『顧問名鑑』って何?有能な顧問を紹介してくれるサービスに注目

創業手帳

自社に知見を持つ人がいない!販路をもっと拡大したい!『顧問名鑑』はそんな悩みに応えるためのサービス


中堅企業やベンチャー企業にとって売上の創出、需要の吸い上げは容易ではありません。どの企業であっても売上や利益を上げるための試みを幾度も試しているはずです。

しかし、どの企業も利益を出すことを目指して経営しているため、差をつけるのは困難かもしれません。
自社が他社と比較して一歩抜きんでるためには、外部の力を借りることも検討するのが良いです。

『顧問名鑑』は、知見やノウハウを持った重役OBを紹介してくれるサービス。顧問が持つコネクションや販路は直接売上向上に貢献します。
また、教育やマーケティングの知識を自社に取り入れると、新しいビジネスチャンスにつながる可能性もあります。

顧問名鑑では、顧問に期待する人脈から探せて、顧問に期待する知見・ノウハウからの検索も可能です。
顧問名鑑の登録や検索は無料なので、まずは顧問名鑑の公式ホームページから登録してみましょう。

※この記事を書いている「創業手帳」ではさらに充実した情報を分厚い「創業手帳・印刷版」でも解説しています。無料でもらえるので取り寄せしてみてください

『顧問名鑑』って何?


多くの企業が人材の確保に悩みを持っているのではないでしょうか。
特に、成長段階にある企業にとっては、経理経験や上場経験がある人材や海外進出の経験、人脈を持つ人材のようにニーズに合わせた人材を喉から手が出るほど欲しています。

そこで注目を集めているサービスが、『顧問名鑑』です。顧問名鑑と何か、どのようなサービスが受けられるのかを紹介します。

顧問名鑑とは

顧問名鑑とは、経営顧問のマッチングサービスのことです。

顧問名鑑に登録しているのは、上場企業の中核を担った経験を持つ21,000名以上の取締役・部長経験者です。

知見と人脈、ノウハウに長けた人材を顧問に活用すると、自社課題の解決や新規事業のサポートを受けられます。
自社と、派遣された顧問、顧問名鑑担当者の三位一体の体制で、売上や利益の拡大に向けたプロジェクトを推進していきます。

顧問名鑑は、2009年のサービス開始以降、7,000社以上の中堅・新興企業を支援してきました。
累計契約数は、2020年9月までで16,838件にのぼります。企業と顧問、専門担当者が一丸となって、利益向上を目指すシステムが注目されています。

顧問名鑑の特徴とは

一般的な人材派遣会社は探せばたくさんあります。
顧問名鑑が他の人材紹介会社と比べてどの点に違いがあるのか、顧問名鑑のほかにはない特徴や独自のサービスについてまとめました。

人脈を指定して依頼できる

顧問名鑑に登録しているのは、様々な企業の取締役や部長以上の経験がある人材です。それぞれが重役を務めてきただけあって、専門知識や幅広い人脈を持っています。

しかし、依頼する企業とのニーズがマッチングしなければ、意味がありません。そこで顧問名鑑ではスキルや人脈を細かく指定して顧問を選べます。

例えば、参入する業界やターゲット層がはっきりしている場合、そのニーズに合致した顧問を選択可能です。
財務や資金調達に強い人材が欲しい場合は、銀行関係者だけでも三菱UFJや三井住友といった大手を含めて30社以上の銀行から顧問を選択できます。
また、老舗企業やベンチャー企業の人脈が欲しい企業もあるかもしれません。

自社が求めているソリューションを的確に見極めた上で、自社の希望にマッチする人材を顧問名鑑が提供してくれるため、効率的に改善できるでしょう。

実績を指定して依頼できる

顧問名鑑で指定できる条件は人脈やスキルにとどまりません。顧問が持つ実績から自社のニーズに合った顧問を選択できます。

例えば、ハイテク機器や新開発の商品に際して、経験や実績がある顧問を探すという方法も可能です。
それ以外にも、宣伝やマーケティングのように顧問がどの分野で活躍したのか、どんな実績があるのかによっても顧問を指定できます。
自社に欲しい実績に合わせて、様々な実績を指定してから顧問を選べます。

幅広い業界・業種の顧問が在籍

顧問名鑑に登録しているOB達は、幅広い業界の出身者です。
金融業界なら地方銀行やメガバンクの重役、証券会社の代表取締役社長や大手生命保険の理事兼海外法人社長などが在籍しています。

