開業手帳2015年10月19日
携帯販売業の開業手帳
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今や携帯電話の保有率は、国民の3人に2人という高い割合となっています。
そのため、個人の間における携帯電話市場は既に飽和状態の域に達してきています。
そういう状況の中携帯電話ショップでは店舗数を増加している所もあれば、吸収合併などで閉鎖する所も出てくるなど、淘汰の波が訪れています。料金プランの多様化やMNP制度などを背景にして、販売員の仕事内容も複雑化してきています。
そのため人手不足の店も多くなっており、各キャリアとも販売強化を行うために店舗窓口の増加などの対策を講じています。価格競争についは、インターネット関連ではSIMカードのない白ロムが安い料金で出回り、店舗の吸引力も低下傾向にあります。このような状況下の携帯販売ショップでは白ロムの取り扱い、さらに法人用の営業活動に重点を置き売上げ確保を狙ってきています。
携帯電話ショップ業界は全体的に、「マーケット飽和感」「価格訴求力の減」などといった厳しい状態に陥っています。
この記事の目次
1.開業する際に必要となる手続きについて
開業の際は、最初に携帯電話の仕入れ先を確保しておいてください。
自分で仕入先を確保するのか、各携帯電話会社の代理店として仕事をするのか、また各携帯電話ショップのFCに加盟するのかその方法を明確にしておく必要があります。
これらの方法では上位の代理店になるほど販売手数料も高くなることから、販売ポジションをしっかりと決めておくことが大切です。
どちらにしても、仕入れ先の確保とても大切になってきます。
携帯電話ショップを開業するために、特に必要となる許認可はありません。
しかし各携帯電話会社では販売員資格制度を設けていることから、販売員は資格を取得をしておいてください。
通常の開業手続きですが、個人の場合は税務署に開業申請を、また法人の場合は必要に応じ、健康保険や厚生年金関係は社会保険事務所へ、雇用保険関係はハローワークへ、また労災保険関係は労働基準監督署、そして税金関連は所轄の税務署、または税務事務所に申請してください。
2.開業する際の注意点、準備について
1)競争力について
(1)立地
最近は端末の値下げも難しくなっていることから、価格による差別化は厳しくなっています。
そのため正規ショップでの開業でない限り、立地はとても重要になります。
(2)仕入れルートについて
代理店になる場合は実際の販売ポジションによって販売手数料も違ってきますので、開業の際は仕入れ先の選択がとても重要になります。
さらに各携帯電話会社の電話を取り扱う場合も価格と品揃えが差別化要因になりますので、仕入れ先の保有状態を把握しておいてください。
(3)接客について
販売員の接客力というのは売上げに直結します。
その中で低価格販売での差別化が厳しくなっていますので、接客力によって差別化を図ることが大切です。
そして現在は料金体系も多様化してきていますので、顧客満足度を下げないためにも手続き時間を短縮するよう努力してください。
2)商品の仕入れについて
(1)独自開業の場合
独自開業の場合は近辺の代理店と交渉したり、現金問屋といった仕入先の確保が大切です。
独自で仕入れ先を探す場合、仕入れ先の在庫状況にも注意してください。
安定供給が重要になります。
さらに仕入れ先が偏ると商品構成のバランスも崩れることがあります。
そのため、人気のある機種や新商品の仕入れに時間がかかることもあります。
(2)正規代理店の場合
正規代理店であれば、上位の代理店順に安定的に商品が供給されまい。また正規代理店になると利益確保にも期待が持てます。
しかし代理店契約は現在飽和状態のため、新規の代理店を探すのは困難を極めます。
3.必要資金例
準備中
4.ビジネスプラン策定例
準備中
5.入っておくべき保険
準備中
6.必要になる契約書
準備中