラをインターネットと接続し、インターネットを通じて録画映像を確認することができるクラウド録画サービスです。
カメラもセーフィーが提供していて、雨風に強い外部設置用、コンパクトで狭い店内にも設置しやすいタイプ、人の動きを検知して作動するタイプと、さまざまなカメラを用意しています。
撮影した映像は料金プランに応じて一定期間クラウド上に保存され、権限が与えられた最大15のユーザーが見ることができます。パソコンだけでなく、スマートフォン、タブレットからもアクセスできるため、外出先などでも簡単に映像をチェックできるのが特徴です。
カメラについては購入費用が掛かりますが、その後は録画保存しておく期間に応じて低価格の月額料金を支払うことでサービスを継続利用できます。低価格で、カメラ映像を効率的に活用できるようになるのが、セーフィーの特徴です。
セーフィーの3つの特徴
セーフィーは高画質の映像と高いセキュリティ性が大きな強みとなっており、さまざまなビジネスにおいて盛んに活用されています。また、クラウドサービスの形をとることで、月額1,320円~の低価格で利用できるのも特徴です。
HD高画質・テレビ並みの滑らかさ
セーフィーは高画質で、映像の動きもなめらかなのが特徴です。カメラはHD画質で、画素数は約100万画素あります。映像をズームしてもくっきりと見ることができるため、防犯カメラや現場管理においてより正確な状況把握に役立ちます。
また、動きの滑らかさは1秒間のフレーム数がカギに。セーフィーのフレーム数は1秒間に最大30フレームとなっており、テレビにも負けない滑らかな映像を録画することができます。
独自の高いセキュリティ
セーフィーはカメラからクラウドサーバにインターネットを通じて映像を送信するシステム。SDカードなどの保存媒体を使わず、またサーバーを経由しないため、カメラにアクセスして録画映像を取得することが基本的にできません。
そのため従来のネットワークカメラと比較して、高いセキュリティが保たれています。機密性の高い箇所の録画をおこなう場合でも安心して導入可能です。
クラウドサービスのため低価格から利用可能
セーフィーは月々1,320円~とランニングコストを低く抑えられるのが特徴です。導入当初には対応カメラを購入する必要はありますが、従来型のカメラサービスのように、専用モニターや録画機・サーバーなどは必要ないため、初期費用も低くおさえることができます。
ちなみに料金は、クラウド内の映像の保存期間によって変わってきます。
まだある!セーフィーの魅力
セーフィーはカメラを活用した業務の効率化を手間なく実行できるのが特徴です。ここからはセーフィーの更なる魅力について紹介していきます。
映像を多人数にシェアできる
セーフィーの映像は1台につき15人までシェアできます。またユーザーそれぞれに編集権限、閲覧権限など権限を細かく指定することも可能です。映像を同時に複数名でチェックしたいとき、時間帯によって映像をチェックする人が異なるときなどに便利です。
複数のカメラを一括管理
セーフィーは1つのアカウントで複数のカメラを一括管理することができます。たとえば防犯カメラについては、店内の複数個所のカメラ映像を一気に確認することも可能です。
また、多数の拠点があるチェーン店などにおいては、複数店舗のカメラ映像を本社で一括管理することもできます。カメラの映像を用いた管理業務の効率化に役立ちます。
24時間いつでも見れる
セーフィーは一度加入すれば、映像を見る時間に制限はありません。パソコン・スマートフォン・タブレットから好きな時に映像を確認できます。特にスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末からでも映像を見られるため、夜間・深夜に自宅から映像をチェックする時、外出先からチェックするときなどにも便利です。
録画機不要
セーフィーはクラウド上に録画映像を保存することで、録画機や録画用のサーバーなどを必要としません。カメラだけを購入すれば良いので、初期費用を圧縮して導入することができます。
セーフィーの代表的な使い道
常時撮影できるカメラをビジネスで利用すると言えば、防犯カメラが真っ先に思いつくでしょう。セーフィーは防犯カメラとして役立つのはもちろん、その他にも様々な使い道があります。ぜひ起業家の皆様におかれましては、自社での活用方法を検討してみましょう。
