学生でも起業できる!成功のポイント、やり方などを紹介

創業手帳

学生起業は恵まれた環境を活用できるビジネスチャンス


学生起業は時間や体力にゆとりがある学生の間に、ビジネスに集中して取り組める絶好の機会です。
起業を決意したら、どのようにアイデアを実現するか具体的に考えてみてください。

学生である強みや周囲の環境を活用して自分の成長やビジネスでの成功につなげるため、学生起業でおすすめの業種や起業する時のポイントをまとめました。

創業手帳は学生で起業を検討される方についても是非お読み頂きたいガイドブックとなっています。「なんとなく起業したい」という思いを実現させるために、「どのような事が必要なのか」具体的な事が学べる創業手帳。また、起業は事前の準備で事業の成功率が大きく変わってくるため、創業手帳では「創業カレンダー」をご用意!創業日を起点として前後1年間に必要なことをカレンダー形式で追えるものとなっています。全てが無料で使える創業手帳を是非ご活用ください。


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学生起業を成功させるためのポイント


学生起業には多くのメリットがあるものの、失敗が怖くて二の足を踏む人もいるかもしれません。
学生の起業を成功させるためにはどうすればいいのか、ポイントをまとめました。

小さくスタートして成長させる

起業と聞くと多くの人や資金が動くようなものをイメージするかもしれません。しかし、リスクを大きくしないためにもスモールスタートをおすすめします。

小規模からスタートすることで、リスクやコストを最低限にできるだけでなく、軌道修正がしやすくなります
ビジネスは、スタートしてから想定外のトラブルや市場ニーズの読み間違えに気が付くケースが珍しくありません。

小規模であればすぐに見直して修正可能です。また、小規模の起業を行うことで、学業と両立させられる点もメリットです。

インターンシップも活用する

起業をしたくても具体的なイメージが掴めていない場合には、インターンシップやビジネスコンテストにチャレンジしてください。
働いている人や起業家と接することは、起業するための良い刺激になります。また、自分の能力がどれだけ通用するかを知るための良い機会です。

ビジネスコンテストは、テーマに沿ったビジネスモデルを参加者が作成して優劣を競うイベントです。
業界に精通したビジネスパーソンや起業家、専門家らに自分のアイデアを見てもらう場です。
ビジネスコンテストで入賞した経歴は、起業や就職活動でも評価されます。

インターンシップやビジネスコンテストは応募期間が決まっています。どういったインターンシップやビジネスコンテストがあるのか調べてみてください。

学生起業の流れを把握しておく

学校は就職活動の方法は教えても、起業の方法は教えないかもしれません。
起業までのステップを把握していなければ、行き当たりばったりとなり時間と労力ばかりがかさみます。
起業に必要なステップを把握して、起業するタイミングや期限を決めておくようにしてください。

以下では、学生が起業するためのステップを紹介します。起業計画を立てる時の参考にしてください。

学生起業のやり方とは


学生による起業は、将来的に大きなプロジェクトに関わった時にも役立ちます。どのような流れで起業するのか紹介します。

①起業のアイデアをまとめる

起業するために必要なのが起業アイデアです。起業アイデアを深堀りして、なぜそれをやるのか、誰のためにやるのか、何のためにやるのかを考えましょう。

起業のアイデアや目的が定まらない時には、既存の事業やサービスについて調べてみてください。
既存のサービスや商品が持つ強みや、それだけでは満たせないニーズが何なのかを明確にすることが起業アイデアにつながります。

②起業の目的を明確に事業計画書を作成する

ビジネスプランがまとまったら、起業アイデアを事業計画書として明確にします。文字にすることによって、課題の発見にも役立ちます。

事業計画書の内容は、事業内容やビジョン、自社の強み、競合調査や資金計画、マーケティングと多方向からの視点が必要です。

事業計画書が必要になるのは、新規事業の提案や資金調達のタイミングです。起業コンテストなどでも事業計画書を提出します。
事業計画書は投資家や起業から出資を募る時にも重要なので、根拠や説得力がある内容のものを作成してください。