また、自動車メーカーではホンダやトヨタの重役が在籍、大手医薬品業界や商社の重役も在籍しています。
IT、通信関連もNTTドコモやソフトバンク、野村総合研究所などそうそうたる顔ぶれです。

どのような会社の顧問が在籍しているかは、顧問名鑑のホームページでも確認できます。
気になる顧問が見つかった場合は、代表的な経歴を確認してから詳細情報を取得できるでしょう。

超大手や有名企業出身者の知識や経験は貴重なものとなります。顧問名鑑なら自社にとって必要な顧問に最短でたどり着けるかもしれません。

専属担当者がサポート

顧問名鑑では顧問と専門担当者、自社で三位一体となって企業の成長を目指せます。
人材派遣会社の中には、人材を紹介した後は人材と企業に任せてしまうケースがあるようです。しかし、これではお互いのニーズにミスマッチがあった場合に対応できません。

顧問名鑑では、専門担当者が優先課題を企業からヒアリングするところからスタートします。
その後、21,000名以上の取締役・部長経験者から企業のニーズに合う人材を探して面談日を設定します。

企業と顧問の両方が契約に問題がなければ、契約の締結です。
顧問がどのような事業に取り組むのか、どのような条件で働くのかをキックオフミーティングで擦り合わせます。

顧問名鑑の担当者は、契約が締結されてからも適宜フォローアップを実施します。
顧問が活動をスタートしてから、プロジェクトが想定通りに進んでいるかどうか、ミスマッチはないかフォロー、ヒアリングを実施して課題対策を実行。
必要に応じて、フォローアップや軌道修正を行います。

自社と顧問の両方にヒアリングし、お互いのニーズや希望を合わせていけるでしょう。

顧問名鑑は単なる人材派遣にとどまりません。三位一体で力を合わせて課題やプロジェクト成功を推進するサービスと言えます。

顧問名鑑の料金プラン


顧問名鑑は、自社に欲しい実績や人脈から顧問を選べるサービスです。
課題解決に合わせて顧問を探せる顧問名鑑ですが、料金が気になる人もいるのではないでしょうか。
顧問名鑑の料金プランについてまとめました。

登録~面談までは全て無料

多数の人材や顧問の情報を調べられる顧問名鑑は、無料で登録できます。さらに、顧問候補の検索も費用が発生しません。

顧問名鑑で料金が発生するのは、実際に顧問と契約する段階で、顧問を検索した後での面談も無料です。
ただし、顧問との面談は原則1回。面談をしてから後日改めて顧問からの感想や意見を聞いて、お互いの意見を擦り合わせます。
双方の合意が得られれば、いよいよ契約を締結に進みます。

顧問名鑑で料金が発生するのは契約を締結してからなので、自社のニーズに合った顧問が在籍しているかどうかも、前もって調べることが可能です。

顧問に期待する知見やノウハウの領域のほか、顧問に期待する人脈を選択できるので求める条件を選んで顧問を探してみてください。

もしも、自社が求める人材や課題解決になりそうな顧問が見つからなかった場合でも、専門担当者に相談できます。
顧問名鑑の専門担当者も様々な企業に関わってきたプロフェッショナルです。
自社が抱えている課題やプロジェクトに対して、新しい切り口のソリューションや顧問の提案も受けられるでしょう。

顧問が決定してから有料

顧問名鑑の料金プランは実際に顧問と契約を締結してから発生します。顧問名鑑の料金は顧問の経歴やノウハウで異なります
また、活動日によっても料金は違うので、面談で話すと良いかもしれません。

顧問名鑑の活用シーン


顧問名鑑は、顧問が持つ知見やノウハウ、人脈に合わせて顧問を選べるサービスです。
自社の課題が明確であれば、顧問の知見や人脈から自社に適した人材を選べるでしょう。具体的にはどのように活用されているのか、顧問名鑑の活用シーンを紹介します。

人脈を生かした新規開拓

顧問名鑑の活用で多いのが、経営全般に関する助言や指導です。
例えば、月2回の役員会に出席し、経営顧問として社長・役員へのアドバイスをして欲しいといった内容で、企業から依頼するケースなどがあります。

人脈を活かした新規取引先の開拓も、多く依頼される内容です。
ベンチャー企業でまだ取引が少ない、新しい事業をスタートしたいが人脈が心もとない場合は、欲しい業界の人脈がある顧問と契約する方法を検討してみてください。

また、メーカーが卸先を探している場合もあります。コネクションがある顧問に小売店や販売店を紹介してもらって、卸先や新規販路先を見つけられるかもしれません。
元重役が顧問になった場合、支店長や役員といった経営に関わる上層部とのコネクションも作れるでしょう。

