資金調達手帳 2020年2月11日

「国際林業協力事業」補助金

林野庁は「国際林業協力事業」について発表しました。

事業概要
(ア)途上国森林再生技術普及事業
(1)森林再生に有効な技術の調査・分析及び途上国での普及
開発放棄地等を対象とする既存の森林再生技術について、国内外の文献調査等を通じて整理・分析します。このうち必要なものについて、途上国における実証試験を実施します。また、有効な技術を民間企業等から公募し、その適用可能性について分析するとともに、提案企業等が実施する実証試験を支援します。さらに、途上国において適用が特に期待される技術について、説明会の開催等により当該途上国の政府機関及び研究機関等へ普及します。その上で、森林再生技術の適用条件やコスト等を整理した森林回復・造林技術に関するデータベースを構築します。
(2)国内向け技術普及ワークショップの開催
我が国の民間企業、団体、援助機関等への技術の普及を目的としたワークショップを国内において開催します。

(イ)途上国森林ナレッジ活用促進事業
(1)森林の有用資源情報の分析・調査企画
途上国の森林資源に依存して生活する住民が資源の持続的・効率的活用を目指す際の課題を把握します。また、そうした課題の解決に貢献しうる、我が国が持つナレッジ（知見・技術）を調査します。
(2)途上国でのナレッジ活用の実証調査
(1)で把握した課題のうち、我が国のナレッジを活用することにより解決の可能性が高い課題を選定し、途上国現地でのナレッジの提供や適用の実証調査を行います。調査結果はその効果や課題、展開方針等を今後に活かせるように取りまとめます。
(3)事業成果の情報発信
(1)、(2)の情報や報告を整理の上、森林保全・資源利活用に取り組む国内外の事業者・関係者に情報を提供するデータベースを構築します。また、(1)及び(2)を通じて得た成果の各種媒体による情報発信及び成果普及ワークショップ等を実施します。