③ヒト・モノ・カネの計画を立てる

ビジネスの準備には、「ヒト・モノ・カネ」が欠かせません
「ヒト・モノ・カネ」の「ヒト」は人材、「モノ」は事業のための設備や商品、「カネ」は資金を指す言葉です。

「ヒト」は一緒に起業する相手だけでなく、一時的に仕事を依頼する場合のクラウドソーシングも含みます。
どのようなメンバーや従業員が必要なのか、細かくピックアップしてください。

「カネ」は、学生起業において特に課題となるポイントです。
起業へのハードルは決して高くはありませんが、一時的に持ち出しが発生することがあるかもしれません。
手持ちの資金だけでは不足する場合には、クラウドファンディングやベンチャーキャピタルから資金を募る方法も検討してください。

「モノ」に関しては、パソコンやスマートフォンを使って商品やサービスを作成可能です。
在庫を抱える仕組みのビジネスはリスクも高くなるため、小規模からスタートすることをおすすめします。

④開業準備をする

起業する準備が整ったら、手続きをして事業をスタートしてください。起業には、個人事業主として開業する方法と会社を設立する方法があります。

個人事業主の場合は、開業してから1カ月以内に開業届を税務署に提出すれば手続きは完了します。
手数料などもかからないため、費用面で余裕がない場合には個人事業主としてスタートする方法がおすすめです。

法人を設立する場合には、定款と登記書類を作成しなければいけません。定款の認証を受けてから法務局に登記申請を行います。

⑤事業をスタートする

経営資源が揃い、手続きが終われば事業をスタートできます。実際に商品やサービスを展開してください。
事業の内容によっては、事前に申請や許可が必要な場合もあります。また、税金などの公的な手続きも忘れずに行いましょう。

学生で起業するメリット


いずれ起業したいが、着手していない人もいるかもしれません。学校を卒業した後に起業するよりも、学生の間に起業することをおすすめします。
ここでは、学生で起業するメリットを紹介します。

自由時間が多い

学生の特権ともいえるのが、自由時間の豊富さです。社会人になってからだと、起業するための時間を確保するのは困難になってしまいます。

ビジネスをゼロから組み立てたり、発信したりするのは大変な労力が必要です。
自分が思うビジョンに向けて時間や体力を全力投球できることは、大きな武器になります。

リスクが少ない

社会人の多くは、自分で生計を立てています。そのような状況で起業に失敗すれば、すぐに生活が困窮してしまいます。

学生の間であれば、失敗したとしても収入や社会的身分をすぐに失うことはないため、リスクを抑えることが可能です。
起業は必ずしも成功するとは限りません。リスクが少ない間に起業しておくことで、失敗しても再度起業したり就職した時に役立つ経験となります。

大学を資源として活用できる

学生が置かれている環境はひとつの資源です。例えば、大学の校舎やパソコン室をミーティングや開発の場として利用できます。

さらに、学生が集まるという学校の特性をビジネスに活用できます。
学校の許可があれば、校内でテストマーケティングしたりアンケートを取ったりと、費用をかけずにユーザーの声の収集が可能です。

同年代にアプローチしやすい

学校は同年代が集まる場所です。起業のアイデアが思いつかない場合には、学生を対象とした商品やサービスを考えてみてください。
学生の立場として、あれば便利なものや、自分が欲しいと思う商品を考えます。

学生向け以外のサービスでも問題ありません。
身の回りに学生が多くいる環境は、同年代のユーザーの声を集めたい時に便利なため、どんどん活用してください。

ビジネスをスタートしてからも学園祭でブース出展したり、学生向けのイベントを開催したりとアプローチの方法はいろいろあります。
また、大学の運営事務局や生協に営業をして自社製品を置いてもらう方法もあります。
大学内でのビジネスを徐々に大きく成長させてください。

産学連携が可能

大学での研究成果を使って立ち上げた産学連携の事業は、全国で話題になっています。大学発のベンチャーは、大学からのサポートを受けられる点もメリットです。
大学によって産学連携の取組みには違いがあります。気になる場合には、大学の運営事務局に問い合わせてみてください。

