ライティングの手法を身に付ける方法とは?集客目的にも副業にも

創業手帳

ライティングを上達させるには?文章作りの基本とポイントを紹介


ライティングスキルは、あらゆる場面で役立つものです。ライターなどの文章を仕事にする人だけでなく、事業を立ち上げる際にも必要です。

ライティングには、特に才能などは不要で、必要なのはコツとノウハウです。
基本を押さえると、自身の立ち上げた事業の広告や発信にも使用可能で、スキルアップすれば副業ライターも目指せるかもしれません。
独立を考えているなら、集客に役立ち、副業としても稼ぎやすいライティングのテクニックを獲得しましょう。

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ライティングスキルが必要な理由


ライティングスキルは、ライターにだけ必要なスキルではありません。
ライティングスキルがあれば、自分の手でネット集客やECサイト運営など、事業を発展させるきっかけを作れます。
もちろん、ライティングスキルが上がれば、外注ライターとして副業やフリーランスで稼ぐことも可能でしょう。

集客に生かせる

ライティングスキルは、自分で事業を始めた際の集客に生かせます。事業をスタートさせたばかりの時期は、仕事がなかったり売上が安定しなかったりするものです。
そこで、自社の事業を多くの人に知ってもらい、注文してもらうチャンスを増やさなくてはなりません。

ライティングスキルがあると、自分でホームページなどに文章を書き、集客に繋げられます。
これから顧客になるであろう人たちに幅広く的確な情報を伝え、信頼を得られたら、注文に繋がるチャンスを広げられるでしょう。

商品購入を訴求できる

商品購入を訴求するのも、文章の力です。近年のビジネスではインターネット上でECサイトを作る、アフィリエイトサイトを作るなど、様々な手法があります。
こうしたネット上での販売には、セールスライティングのスキルが欠かせません。
どのようなアプローチをすれば、顧客が興味を持ち、商品購入までのアクションをするか、ノウハウを駆使して訴求力のある文章を書く力が必要です。

質の良いサービスや商品を販売していても、顧客に購買行動を取ろうと思わせる方法を知らなくては、手に取ってもらえません。
特に、ネット上では、店頭で販売するよりも購入までのハードルが高く、こちらからアプローチできるのは画像や動画を除けば文章だけです。
そのため、書かれた文章が悪ければ消費者からは見向きもされない可能性もあり、何をどう書くかによって売れ行きに大きな影響を与えることとなります。

副業に生かせる

ライティングスキルは、自分で事業を立ち上げたりECショップやアフィリエイトサイトを作ったりするだけではなく、副業にも役立ちます。
ライティングスキルがあれば、他社のホームページやECショップでコラム記事を書いたり商品の紹介をしたりすることも可能です。

ライティングの仕事は、クラウドソーシングなどでも豊富に募集されており、副業として始めやすい仕事です。
また、スタートする際に準備する設備も少なく済み、パソコン1台、タブレットやスマートフォンだけでも始められます。

ライティングのテクニック


押さえておきたいライティングのテクニックについて解説します。ライティングスキルは天賦の才能などではなく、後天的に身に付けられるものです。
ただし、そのためには書き方のテクニックを身に付け、自分のものにしていくことが必要不可欠です。

ライティングの基礎とさらにスキルアップするための手法を紹介するので、順を追って身に付けていきましょう。
国語の授業で習ったような基礎的な内容も、大人になると意外と忘れている場合も多いため、注意が必要です。

ライティングの基礎

ライティングスキルは一朝一夕に定着するものではありませんが、基本的な書き方のルールを覚えると、わかりやすい文章に近づきます。
読みやすく、内容が理解されやすい文章校正のポイントとして、以下の点を押さえましょう。

助詞に注意する

ライティングでまず注意したいのは、助詞の「てにをは」です。普段何気なく使っているかもしれませんが、1文字間違えるだけで違った意味を持つ場合もあります。
日本語が母国語の人でも、ミスをうっかりとしてしまうこともあるため、注意してください。特に、無意識に使いがちな「は」と「が」は、使い方で意味が大きく変わります。

