開業手帳2015年8月31日
ペット葬祭業の開業手帳
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- 核家族化や高齢化社会の裏でペットを飼育する人も多くなっており、それに比例してペット産業も脚光を浴びてきています。ペットも家族の一員であるというように飼い主の意識も変わっています。
このような飼い主のニーズに応えるペット葬祭ビジネスの人気も高くなってきています。
- 飼い主がペットを家族とみなすようになったことで、ペット産業は今後注目される業種になってきています。
- 専門業者以外にも、寺院、ペット霊園、さらには廃棄物処理業などから参入する者も多くなってきています。その為、サービス内容や施設設備の面で差別化を図っていくことが今後の課題です。
- 核家族化や高齢化社会の裏でペットを飼育する人も多くなっており、それに比例してペット産業も脚光を浴びてきています。ペットも家族の一員であるというように飼い主の意識も変わっています。
この記事の目次
1.開業に必要な手続き
都市計画法により施設建設が可能となれば、許認可は特に必要ありません。
ペットの遺体
ペットの遺体は廃棄物処理法の規定では一般廃棄物になります。これら廃棄物の焼却処理には、廃棄物処理許可が求められます。しかし、下記の通り、特例もあります。
・焼却量が1日5トン未満であれば、廃棄物処理届出のみで良い
・ボイラー免許なども必要ない
火葬設備など
ペット火葬で必要となる設備は5トン未満も可能で、火葬場を併設しているペット霊園からの参入も容易になっています。
更に飼い主がペットの遺体を廃棄物処理として望まない場合廃棄物扱いにならず、廃棄物処理業許可も不要になります。都市計画法の規定により、施設建設の確認を取る事により特に許認可は必要としません。
2.開業にあたっての留意点・準備
事業設計
ペット葬祭業者のサービスは、ペットの遺体を飼い主より預かり火葬や葬儀を行うことです。その為、開業時に、具体的なサービス内容を明確に提示する必要があります。
ペットの遺体引き取りについては、ペットの遺体は飼い主より持ち込まれることもあり、直接飼い主より連絡を受け専用の霊柩車などで引き取りケースもあります。飼い主からの連絡を待つだけでなく、出張引き取りできる体制を整えておくことも大切です。
葬儀
寺院やペット霊園、また廃棄物処理業と兼業する場合、敷地や待合室、更に火葬場の設備がある場合も多いですが、その中には移動可能な火葬車を利用した出張サービスも多くなってきています。利便性も高く、また開業者側も少ない投資で出来るというメリットもあります。
遺骨
ペット葬祭業というのはペットの葬儀や火葬が主業務でありますが、遺骨の取り扱いの対応も必要です。遺骨は飼い主へ返骨することもあります。また、納骨や埋葬などに対応する為に、ペット専用の霊園を持っている業者もあります。このように様々な体制を装備しておくことが大切です。
依頼者に配慮したサービス
飼い主はペットを家族とみなしている為、その点の配慮も大切になります。ペットの遺体を丁寧に取り扱うよう、日頃の教育が重要になります。更に祭壇設置といった儀式面でのサービスも必要です。
通常は依頼者がペットの骨をきちんと拾えるように、一体ごとに火葬する立会火葬が基本ですが、小動物の場合は年に1度合同供養祭を開催するところもあります。
広告活動
ペット火葬の人気も高くなってきています。その為、ペット葬祭業そのものの認知度を高める必要があり、広告や宣伝活動が重要になってきます。
通常の広告はペット専門誌や雑誌、また新聞広告、タウン誌などが多くあります。また、周辺地域との連携も必要です。動物病院やペットショップで、顧客を紹介してもらうのも一つの方法です。
3.必要資金例
準備中
4.ビジネスプラン策定例
準備中
5.入っておくべき保険
準備中
6.必要になる契約書
準備中