人生のアドバンテージになる

起業の経験は、難しいことやうまくいかないことの連続です。経営者として数字を向き合ったり、多くの人を巻き込んだりする経験は、なかなか得られない財産です。

学生の間に、起業に向けたスキルアップにぜひチャレンジしてみてください。
ITスキルや教養を身につけたり、ボランティアや留学を経験したり、人生経験が起業のアイデアを生むこともあります。

さらに、起業することで様々な経営者と出会い、人脈を広げられる点もメリットです。
普通の学生生活では得られないようなビジネス経験や人脈は、人生におけるアドバンテージになります
起業後に就職したり、別の事業を立ち上げたとしても、その経験は活用できるでしょう。

学生で起業するデメリット


起業は色とりどりの夢やビジョンに満ちています。しかし、起業にリスクはつきものでありデメリットもあります。

学生は社会経験がないため、ビジネスマナーや初歩的なことで失敗してしまうこともあるかもしれません。
また、ほかの学生が遊んでいたり、学業にいそしんでいたりする中で起業の道を選ぶには勇気がいります。

学生の身分をどのように活用するかによって、メリットにもデメリットにもなります。学業との両立ができるか、資金面で心配はないか慎重に判断してください。

学生が起業しやすいおすすめの業種って?


起業に至る経緯は千差万別です。会社員を経験してから起業する人もいれば、卒業後もしくは在学中に起業する人もいます。
学生で将来的に起業を考えている人は、卒業を待たずに起業する選択肢も検討してください。
以下では学生でも起業しやすい業種についてまとめました。

Web制作

学生起業でおすすめしたいのが、パソコンやスマートフォンだけでビジネスとして成立する仕事です。
Web制作はパソコンやスマートフォンだけで作業できるので、場所や時間にとらわれることなく進められます。
インターネットマーケティングにも関わっていて、IT関連を希望している学生に適しています。

Web制作は、基本的なプログラミングスキルやIT言語の知識があればひとりでも始められる仕事です。
Webサイトやコンテンツ、サービスといった幅広い内容を扱うため、ビジネスの幅が大きく広がる可能性も秘めています。

アプリ開発

アプリ開発は個人でも可能ですが、起業アイデアとして検討することをおすすめします。
アプリ開発は初期にかかるコストが少なく、低リスクでスタートできる点がメリットです。

アプリを開発して収益化するには、有料アプリとして販売するほか、サブスクリプションサービスを立ち上げたり、アプリ内課金を設けたりといろいろな方法があります。
広告を貼って収入を得る方法もあります。

アプリをローンチする達成感や感動は、ほかでは代え難い経験です。自分自身の価値を高めたり、将来のビジョンを固めたりとキャリアパスでも役立ちます。

マッチングビジネス

人と人をつなぐ仕事は、どのような時代も需要があります。
例えば、スキルを売りたい人と買いたい人をつなぐサービスや、家庭教師と学生をマッチングするビジネスを検討してみてください。

具体的には、Web上で人を集めてマッチングできるような仕組みを作ることになります。
需要と供給にうまくマッチするサービスを提案できれば、ビジネスとして大きく成長する可能性があります。
マッチングビジネスによる収益は手数料になるため、ビジネスが軌道に乗れば継続的に収入を得られる点も魅力です。

ネットショップ

販売の仕事は、学生にも挑戦しやすい職種のひとつです。
ショッピングカート機能を備えたネットショップ開設サービスもあるため、販売したい商品やサービスさえ用意できれば、簡単に参入可能です。

ネットショップ開設サービスの中には海外展開できるものもあり、海外進出を目指す人や海外からの反応を知りたい人にも適しています。
まずは少ない商品からスタートして、徐々にビジネスを拡大していくようにしてください。

まとめ

学生起業は、学生としての強みをビジネスでフル活用できます。
校内で協力者や参加者を募りやすいイベント関連や、トレンド感を活かせるファッション関連など、アイデア次第でビジネスの可能性が広がります。

まだ起業のアイデアが思いつかないといった場合には、実際にどのような学生起業モデルや産学連携があるのか調べてみてください。


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(編集:創業手帳編集部)

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