営業支援は人脈だけではありません。新しいショップや媒体を立ち上げたい場合にも、顧問のノウハウが活用できます。

顧問の中には営業のプロフェッショナルも多数在籍しているので、プレゼンやプロモーションのアドバイスが受けられます。
提案資料の作成や営業戦略の立て方は、長年の経験がいかせるスキル。他業種に参入するときにも役立つかもしれません。

創業したての企業の中には、せっかく起業したものの営業力に悩んで、売上や利益につながらないことがあります。
また、開発した商品が高品質なのに、どのように売り出せば魅力が伝わるのかと悩むこともあるでしょう。

顧問名鑑の活用で、営業力に弱みがある企業がダイレクトに自社の弱みをカバーすることが期待できます。

海外展開領域

企業にとっては海外進出は大きな転機です。海外進出で商品やサービスの販路を拡大したり、生産拠点を海外に移したりする目的です。

販路を拡大して頭打ちの国内市場から世界の市場をターゲットにしたり、生産コストを下げて利益を拡大したりと企業ごとに海外に進出する目的は違うでしょう。

しかし、海外進出でより大きな市場で戦える一方、リスクやコストも考えなければいけません。
国によって商慣習やビジネススタイル、労働市場が違うため、海外進出の第一歩はその国の事情に通じた人材の確保です。

進出先でビジネスパートナーを探す方法もありますが、短期間で信用できる人材を探したり、海外進出のために拠点を作ったりと手間と時間がかかります。
言語だけでなく、文化や商慣習の違いでもトラブルが発生するかもしれません。

海外進出先でのミーティングや商談は相手の国の商慣習に合わせる場合が多く、その国でのビジネス経験がある人材が必要です。

顧問名鑑を使えば、海外の商慣習や法令に通じた人材や海外でプロモーションに携わった人材も探せます。
海外で仕事をした経験から現地でのネットワークを持つ人材がいれば、海外で立ちふさがる問題もクリアしやすいでしょう。

海外進出は情報収集やマーケティングを行って、自社の商品やサービスが進出国の法規制や規格にフィットしているかどうかを調べます。
すでに国内で認知されて利益を上げている商品やサービスでも、海外で受け入れられるかどうかはわかりません。

そもそも、自国で培った方法論が海外では通用しないケースも多いので、進出国に詳しいアドバイザーの力を借りるのは有効な手段のひとつです。

マーケティング・商品企画領域

顧問の活用は、新しい商品の企画やマーケティング分野でも有効です。
今までとは違うターゲット層に商品やサービスを提供する場合、プロモーションや売り出し方は全く異なるでしょう。

例えば、従来とは異なるターゲットへ商品を販売するために、製品の開発や販路の拡大を実施する場合、これも顧問に依頼できる内容です。
新しい販路にチャレンジする場合も、顧問の経験が活用できます。

オンラインショッピングに多くの企業が参入している現在。
オンラインショップが増えたからこそ、自社のショップが埋もれてターゲットに届かない、見てもらえないケースも想定されます。

このような場合には、webプロモーションに関して深い知見を持っている、またはインターネット通販事業主とのコネクションがある顧問に依頼するのも良いかもしれません。

企業によっては自社の技術で特許を取得したものの、売上や利益につながっていないケースもあります。
そのような場合は、販売の伸びが思わしくない商品の販売戦略・マーケティング戦略の見直しを依頼できます。

自社の強みや技術力、ノウハウを活用して異業種に参入する企業は少なくありません。
しかし、ノウハウやコネクションが蓄積されていないため、利益が上がる前に撤退してしまう場合もあります。

顧問名鑑を活用すれば、異業種に参入した企業もコネクションやノウハウを事業に活用できるかもしれません。

まとめ

顧問名鑑は、自社に欲しい人材、ノウハウやコネクションを絞って検索できるサービスです。
顧問名鑑では、顧問を契約すると料金が発生します。ただし、発生する料金は一定ではありません。
人脈や知見に優れた顧問だと、想定していた料金よりも高い場合もあります。人気があって、希望の活動日では契約できないケースもあるかもしれません。

顧問名鑑では、相談や顧問の検索は無料で、顧問名鑑担当者とのヒアリングも受けられます。
まずは、どのような顧問が必要なのか、自社にとって必要なソリューションがどういったものなのかを相談してみてください。

創業手帳(冊子版)は、人財採用や事業計画など起業前後に必要な情報を掲載しています。起業間もない時期のサポートにぜひお役立てください。
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(編集:創業手帳編集部)

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