古本屋の開業手帳

  • 業界の動向について
    現在全国古書籍商業協同組合連合会に加盟している古書店は、全国で3000店以上になっています。
    最近は本に対してのリサイクル意識が消費者の間で高まっています。
    また古本は安い価格で入手できることもあり利用する人も増えています。
    現在は大手チェーン店化やインターネットを介して利用されることもあり、オンライン店舗の人気も高くなっています。
  • 開業について
    自己資金はあまり必要ありませんので、開業は比較的容易にできます。
    開業の前には商品知識や特色を付けるために、専門分野を用意する必要があります。

1.開業する際に必要となる手続きについて

古本店の開業については、古物商の許可が必要になります。

<許可申請先と許可>
 ・所轄の都道府県の警察署防犯課、あるいは生活安全課で許可を得てください。
 ・開業が複数県にまたがる際は、各地域の警察署で許可を得てください。
 ・営業所の実地検査を経て許可プレートと古物台帳を警察署に届けた後許可証が交付されます。

<申請に必要な書類>
 ・許可申請書(正副2通)
 ・経歴書
 ・誓約書
 ・住民票の写し
 ・身分証明書
 ・登記事項証明書
 ・手数料
*法人の場合は下記の書類も必要
 ・定款の写し
 ・登記簿謄本

通常の開業手続きですが、個人の場合は税務署に開業申請を、また法人の場合は必要に応じ、健康保険や厚生年金関係は社会保険事務所へ、雇用保険関係はハローワークへ、また労災保険関係は労働基準監督署、そして税金関連は所轄の税務署、または税務事務所に申請してください。

2.開業する際の注意点、準備について

1)商品販売について

販売については店頭販売、古本市、またカタログなどによる通信販売の形態があります。
古本屋のチェーン店での販売価格については5割が基準になっており、売れ行きのよくない商品は値下げなどをして売り切る工夫も必要です。

2)商品の仕入について

仕入の方法については店頭仕入、古本市、また宅買いなどがあります。
店頭での仕入については、その多くは引越しなどによる不要品が多く、古本市においては業者間での仕入取引が主になります。
また宅買いについては、蔵書家が処分するパターンが多くなっています。
そのため売れ筋商品を把握して、適切価格で仕入れてください。
最近の売上高総利益率は50~60%程度になっています。また販売と仕入については現金決済が基本になっています。

3)店舗イメージ

今までの古いイメージを払拭して明るくモダン的な、さらにコンビニエンスストアのように入りやすいお店が好まれます。

3.必要資金例

準備中

4.ビジネスプラン策定例

準備中

5.入っておくべき保険

準備中

6.必要になる契約書

準備中

小売店に関するお店ごとの開業手帳