例えば、「ケーキが好き」と「ケーキは好き」で比較してみましょう。
前者は、特にケーキを好むことを示していますが、後者は何かと比べて「どちらかといえば好き」と消極的な印象を受けます。
助詞は、ほんの1~2文字程度の短さにもかかわらず、文章全体の印象を大きく影響する存在であり、軽く見てはいけません。

段落分けを意識する

インターネット上で記事を書く際には、パッと見た時に読みやすそうに見えることを重視したいものです。
特に、ネット上の記事は流し読みされやすく、読みにくさがあるとすぐに離脱されてしまいます。
そのため、できるだけ全体を見た際に読みやすそうに見えるよう、段落分けしておくことが必要です。

改行して段落に分かれていると、話の内容の切れ目が分かり、どこまで読めば自分のほしい情報を得られるかわかりやすくなります。
文字を目で追いやすくもなり、スマートフォンなどでスクロールした時も、次に読む場所がわかりやすくなるでしょう。
また、そもそも文字を読むのが苦手な人も、短い区切りになっていれば、「これくらいなら読めそうだ」と安心できます。

語尾を変える

ライティングで読みやすさを意識するなら、語尾も気にしたいポイントです。語尾は文章のリズムを作るのに大きな影響を与えます。
同じ語尾が続くと同じリズムが続いてしまい、単調な印象になりがちです。反対に、文章ごとに語尾に変化を付けると、退屈せずに読めるテンポの良い印象になるでしょう。

内容に応じて漢字とひらがなの割合を変える

読みやすい文章を書くには、漢字とひらがなのバランスも大切です。
漢字の多い文章は硬くまじめな印象を与え、反対にひらがなが多い文章は柔らかく親しみやすい印象を与えます。
それぞれに印象が異なるため、書く内容やターゲット、掲載する媒体などによって漢字とひらがなの割合を変えると良いです。

簡潔に書く

だらだらと長い文章は読みにくく、意味が伝わりにくくなります。そのため、できるだけ簡潔な文章にすることが大切です。
できるだけひとつの文章には、言いたいことをひとつだけ入れるようにして、読者に意味が伝わりやすいようにします。

正しい日本語を使う

正しい日本語を使い、論理的に書くことは、ライティングで意識したい重要な点のひとつです。
助詞や語尾を正しく使用して、冗長な表現を避け、首尾一貫した文章を作ると、読みやすさや説得力はアップします。

より良くするためのテクニック

ライティングの基礎が身についてから、さらに良い文章を書くためのテクニックを紹介します。
全体のバランスや客観性を考えれば、ライティングスキルは一段と向上するでしょう。

文章の目的を明確にする

文章を書く際には、その目的を明確にしてください。書く目的を決めて、そこへ向かって書けば、主軸がブレずに本来伝えたいことを十分伝えられます。
目的には、その文章を読んだ人がどう感じるか、どのようなアクションをしてほしいかを設定すると良いです。

構成を組み立てる

文章を書く際には、構成を組み立て、構成に肉付けするようなイメージで進めることをおすすめします。
文章と文章のつながりなど、細かい部分は後で修正可能なため、まずは構成の流れを意識して、書き進めてください。

最終的に書き終わったら、構成通りに進んでいるか確認し、さらに前後のつながりが論理的でない部分や不要な部分を修正します。

読者の立場に立って考える

文章を書いて、誰かに訴求したいことがあるなら、その「誰か」の目線で、その人たちの興味関心や悩みなどを意識することが大切です。
読者の立場で考えると、より希望に添った内容を追及し、彼らが欲している情報を提供できるでしょう。

あるテーマについて記事を書く場合には、そのテーマで実際に検索してみて、読者は何を知るために検索しているか確認しておくと良いです。
その検索で表示された情報は、参考サイトとしても役立ちます。

意識したいライティング手法・法則


ライティングスキルを高めるためには、いくつかのライティング手法や法則などを知っておくと良いです。
いくつか手法や法則を知っておくと、基本的な型や流れにあてはめるだけで、上級者のライティングができるようになります。

初心者からプロのライターまで意識して使いたい、効果的なライティング手法や法則を紹介します。書く内容や媒体などを見極めて、使いこなしましょう。

SDS法

SDS法は、3つの段階に分け、段階に合わせて順々に話を展開していくフレームワークです。
わかりやすい文章やスピーチとして、読者や聴取者に伝えたいことを上手に伝えるために使えます。
手順は以下の3段階で、SDS法の名前もその頭文字から来ています。

