注目のスタートアップ

届けたい情報を必要とする人のもとに届けるための自動化プラットフォーム「Ecomedia」開発の「Scalably」が資金調達

company

2022年3月2日、Scalably株式会社は、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

誰かが発信するエコシステム情報を、届けたい人々に伝え続けるための自動化プラットフォーム「Ecomedia(エコメディア)」を開発しています。

情報を発信したい側は、公式アカウント(ブログ、Telegram、Discord公式アナウンス)から情報発信することで自動的に翻訳され配信されます。これにより世界各国へのPR・IR活動のコストの削減とスピーディな情報発信を実現します。

情報を得たい側は、産業分野や特定企業などを選択することで、特定の情報がニュースメディアのように一斉表示され、自身の言語に翻訳された状態で読むことができます。

一次情報を収集できる国際的なコミュニティの形成だけでなく、個人が情報発信のみで生計を立てていくためのエコシステムの構築も目的としています。

「Ecomedia」のローンチは2022年3月を予定しています。

今回の資金は、人材採用や、プロダクト開発に充当されます。

インターネットには膨大な量の情報が眠っており、企業活動における情報収集では必要不可欠なものとなっています。また、多種多様な人びとをつなぐものでもあり、情報発信の手段としてもなくてはならないものです。

一方で、インターネットのあまりの広大さは、望んだ情報を見つけることが難しいという課題を生んでいます。また得られた情報が信頼できるものであるかどうかも見極める必要があるため、企業や組織では一次ソースにあたることが重要であるという考えが浸透しています。

しかし一次情報は、SNS、公式ホームページ、ブログ、プレスリリースサイトなどに分散しており、情報収集に負荷がかかっています。また、海外発の一次情報にあたる際はさらに負担が大きく、これが効率化・最適化されれば多くの企業・組織が助かることはいうまでもありません。

「Ecomedia」は、企業・組織・個人の様々なチャネルからの情報発信を一元化し自動で翻訳して配信することで、国境を超えた情報発信/収集を効率化することを目的としています。

また、コミュニティで収入を得たり、資産を構築する人を増やすことができるプラットフォームとして成長させることも目指しています。実現されれば既存のネットメディアを完全に代替する可能性もあり、今後の動向に注目が必要です。

信頼できる情報は起業においても武器となります。「冊子版創業手帳」では、起業家・専門家の生の声から情報を精査し、本当に使える起業ノウハウだけを掲載しています。無料で入手できますので、ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ IR PR エコシステム コミュニティ プラットフォーム メディア 情報 情報収集 情報発信 株式会社 翻訳 自動化 自動翻訳 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指す「将来宇宙輸送システム」が3.6億円調達
2024年9月10日、将来宇宙輸送システム株式会社は、総額3億6000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 将来宇宙輸送システムは、宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指しています。 完…
脳卒中リハビリロボットなど医療機器を開発する「東北医工」が資金調達
2022年6月17日、株式会社東北医工は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、「岩手新事業創造ファンド2号」と「もりおかSDGsファンド」です。 東北医工は、関連会社である株式会社ピーア…
医療データプラットフォーム「NEXT Stageシリーズ」などを提供する「TXP Medical」が24.6億円調達
2024年10月23日、TXP Medical株式会社は、総額約24億6000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 TXP Medicalは、急性期病院や自治体向けの医療データプラットフォーム…
「トレタ」が分析サービス「外食データクラウド」の提供をスタート
2019年7月8日、株式会社トレタは、「外食データクラウド」を2019年7月8日から提供スタートすることを発表しました。 「外食データクラウド」は、飲食店における予約行動や喫食行動のデータ分析を効率的…
地域の専門家プラットフォーム運営の「ミツモア」が5億円調達
2019年6月27日、株式会社ミツモアは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 地域の事業者と依頼者を結ぶオンライン・プラットフォーム「ミツモア」を運営しています。 カメラマン・士業・ク…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集