死角のない店内の防犯カメラ
セーフィーのカメラは非常にコンパクトなので、電源さえ確保すれば、場所を選ばずに設置できます。コンセントがあればよいのはもちろん、モバイルバッテリーでも作動します。
そのため狭い店内などでも、好きな場所にカメラのレイアウトが可能に。防犯カメラの死角を作らずにすむため、店内の防犯性の向上や、トラブル発生時の証拠映像の確実な録画に役立ちます。
屋外の防犯カメラにも
屋外の防犯カメラについては、最小限の工事が必要となります。安定したカメラ動作の観点からは光回線を使用するのがおすすめです。
以上2つの条件が揃うなら、屋外の防犯カメラにセーフィーを役立てることができます。スマートフォンなどで手軽に建物や部屋に近づいた人の状況を確認できるので便利。画質もよいので、せっかく映っているのにぼやけていてよくわからない、というような事態に陥る心配もありません。
来店人数の把握
オプションとして、AI解析サービス「Safie AI People Count」を提供しています。
このサービスでは、店内の指定したエリア別に人数推移をグラフで表示ができます。主な特徴は2つです。
設定エリアの人数を容易に検知可能
映像内で予め設定された条件に合致する人数が検出された場合、メールやポップアップで通知を受け取ることが可能です。条件に合うエリアは複数設定することができるため、気になるエリアの混雑状況を比較する際にも役に立ちます。
時系列で人数推移を把握・分析が可能となり、効率的なオペレーションを実現
映像内の設定エリア内にて、時系列での人数推移を把握・分析することが可能です。選択した時刻では詳細な人物の画像/映像を確認することができたり、推移をデータでダウンロードができるため報告書や資料作成にも手間がかからず、効率的なオペレーションに役立ちます。
各時刻の混雑状況がひと目で把握できるので、スタッフ配置の最適化にご活用いただけます。
遠隔地の確認
遠隔地のさまざまな箇所の監視や管理にもセーフィーは便利です。
複数のカメラの映像をスマートフォンでどこでも確認できるため、複数店舗や現場の映像を一括で管理することができます。好きな個所を切り取って保存しておくこともできるので、気になった個所や現場で発生したトラブルなどの証跡を残す上でも便利です。
また、動作があった時のみ作動するカメラを導入すれば、カメラ作動時に通知が行く機能を持たせることもできます。これなら通知が来た時のみ映像をチェックすればよいので、普段は他の業務に集中することができます。
複数拠点の店舗巡回の効率化
複数店舗を持つ飲食店などの場合、本社スタッフが定期的に各店舗を巡回するプロセスが必要となることも。店舗が多くなると、出張の手間やコストがかかるため、管理上のネックとなりがちです。
セーフィーを全店舗にうまく配備すれば、各店舗の状況はカメラを通じて把握できます。経営状況の良い店舗と悪い店舗をモニタリングして改善を促すことも可能になるため、巡回の頻度を減らせるでしょう。
セーフィーの導入を、本社の店舗管理業務の手間やコスト削減に役立てることができるのです。
セーフィーの導入事例
ここからはセーフィーの導入事例を3つ紹介します。各社ともセーフィーの機能をうまく業務プロセスに取り入れています。
焼肉ライク|セーフィーをオペレーション効率化や接客改善に活用
「焼肉のファストフード」を掲げる1人焼肉を営む「焼肉ライク」。「焼肉ライク」では全店舗にセーフィー対応のカメラを導入し、オペレーションや接客の改善のために映像を活用しています。
かつては「1店舗なら代表自らオペレーションを指導すればよいが、多店舗経営になると人に任せなければならず、店舗の状況把握に課題を感じていた」とのこと。
いくつかのカメラ関連のサービスを検討したところ、価格の安さに加えて、ログインなどをいちいちせずに、カンタンに全ての映像をチェックできるという利便性が決め手となって、セーフィーの導入に至りました。
セーフィーの導入により各店舗の様子を遠隔で確認できるようになったため、当初の目的であったオペレーションや接客品質の改善に役立ったとのことです。
同店は注文から3分以内で食事を提供することを強みとしていますが、この「3分提供」を全店舗で徹底させるために、セーフィーを活用した従業員管理や育成がとても役に立っています。
