開業手帳2015年10月16日
ペットショップの開業手帳
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- 晩婚化、独身主義、高齢化など様々な理由より一人暮らしをする人が増え、それに伴い家族としてペットを飼う人が増えてきています。
- そして家族に対して健康を気遣い、体調や年齢に合わせてペットフードの種類があり、またペットホテルや美容院、サロンなどのサービスも人気があります。
ペットが亡くなった後には人間のように火葬しお墓に埋葬するペット霊園を利用する人も増えています。 - 現在ペット市場はそのサービスの種類も多岐にわたり、今後も市場は拡大すると考えられます。
この記事の目次
1.開業にあたって必要な手続き
ペットショップを開業するために必要な手続きはというと動物取扱業に該当するため施設ごとに動物取扱主任者を置く必要があります。
動物の種類は哺乳類、鳥類、爬虫類は手続きの登録が必要ですが、魚類は登録の必要がありません。
ペットショップの登録は動物を取扱うため保健所の所管になるケースが多いのですが、開業する地域によって異なるため事前に確認しておきましょう。
届出に必要な事項は何かというと、氏名と住所、事業所の所在地、動物取扱業の種類、取り扱う動物の種類と数、飼育施設の構造、規模、管理方法、配置図、付近見取り図などが必要となります。
なぜ飼育施設の図面まで必要となるのかというと、悪臭防止対策や騒音防止対策がキチンと行われていて施設の近辺から苦情がこないかどうか確認したいからです。
このような手続きや届出が必要となるのはペットショップだけではなく、ペットホテルやペットレンタル業、ブリーダーも動物取扱業に該当するため同様の手続きが必要となります。
またペットショップとペットサロンなど複合サービスを行う施設も人気ですが、その場合も一緒に届出する必要があります。
動物の種類に関してはワシントン条約に触れる可能性もあるので、どんな動物が希少動物で、どんな動物が危険動物なのか正しく理解しておきましょう。
2.開業にあたっての留意点・準備
1)清潔感
ペットショップを開業する上でこれだけは気を付けておきたいということがいくつかあります。
まず「清潔感」です。小まめに掃除をすることも大切ですが、掃除がしやすいように角を作らない、床にはなるべくモノを置かないなど施設に掃除しやすい工夫をしておきましょう。
また大型の換気扇を設置して下さい。
2)騒音
そして動物がたくさんいると「騒音対策」が必要となってきます。
施設内に防音対策を行っていても、エアダスト付近から鳴き声が漏れる可能性があるので注意して下さい。
3)スタッフの知識
スタッフが「商品知識」を正しく持っていて正しいケアができているのかどうかが重要です。
動物が感染症などにかからないように注意しましょう。
4)お店の規模
ペットショップの規模は商品の品揃えも充実している大型店からきめ細かいサービスを提供してくれる中小規模の店舗まで様々です。
ペットの健康状態に合わせてペットフードを提案してくれたり、しつけなどのアドバイスをしてくれたりとただ商品を売るだけでなく付加価値のサービスを提供することで他との差別化をはかる事が重要なポイントです。
ペットが動物を飼うという意識から家族と一緒に暮らすという意識に変化していることを理解した上でペットショップはサービスを提案していかなければいけません。
5)ペットショップの仕入れ方法
ペットショップの仕入れルートの確保はとても重要です。
なぜかというと仕入れ先によってそのペットの健康状態が全く違ってくるからです。
そのためブリーダー、ペット―オークション、専門卸業者、輸入業者など信用できるところを見つけましょう。
また仕入れの量に関してもたくさん仕入れればいいというものではありません。
施設の規模にもよりますし、予定通り売れるとも限りません。
一定数を超えてしまうと衛生面のトラブルなどが発生し施設内で感染症を患ってしまう可能性もあるため利益重視に走らず、ペットにとって居心地のいい空間を作るように心がけましょう。
ペットショップの流行は早く、毛の長さや色、模様などどんなペットが今人気なのかいち早く把握しておく必要があります。
3.必要資金例
準備中
4.ビジネスプラン策定例
準備中
5.入っておくべき保険
準備中
6.必要になる契約書
準備中