「Summary」(要点)
サマリーとは、全体の概要を意味し、要点をまとめたものです。これによって、序盤の集中力の高い状態で、全体的なことを伝え切れます。
話の要点がわからないと読者のストレスにつながりますが、この順番であれば読者に読む負担を与えません。

「Details」(詳細)
全体の要点を伝えた後で、具体的な内容を説明します。これによって、要点を話した後で話に関心を持った人に、掘り下げた濃い内容を伝えられます。

「Summary」(要点)
最初に伝えた概要を、再度、最後のまとめとして伝えます。最初に言ったことを再度伝えることで、印象を深める効果が期待できます。

PREP法

PREP法とは以下の4つの流れをもとにして、わかりやすい文章を書くための文章作成術です。
上記のSDS法と同様に、結論で詳しい内容を挟み込み、最も伝えたい内容を記憶に残りやすくしています。

「Point」(結論)
PREP法では始めに結論を書き、次の内容が入りやすくします。結論を知っている読者は、次にくる理由などを結論を踏まえて読み取れるでしょう。

「Reason」(理由)
結論に至った理由を述べます。既に結論を知っているため、読者はあらかじめ話の方向性を予測して読み進められます。

「Example」(実例・具体例)
理由に至った具体的な体験などを伝えます。口コミやレビューなどで結論と理由を肉付けするイメージです。

「Point」(結論)
最後に再び結論を述べ、言いたいことを印象付けます。一度聞いている内容なので、理解しやすく、記憶もされやすくなるでしょう。

BEAFの法則

BEAFの法則とは、以下の4つの頭文字からできたセールスライティングの法則です。
4つの点に注目してライティングして、消費者の買いたい気持ちを徐々に固めていきます。

「Benefit」(商品で得られる利益・恩恵)
ベネフィットとは、商品を購入することで得られる良い効果を指します。
商品自体の良い点ではなく、商品を通して買った人がどのように幸せになれるかということがベネフィットです。

「Evidence」(論拠・証拠)
エビデンスとは、その商品をすすめる根拠です。口コミレビューや販売実績などのデータを提示して、商品に対して安心感を持ってもらいます。

「Advantage」(競合比較・優位性)
アドバンテージとは、ほかとの違いやより優れている点です。機能の違いや特典などがアドバンテージにあたり、これを述べることで、読者はさらに商品に魅力を感じます。

「Feature」(特徴)
商品の機能や特徴の詳細です。商品の細かい特徴まで紹介すれば、ここまで読んできた消費者の心をさらに掴み、購入を後押しします。

AIDCAS法則

AIDCAS法則は、以下の5つの言葉の頭文字を取ったものです。AIDCAS法則では、消費者の心の動きを5つの段階に分け、それに合ったライティングを行っていきます。
段階ごとに徐々に購買意欲を高め、最終的には消費者の心を満たすという手法です。

「Attention」(注目)
まずは、注目して記事を覗きたくなるようなキャッチコピーを作ります。読者目線で気持ちを捕まえるよう目指します。

「Interest」(興味)
仕組みや魅力、機能など、商品やサービスの詳細を見てもらい、興味を持たせます。

「Desire」(欲求)
より深く情報を知っていくと、買おうかどうしようかと気持ちが動き始める段階です。

「Conviction」(確信)
さらに買おうと決断する段階になります。体験エピソードやレビューなどが決断の後押しになることが多いです。

「Action」(行動)
実際に購入ボタンを押すなどのアクションを起こす段階です。クロージングコピーが最後のひと押しをします。

「Satisfaction」(満足)
最終的に気持ちの良い取引ができ、商品も思った通りのものであったと満足してもらうのが、AIDCAS法則の本当の成功です。

まとめ

ライティングは、テクニックを意識して書くことで上達していきます。
スキルは一朝一夕に身に付きませんが、ポイントを押さえるだけでも十分に分かりやすい文章になります。
良い文章を書こうと意識しているうちに、徐々にテクニックが身に付き、オリジナリティも出しつつ魅力的な文章を書けるようになるでしょう。

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(編集:創業手帳編集部)

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