ホール全体を見渡せる場所、金庫、レジなどに設置し、遠隔でも状況をくまなく確認できる体制が整っています。カスタマーアンケートやクレーム対応なども、セーフィーの映像と共に確認することで、適切な対応ができるようになったそうです。そして、営業時間外になると、セーフィーは防犯カメラとしてセキュリティ維持に役立っています。
KOKUYO|家具やオフィスの利用実態を分析
KOKUYOのファニチャー事業本部では、もともと来店者数の管理などにセーフィーを活用していました。近年、オフィス家具やオフィス空間をどのように活用されているか、またどのような課題・改善策があるかを把握するための空間である「LIVE OFFICE」を展開しています。
ここでは実際に社員がLIVE OFFICEの中で働き、オフィス空間や設備の使われ方に関して映像や各データなどを取得。そのなかから新設備の効果や課題などを検証する場となっています。
この検証の精度を高めるために導入されているのが、セーフィーのカメラと「Safie AI People Count(エーアイ ピープルカウント)」というツールです。これらのツールを導入すれば、オフィスエリアや設備の利用人数や利用者の傾向をデータ化し、更に映像にて利用実態を把握することができます。
オフィスのどの部分に、どの時間帯に人が集まりやすいのか、実際に導入した設備が使われていて、快適に作業するうえで役立っているのかなどをより詳細に把握することができます。
KOKUYOではこれらのデータを収集しながら、新しいオフィス家具の開発や、快適なオフィス空間のコンサルティングに役立てていきたいと考えています。
ツムギホールディングス|セーフィーが無人スタジオ運営の要に
ツムギホールディングスは、首都圏で24時間365日開放されたレンタルスタジオ「スタジオBUZZ」を展開しています。
利用する際にはWebサイトやLINEから予約し、利用時もスタッフと接することなく完全無人で運営されているスタジオです。同社は約30のスタジオをわずか4人で運営。無人スタジオ運営の要になっているのがセーフィーです。
レンタル料を抑えるために始めた無人運営ですが、まず第一の課題は防犯面です。物品の破損や利用時間の超過、料金未払いといったトラブルを予防する策を探していました。特に料金未払いについては実際に頻発していたため、対応が急務だったとのこと。
そのような中、検索サイトを通じてセーフィーを発見。「月額料金がかかることをふまえると従来のカメラより高くなるものの、使いやすさを優先して導入を決定した」そうです。
セーフィーをあえて目に作るところに多数設置することで、課題となっていたトラブルは大きく減りました。現在はセーフィーのカメラを20拠点、105台導入しています。取り付けは全てスタッフ自ら行っていて「専門知識がなくとも、付属のねじで簡単に取り付けられて便利」と感じています。
録画した映像はスタッフ同士ですぐに確認できるので、無断使用などのトラブルが起きたときには、現場に駆け付けたり、トラブルを起こした人のデータを集めたりと、迅速に対応できるようになりました。映像がなめらかで、音声が聞き取りやすいため、正確な状況把握に役立っているとのことです。
さらに、副次的な効果として、お客様の漏れ聞こえるリアルな声も聞けるようになったとのこと、スタジオの使いにくいポイントや掃除が行き届いていないなどの声を、店舗管理や新店舗の計画に役立てています。
ツムギホールディングスでは、今後はセントラルオフィスでカメラ映像をもとに男女比など利用者のデータを収集し、マーケティングに役立てていきたいと考えています。
セーフィーを賢く使ってセキュリティ向上や業務効率化に役立てよう
セーフィーは従来、設置にコストや手間がかかったカメラ機能を、クラウドシステムにより安価でカンタンに導入可能にしたサービスです。
防犯カメラとして活用できるだけでなく、多店舗管理の効率化や、オプションを活用することで、来店顧客の把握や顧客データの作成にも役立てることができます。
今回紹介した機能や導入事例も参考に、皆様の企業においても、セーフィーの新たな活用方法を検討してみてはいかがでしょうか。
(監修:
セーフィー株式会社)
(編集: 創業手帳編集部)