スポーツビジネスで世界一に!「藤枝MYFC」が見せる本気の創業を取材!

創業手帳
※このインタビュー内容は2016年09月に行われた取材時点のものです。

プロスポーツクラブ事業にスクール運営事業…「やりたいことを実現する!」その方法は


MYFC

(2016/09/26更新)

小山淳(こやま じゅん)
プロフィール1976年生まれ、 藤枝市出身。
藤枝東高-早稲田大学中退。
小・中・高で全国優勝をし、アンダー世代の代表に選出も、早大進学後に左足首を負傷。選手生命を絶たれ、次なる道を探るため、世界33カ国に放浪。
帰国後、IT業界へ転身、2002年に(株)Jプレイヤーズを創業。
2009年7月に(株)藤枝MYFC(マイエフシー)を創業。
「藤枝MYFC」 
静岡県志太榛原地域(4市2町)の行政、株主・スポンサー500社以上がバックアップ。
クラブは5年でJリーグへ、スクールは6年で現在約5000名の生徒が通学中。

思いをカタチに・・・ITからの方向転換

Q 起業の経緯は?

25歳の時にIT企業を立ち上げた(現在15期目)のですが、7年位経った時に、「ITでは世界一になれない、スポーツビジネスの領域なら世界一になれる!?」「スポーツを通じて世界中に笑顔の花を咲かせたい」と本気で思い、別途今から7年前に現在の株式会社藤枝MYFCを立ち上げました。

Q 事業内容を教えてください

主にはプロスポーツクラブ事業とスクール事業です。
プロスポーツクラブ事業はまずはサッカークラブを7部リーグから始めて5年でJ3入りし、現在J3で3シーズン目です。3年前から女子トップチームも始めました。
スクール事業は現在約5000名の生徒さんが通学中です。
あくまでもこの2つはベースで、今後これらが連動するもの、そこから派生するもの、と様々なスポーツビジネスを展開できると考えています。

Q 創業時に苦労した点は何ですか?

クラブとスクールと両方勝負を掛けていきましたので資金調達とマネジメントが大変でした。(今もですが・・)
7年一緒にやっている経営パートナーとの良い出会いがあってクラブとスクールと分担して会社を作ってきたのが乗り越えてきている理由だと思います。
また多くの支援者の方々のお蔭です。

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MYFCの活動力。支援を受けるコツとは

Q どのようにして仲間、資金を集めたのですか?

クラブは徐々に人を採用していきました。最近は新卒の採用に力を入れています。
資金調達はJまで5億円は掛かると想定し、これまで7年間で社として7000社以上にアポをしっかり取って訪問。3億円の資本金が集まりました。
スクールは最初から新卒採用を重視し、現在数千名のエントリーが毎年ある中20名程度を採用し、現在社員数が100名近くになっています。

Q 株主や地元の支援が大きいですね。コツはなんでしょう?

株主は約400社、スポンサーは130社と0から始めたのにとても多くの方々に賛同頂いています。本当に有難い事です。
クラブ事業での資金調達でのコツは「サッカーを好きな人をターゲットにしなかった。」というのが良かったと思います。サッカー好きな人は既にジュビロやエスパルスを支援していましたから。
理念、ビジョンを明確に定め、それをもとに行動規範も伴うよう活動してきたことが信頼を徐々に得れるようになっていったかと思います。
勿論私は当たり前の事、スタッフたちの猛烈な活動量の賜物である事は言うまでもありません。

若者の活躍をパワーに!世界規模で進み続けるスポーツ産業

Q この事業の難しい点、面白さを教えてください。

まずスポーツ産業が大きく伸びています。
世界的に見てもアジアのスポーツ(特にサッカー)への投資は莫大です。
時代の追い風をとても感じます。
先日もJリーグが英国ダゾーンと10年2100億円の史上初の長期大型の放映権契約を結ぶ事ができました。
産業としても大転換期にきています。
新卒の応募が数千名など若者は時代の風を敏感に読み取る力がありますね。
あらゆる部分で「面白い!」と断言できます。
難しさは物事全て難しいと言えば難しいので大枠では特に無いかと思います。もちろん細かくは沢山ありますが、全て解決できる問題です。

Q うちの会社のここが強い!というのはありますか?

ようやく強くなりそうな素地ができてきている、と言った感じでしょうか。
新卒で東大卒やハーバード卒など経歴(主義では全くありませんが)も変わった者たちが入ってきている事。
まだかなりイマイチですが、ほぼ0からJクラブを作ってきたので、そのノウハウが社内にある事。
スクールはJクラブの中でも生徒数はNO1です。
グループ社員総計が120名程ですが、殆どが20代前半から中頃の若者が大活躍している会社というのも強みだと思います。

MYFC

Q 一番嬉しかったこと、感動したことは?

一番と言うのは特にないですが、まだ少ないながら毎試合観客の方が一喜一憂している姿は感動しています。
(私は毎日は見れませんが)社内では毎日の事ですが、スクールやアカデミーの子たちの笑顔は毎日の感動です。

Q 何か伝えたい事はありますか?

2017年シーズンから見える部分でのクラブ藤枝MYFCを変革させていく予定です。
是非とも着目頂けましたら大変嬉しいです。

Q 今後のビジョンや展望を教えてください。

ある程度スケジュール目標はありますが、早期にクラブはJ2へ、スクールは上場へ。
世界一のスポーツ企業となり、理念である「咲かせようスマイル つなげようスポーツで」の実現へ向けて邁進していきます。

Q 起業家に対してメッセージをお願いします。

どこかで出会えたら色々と教えて頂けましたら大変嬉しいです。


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藤枝MYFCの最新情報は、こちらのHPでチェックしてくださいね!

(取材協力:藤枝MYFC)
(編集:創業手帳編集部)

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