「中小企業の支援が手厚い」 宮城県の創業支援まとめ

~宮城県の事業支援の方向性~

宮城県の中小企業・小規模事業者は、ものづくり産業を通して、宮城県の発展と住民の生活の向上に大きく貢献しています。そのため、中小企業の成長・発展を支援する目的で、各支援団体や地元の金融機関との連携を強化しています。近年は特に、創意工夫や自主的な取組みの支援について力を入れています。

今回はそんな宮城県で創業を検討している方・起業直後の方向けに支援制度や施設をご紹介いたします。

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まずは「アシ☆スタ」に行ってみよう

宮城県で起業・創業をする方は、まずは仙台市起業支援センター「アシ☆スタ」に行ってみるといいでしょう。
アシ☆スタは、中小企業診断士や税理士、行政書士などの起業をサポートする専門家や、現役経営者との相談窓口をはじめ、様々な種類のセミナーや交流イベントの開催を行なっている起業支援センターです。相談窓口は、平日や日中は都合が合わないという方のために、休日夜間の相談も行なっています。

アシ☆スタには「アシ☆スタ交流サロン」という会員制サロン(会員無料)があります。Wi-Fi完備、オープンスペース、予約制ミーティングスペース、企業関連書も充実しており、お子様連れでも安心のキッズスペースもあります。

公益財団法人「みやぎ産業振興機構」

みやぎ産業振興機構は支援メニューが豊富なのが特徴で、様々なニーズに応えることができる総合的産業支援機関です。金融支援課、事業支援課、取引支援課、地域連携推進課とサポートごとに分かれており、創業支援を始め、復興支援、中小企業再生支援、水産加工業支援など、細かい支援を行なっています。

商工会・商工会議所の支援について

宮城県では宮城県商工連合会・仙台商工会議所などの商工会・商工会議所でも、窓口相談・巡回指導などにの支援を行っています。創業直後で取引先やパートナー企業を積極的に増やしたいときにはこうした地域のネットワークを活用していくことも有効な手段のうちのひとつです。

制度融資について

創業する際にまとまった事業資金が必要となるケースも多いかと思います。創業期は十分に資金を確保し、事業に専念できる環境を整えることも大切です。そんなときに活用したいのが、日本政策金融公庫や地元の地方銀行・信用金庫などの創業融資制度です。これらを活用するにあたり、宮城県中小企業融資制度の利用を検討すると良いでしょう。固定・低利で融資するのが特徴で、信用保証料についても負担の軽減をしています。また、宮城県信用保証協会の利用もおすすめします。

各金融機関の支援について

宮城県の主な金融機関の支援体制・融資制度をご紹介致します。

仙台銀行

仙台銀行では、創業に役立つ4つの支援を行なっています。事業計画サポートをはじめ、各種制度を活用した資金調達、じもとホールディングスのネットワークを活用したビジネスマッチング、日本政策金融公庫と連携したサポートがあります。

補助金・助成金

宮城県で、スタートアップが活用しやすい助成金は以下のようなものがあります。

新事業創出支援融資(起業家支援資金)

新事業創出支援融資は新たに創業する方や創業後5年を経過していない方を対象とした融資です。
七十七銀行、北日本銀行、仙台銀行、宮城第一信用金庫、仙南信用金庫、商工組合中央金庫仙台支店等の金融機関で取り扱っています。

七十七ニュービジネス助成金

七十七ニュービジネス助成金は公益財団法人七十七ビジネス振興財団が県内産業・経済の発展に寄与した企業等新規事業活動を志している起業家等を「七十七ニュービジネス助成金」として助成しています。

みやぎUIJターン起業支援補助金

みやぎUIJターン起業支援補助金は宮城県へ移住し、社会事業を起業される方向けの補助制度です。

みやぎ中小企業チャレンジ応援基金事業

みやぎ中小企業チャレンジ応援基金事業はみやぎ産業振興機構が宮城県及び株式会社七十七銀行と連携して、創業を行う企業に事業経費の一部を助成する制度です。

宮城県スタートアップ加速化支援事業

宮城県スタートアップ加速化支援事業はみやぎ産業振興機構が県内の商工会・商工会議所と連携して、創業又は第二創業する企業に対しスタートアップ資金を補助する制度です。

シェアオフィス

創業初期のオフィス選びで人気の高い、「シェアオフィス」。宮城県で注目のシェアオフィス情報を紹介します。

TRUNK-Creative Office Sharing-

TRUNKは、クリエイティブ産業に関連のある事業の方を支援するクリエイティブシェアオフィスです。周辺に位置するイベント倉庫や音楽スタジオ「MOX」、演劇演習施設「10-BOX」、能舞台型文化交流拠点施設(能-BOX)などとの連携支援を行っています。

INTILAQ東北イノベーションセンター

INTILAQ東北イノベーションセンターは、起業家だけでなく、小中高生、大学生などどんな人でも起業家育成・支援しています。スペースの提供だけでなく、イベントや講座も充実しています。

★関連記事
以下のサイトでも宮城県のシェアオフィスについて詳しく掲載しています。
・eシェアオフィス

大崎市の創業支援制度について

実は宮城県では大崎市の支援も充実しています。
「大崎市創業支援等事業計画」により、多種多様な事業者連携し起業前から起業後まで継続的な支援を行っています。具体的には、窓口相談、研修会の開催、ビジネスプラン策定、コワーキングスペース、ビジネス交流会等を提供しています。最近では、この取り組みの強化、支援体制の整備を行うことで、さらに多くの創業の実現を目指しています。
大崎市創業支援制度はこちら

おおさきコワーキングスペースalata

おおさきコワーキングスペースalataは、 固定席・自由席の2種類、その他レンタルルームとして、セミナールームとミーティングルーム、フリースペースがあります。また電化製品や、事務消耗品、ドリンク類など設備も充実しています。

おおさきチャレンジ創業応援補助金

おおさきチャレンジ創業応援補助金は大崎市が提供しているスタートアップが活用しやすい補助金は以下のようなものがあります。

注目のスタートアップ起業

宮城県で今注目のスタートアップを紹介します。

東北大学発 研究開発型ベンチャー企業「株式会社TESS」

手術やお薬に頼ることの無い、neuromodulation(神経調節)技術を世界に向けて発進。諦めない人のためのペダル付き車いす「COGY」を開発。歩行が難しい方でも片方の足が動けば、両足でペダルをこげる可能性があるという。もう一度動ける可能性を。そんな希望を持てる車椅子です。

(編集:創業手帳編集部)

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
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